下の続き
懇親会が苦手な人は、別に謙虚だとか引っ込み思案だとか、そういう理由からではありません。実は、知らない人が"人間"だと思えていないだけなのです。それがわかって、ぼくは自分が「なんてひどいやつだったんだろう……」と反省するとともに、
いや、むしろ自分が"人間"ではないのに、人間扱いされることが恐い、なんちて。
「誇りとゆとりを持った人で満ち溢れている精神的に豊かな社会の実現に貢献する」は、ぼくが独立以来、ずっと自分の名刺の裏に印刷しているミッションです。
最初は、「プロジェクト・マネージメントがうまくいかずに悩んでいる人を支援する」という、もう少し具体的なものでした。それをKさんに見せたら「それが本当に自分のやりたいことですか? それは手段ではありませんか?」と指摘されました。
第一、差別化の最大要因は仕事のやり方にあるのに、それをパッケージに合わせてどうするのでしょう?−−こういうことに、ユーザー企業がきづいてきたということです。