箱根1区、箱根2区

荷物をレンタカーのバンで少しずつ移動。FM放送を聴きながら運転していると心が落ち着く混雑しない第三京浜。ミラーに見える後続車の人。慣れた道。そのまま、海?とか?行くの?行かなかった。バンだし。

一人引越しということ自体がみっともないというか、友達いないわけ?的な感じで、管理人の目を避けて夜とか休日にやっている。照明器具を取り付け。明かりがつくと部屋が明るくなった。ここ、住むのかよ、と。でも、すれ違う住人さんは、みんな元気に挨拶してくれるね。逆に。

無心に、素直に書くと、こうして引越しして家賃を下げてプレッシャーを下げることで、どうせ寝たりネットしたりオナニーしたりするだけの場所だし、いいとこ住んでもキャッキャウフフというわけにはいかなかったわけだし、という線で、でも、思ったより、自分、弱かった。弱くなった。弱いと認識した。

レベルはともかく、自分でそれなりにやり方の案をつくって説明して進めていく仕事がそれなりに動き出して3ヶ月とか、みんなそれなりに動いてくれて、多少ずっこけたり、その中から、ああこの人俺よりずっと頭いいじゃん、みたいな人が出てきて、頭が二人になって、一緒に飯食って、分担して、それぞれで進めて、フォローして、されて、非モテっぽくて、実は既婚で、一方飲み会では、彼が人気者で、俺ははしっこで「禅」してて、でも裏で、副業でどんどん稼いでいて、でも彼が人気者で、あ、その質問俺でも答えられるよ、みたいな質問でもみんな彼のほうに聞きに行って、彼に赤ん坊ができて、彼が赤ん坊に会えないとこぼして、彼の奥さんが病気で休んで、彼の奥さんに副業やらせたい、とかそんな話聞いて、そんなころ、飲み会来ないやつは屑、みたいなエントリーが流行ってて、その辺からはてなに入って、ごにょごにょしているうちに、今ココになって、最近は自分でそれなりにやり方の案をつくって、という仕事を進めることができなくなっていて、それはもちろん、仲間と別れて(いずれにせよ、自分が抜けてから解体したので、みんなバラバラなのだが)知らない職場に入って、それでも同じ役割は求められて、でも、これは、純粋に、できなかった、ということだ。できないというか、傍目にも弱い人間なので、パフォーマンスの悪さに対するお叱りの言葉が迂回するので、嫌味にも取れて、あと、普通に10歳とか下でも、成長していない自分としては、負けてるのに、俺のが給与高くて、とかね。いや、相応に動くこともできたかもしれないよ、日常会話であれだけ劣等感感じてなければ、みたいな泣き言のフードかぶって、うつむき気味に、タバコ吸って。一方自宅のスクリーン上では、うるわしいラテン娘が白い布だけまとってシャワーを浴びながら腰をくねらせ踊っていて、カメラ目線でウィンク、これ、同じ人間なんだぜ、とか。それはそれでいいのだが、これ同じ人間なんだぜ、と言い合える仲間は職場にいないのだ、ということが最終的にはつらかった感じ。ベクトルが同じ話はある。夜の地下鉄、浴衣姿のカップルに混じって、なんで俺たちスーツ着てこんな時間まで仕事してんだろな、みたいな愚痴は、でも、お前、休日には彼女いるじゃん、オワリ。ということで。

試みに端的に言うと、自分の非モテというか、非コミュの原因は、ひとこと。言行不一致、なのだが、行うに一致するを言うに適した場所にいないな、という空気を感じていて、ではそんな場所はどこにあるのか、見えていないのに、ココ、違うから、出て行く、を繰り返していて、それはやはり「人間関係」ではなくて「メンヘル」というほうが適切な感じ・・・語義に忠実というよりも、世間評価的に。

言行不一致という言葉を気にしだしたのは最近だが、つまり、休職するわけだ。引越しするにせよ、籍があるありがたみ、とか。あと、逆に、言うに一致するを行うのが前向きというやつだろうけれども、行う、っていうのは、準備して、計画して、やる、ということではなくて、普通に、当たり前に、継続する、ということなので、自分の持久力を分析するには、頭で考えるのではなくて、経験値から推して、ということになり、そうすると、成功体験が不足していることから推して、あ、無理なんだろうな、という←結論、計画と経験値の不一致を許容できなくなっている、それが、年齢、というわけだ。