Jet Lag メモ1


欧州については、黄色の航空路線で、赤+青の旅行がしたかったのだけど、そしてそれとはべつにアラブについて赤の旅行がしたかったのだけど、そのために4ヶ月とか欲しいし、と思いつつ若さがもうないから厳しすぎるし、と思い、またモロッコアルジェリアの緊張関係がどうのとか、イエメンで韓国人旅行者がどうのとか、その頻度なら、東京のJRホームのほうがよほど危険じゃなかろうかと思いつつも、あきらめて青路線で妥協したこと。旅が信長の野望的なゲームになっているのは、ゲーム化しないと楽しめない人生だからだ。
イタリアを入れたのは、ラテンの人の国に一度も行ってないから。でもミラノでは、あまりラテンを感じなかった。正座して手を出している物乞いが多いのと、花束を持って喫茶店の窓をノックしてまわる花売りが多かった。これはドイツでは見なかった。綺麗な女の人は多かった気がするけど(たとえばスイスやドイツよりも)、でも2月は寒いので、みんな露出しない服装だった。アジアとの違いかな、と思うのは、夏でも冬でも足を露出するのがこっちで、むこうは寒い欧州ではぜんぜん露出しないし、暑いドバイでは露出しすぎだろみたいな感じに見えた。
イタリアのスーパーで、カゴをドンとレジに置いたら怒られた。日本に戻ってきて感動するのはコンビニにしろスーパーにしろレジのおばさんがよく働いていることだ。向こうでは自分でカゴから出して云々、すべてIKEA方式なので、レジのオバさんは基本的に「待ち」状態、品物を置き、また袋に詰め、小銭を出し、諸々を全部こちらがやるのだから、レジの行列は長い。
スイスに入り、円高(自分がユーロを買ったのは神がかり的に今回の円高ピーク時/今回はTCは持たず、クレカとユーロ現金と少量のスイスフランだけ持って出た)だったが、それでも、これは高いと思った。東京が物価世界一とか信じられない。スイスもドイツも死ぬほど高かった。
スイスのスーパーで、二つのレジに例のごとく行列ができていたが、もう一つのレジがオープンしたら、後ろのおねいさん(おばさんじゃなくて、若い綺麗なおねいさん)が、あっち開いたわよ、と、たぶんドイツ語で言いつつ肩を叩いて教えてくれたこと。こういうのは行列割込み上等の中国ロシアはもちろん、日本でもあまりなさげかなと思った。
宿とか駅とか食堂では、スイス・ドイツ・ドバイに関しては100%英語が通じた。イタリアの駅では券売機で切符を買ったりしていたので分からないけど、まぁミラノでは通じる。ドバイで、たとえば13と30の違いを強調して発音してくれるのは主に中国人だった。アラブの人だと、どっちがどっちだが聞き取れなかった。ミュンヘンの大きなドラッグストアでは英語が通じなかった。いずれにせよ、自分も無理に使えない言語を使わない方式で割り切った。第二外国語はドイツ語だったけれど。
そのドラッグストアで買ったマスクを(風邪引いたので)していたのだけど、ヨーロッパでマスクして歩いている人は皆無なのでジロジロ見られる気がしてすぐにやめた。
最新の地球の歩き方に乗っているお店のいくつかはすでに存在しなかった。とくにネットカフェとして紹介されている店は全部つぶれていた。三越デュッセルドルフを残して全部撤退していたぽい。
それなりに日本食レストランは大きな町にあるけど高いのに比べて、中国人のやるファーストフードは早いし安いし、レジがアジア方式(袋に入れてくれるしテイクアウトできるしスプーンや箸までつけてくれる)、そして旨かった。こーいうとき中国人が好きになる。そしてなにより繁盛している。
今回の旅で首都なのはベルリンだけ。そしてベルリンだけ別格にデカかったように思う。人口300万超えてるんだし。
短距離電車の乗り方について、イタリアは自動改札(ショボイけど、まぁ日本方式)、スイスは長距離しか乗ってないので分からない。ドイツは、ミュンヘンとベルリンが買って切符を打刻する方式、ハンブルクとフランクフルトでは打刻機がなく、切符を買って持ってればいいという感じぽい。昔のブダペストプラハではやたらと検札係員が現れたけど、今回の旅では一度も出会わなかった。てことは切符買わなくても乗り放題だったわけだ。見つかると罰金1万円ぐらいかな。
スイスはEU圏外なのだけど、とくにパスポートコントロールはなかった。ハンコをもらったのは、大阪の空路入出国、UAEの空路入出国、イタリア空路入国、ドイツ空路出国のみ。
入国審査について、れいによって、アフリカ系の人がいる列は避けた。すごく時間がかかる。日本人の私は瞬殺でおkのハンコだった。(パスポートを間違えた最初の大阪を除く)ICチップが入ったからなのかな。。。
ヨーロッパでは電車の扉は自動では開かなかった。ドイツでは必ずアナウンスで、左の扉が開きます、という。(右もあるのだろうけど)で、ボタンを押して扉を開ける。そのため、自転車を持ち込んでいる人は開かないほうに立てかけていたりする。ヨーロッパの駅ホームは低いので、というか駅舎そのものがベルリンを除くとみんなショボいので、自転車は持ち込みやすいよなぁと思った。日本の電車みたいに混まないし。
日本からの直行便のあるフランクフルトとミュンヘンは大都市なんだろうと思っていたが、ドイツの都市規模で言うと、ベルリン>>>>ハンブルクミュンヘン>ケルン>>フランクフルト、という感じ。フランクフルトは小さいので、空港がすごく近くて便利。だが、金融都市なので高層ビルは一番多いかも。でも、たぶんヨーロッパで一番デカいのって、モスクワなんだろうな。。。というか、東京と比べたらみんなショボい。
ドイツマルクはドイツ州立銀行で簡単に両替できた。そもそも自分がドイツに行ったことがないのになぜドイツマルクを持っていたのだろう、という件について、そういえば10年前にユーゴを旅する可能性を考えて、ドルよりも通用度の高いドイツマルクを用意していたためだった。200マルクでどうにかするつもりだったんだな。。。貧乏旅行してたもんだ。
夜景が綺麗なのは、、、横浜より綺麗だと思うとこはなかった。
ベルリンとハンブルクとフランクフルトで風俗の店を覗いた。ハンブルクの有名な?レーバーバーンだけど、川崎以下ですよ、と思った。時代性かもしれない。世界的にオモテから見える風俗は消えていく方向なのかなと。実際、ハンブルクで遊びはなしで、部屋には入れてもらった(どうせ筍剥ぎ方式)(ref:http://jyouhouya3.net/2008/10/post_924.html)が、そこはSM器具完備、みたいな部屋で、あわわと思った。昔誰かが書いていたように、この方面では、オモテ通りにまでわんさか女子が出てきて引っ張り合い(どころではない)みたいな世界は、ある時期までの韓国に勝るところはないのだろうかな。あれはすごかった。
ドバイは今年開通予定の高架鉄道がどこまで走るのか分からないけど、車がないと動けないところだった。地図を見てショッピングセンターにたどり着くことはできても、徒歩では入れないのだ。結局タクシーで入り口まで回ってもらった。
世界一ビルを含め、工事そのものはやっていた。そういうところから夕方に市バスで帰ろうとすると、鮨詰めバスになった。鮨詰めなのだが、女性優先が徹底されているため、女性客は基本的に入り口近くの席に座れる。そのあと男子が、という感じ。見た限り市バスに乗っている女性はフィリピン人とか、アジア系ばっか。で、渋滞はすごい。
ドバイでは結局レンタカーを借りた。初めての左ハンドルで苦労するのは、右側通行のことではなくて(ドバイではほとんどが無料高速道路みたいなもんで交通量も多いから孤立して走ることはないので、たいてい前の車についていけば良い)ウィンカーとワイパーが逆、ということ。これには参った。あと地球の歩き方に書いておくべきじゃないかな、と思うのは、意外と日本人はガソリンを英語でなんていうか知らないんじゃないかな。。。自分だけかな。。。いや自分は知っていたけど、相手が言っているのを聞き取るのに時間がかかった。聞き返して、あ、そうか、みたいな。
ドバイでは地理や土地勘が多少ついても、運転はしんどい。ほとんど高速道路方式なので、左に行きたくても右からぐるっと坂を下って左へ、みたいなところが多く、とにかく看板に出ている地名が頼り。地名を覚えないと死ねる。空港のレンタカーオフィスを出て、さて車載カメラをセットするために止まろうと思っていたら、止まれるところがなくそのまま高速で隣町まで行きそうになった。
とりあえずそんなこと。