ありきたり教育論

昔、社長から聞いたのだけど、自分は昔これこれこういう苦労をしてきたので自分の子には同じ苦労をさせたくない、という発想で自分の子供の教育を考える奴は必ず失敗する、という。これは、自分が昔これこれこういう苦労をしてきたのでこういう考え方ができるようになった、という肯定スタンスではじめないと、自分の過去とは異なる道を進む自分の子に対して、なに一つ理解してあげられなくなるし、なに一つアドバイスなんかできなくなるんだよ、という理屈で、はぁ、自分を肯定ですか、難しいな、と思った。

状況によっては、親と同じ道を歩ませるなんてできないケースは五万とあるだろうから、そういう場合のよりどころはなんなんだろうな、と漠然と思う。