『はじめての上流工程をやり抜くための本』の第ニ章

業界動向を調べるのに、業界誌や日経産業新聞が良いだの、日経文庫の業界研究シリーズは必須だとか。組織も調べる必要があり、ライン組織(体面・納期重視型)とスタッフ組織(コスト重視型)があり、定常組織とプロジェクト型組織があり、フォーマルな組織とインフォーマルな組織がある、と。定常的な組織では、経営機能の1つに組織構造の定期的な組み換えがあり、タテ型・ヨコ型をいったりきたりするのだとか。組織図はHPで調べられない場合でも、有価証券報告書やIR見れば一発ですよと。

各企業とも、全社システムの相互関係を含めたインフラのビジョンを持っています。しかし、これはユーザー部門からは聞き出すことができません。さらにユーザー部門の役職者になると、システム部門の意向とは逆行する要望を主張してくることもあります。

ステージ0:老朽化対応
ステージ1:現状維持対応
ステージ2:法規制対応
ステージ3:競合他社対策
ステージ4:新サービスの提供
ステージ5:新ビジネスの立ち上げ

複数の案で予算の上限と下限を探る
経営理念の確認
質問と種明かし。質問をして、わかりましたはいけない。なぜ質問したのか、種明かしをしないと、気持ちが悪い。
〜アンケートの弊害
我々の効率と相手の効率

業務の効率化を目指したシステム開発はもうない。仕事を軽減しても人を減らせなければ意味がない。

システム三図面→組織・データ・プロセス

1.運用センターファシリティ(人材、接続変更対応、費用)
2.ネットワーク基盤(セキュリティポリシィ・拡張性)
3.ハードウエア基盤(サーバとストレージ/サーバーの増えすぎ現象〜ミドルウェアライセンス料がバカにならない)
4.基盤ミドルウェア/基盤アプリケーション

回転部分がなくなると、熱発生量を極端に減らすことができる。→寿命延長POS

5段階のサイジング

投資と回収のサイクル。システム開発が短納期化したといっても、実装工程の話でしかない。
予備費はある。
「秋から冬」
Q2.そんなことをしたら仕事が減るのでは?→「できれば欲しい」ものも、予算内であれば実現したいものであることに変わりはないのです。

3タイプの見積もり技法
トップダウン型〜類推法、デルファイ法、簡易FP法:試算見積もり
・係数モデル型〜FP法、COCOMO81、COCOMO?:概算見積もり
ボトムアップ法〜WBS法、標準タスク法:実施見積もり

規模見積もり〜工数見積もり〜期間見積もり〜原価見積もり〜売価見積もり

虎の威を借りる≠張子の虎の威を借りる

問題とは、理想と現実のGAP/課題とは、目標に至る為になすべきこと
SIerの既存顧客重視戦略、得意領域のヨコ展開戦略
自分や自分の率いるチームのブランド化

要件定義とは、システム化企画で設定した論理的な機能を「誰が実行するのか」と「いつ実行するのか」の2つの観点を加えて一段階具体化し、実際に実行する業務の作業負荷の分散と、システムの柔軟性の両面を保証するための設計を行う。

基本設計が終わったら、経営の観点に立ち戻って、「作るものと作らないもの」をはっきりさせるレビューを

はじめての上流工程をやり抜くための本~システム化企画から要件定義、基本設計まで (エンジニア道場)

はじめての上流工程をやり抜くための本~システム化企画から要件定義、基本設計まで (エンジニア道場)