秋葉原の件

衝撃が強かったのはテレビの映像で、一つはコンビニ防犯カメラに映っていたトラックが猛スピードで店を横切っていくシーンと、もう一つは逮捕された容疑者の数十メートル先で倒れていた方(こちらはYoutube経由で見た)。どんな文章よりもやはり映像によって嫌悪とか怒りとか恐怖の感情がつよく湧いた。

いっぽうで彼の残していた書き込みの中では、友人に連れられてソープへ行ったがもう二度と行きたくない、という意味の言葉。一度行っただけでなにが分かるんだもっと行けよと思った。

恋愛について、一度ぐらいは告白とかしてみたのだろうか。ひどい振られ方をするかもしれないけれども、ひどくない振り方をする人もたくさんいるので、そしてそれはそれで初めてであれば結構感動ものだったりする可能性もなきにしもあらずというか。だから、自嘲的になるのかもしれないが、滑稽であってもなお、一度や二度でなく、何度か滑稽な失恋玉砕を経験していたらなにか違ったのではないかという気がしている。人に迷惑をかけずに生きていくことはできないし、迷惑のかけ方としては、そのほうがよかった。

一方で被害者の方々は運が悪いとしかいいようがないので、どちらかというと本当に救いがないのはこちらであって、それ以上考えたくもないというのが本音になってしまう。

今日秋葉原に行ったら、ソフマップの横、マックの前にペットボトルと、記帳用の小さなホワイトボードが置かれていたが、読みもせずにそのまま駅へ向かった。