ロンハー見た。

テレビのHDDが故障していて予約録画がぜんぜん取れない日々が続いていたのだけど、HDDは安くなってるし、買い替えた。それで、録画プログラム自体はテレビの側に記録が残っていたので、自動的に最初に録画再開されたのは、ロンハーの3時間、石田純一スペシャルだった。
 
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企画は、石田純一VS東尾理子のプロポーズ隠し撮り。これを見ていて自分は涙が止まらなくなってしまった。悔し涙ではない、たぶん。
 
これ、土踏まずの人が取り上げるだろうなーと思っていたら、やっぱり取り上げた。
石田純一のガッツポーズ - はてなでテレビの土踏まず
自分の感動の具合がそこに全部書かれていたらそれでいいや、なのだけど、ちょっと足りない気がしたのでなんか書く。
 
 
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放送の前半は、石田純一に密着した5年間の記録。それはそれで石田純一とロンブー敦の一人暮らしのくせに無駄に広い豪邸と自宅露天風呂が見れたりして面白いのだが、それはよいとして、やはり感動させられたのは最後の、プロポーズシーンだ。
私生活を撮られる、しかも理子タソには内緒で、ということに悩む石田と、それでも最高のシチュエーションを演出しますよ、という番組スタッフの交渉。石田的には、目下、バラエティ芸人の人なので、こうして体当たりで人の心を動かす仕事への理解度は、いわゆるほかの俳優のそれとはぜんぜん違うレベルで高い感じ。
 
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プロポーズへのストーリー自体は石田が企画するのだが、そこでプレゼントを、という番組側の企画で「非モテ」芸人の光浦先生が呼ばれる。かくかくしかじかと説明すると素直におめでとうございますと喜ぶ光浦。
 
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しかし石田純一、編み物ヘタ。なんでも器用にこなす敦との好対照が見られる。
 
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当日、舞台はギリシア、ミコノス島へ。
 
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俺だってミコノス行きたいし、アトス山にはもっと行きたい。可能なら自転車で行きたい。
 
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ロンハー隠し撮りにしては珍しく、二人の食事シーンではマイクのセッティングが悪く、またまわりの客がうるさくて音声が取れない。理子タソの人柄も気分もテンションもぜんぜん見えない。数少ない顔の見えるシーンとしての写真撮影は、安物のコンデジだ。EP-1ぐらい買えよ、金持ちのくせに。
 
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ギリシアに住む石田の友人邸にて。不自然なしぐさでどうにかこうにかカメラポイントまで理子タソを誘導する石田。リアリティありすぎ。理子タソのことはぜんぜん知らなかったけど、プロゴルファーだし、東尾修の娘だし、インテリに決まってる。はてなにはほとんどいない、せいぜい一人か二人の、そういうキャラ。あー、メンヘルじゃなくて、インテリとつきあいたい。という気持ちと、結局自分がそれに釣り合わないのでつきあったって(飯食うだけにしたって)俺が不幸になるだけなのにね。と分かっている頭VS心の板ばさみで鬱をこじらす俺。自己調和力が足りなすぎる。
 
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しばしの甘い(不自然な、石田純一であるからセーフかもしれないけどそれでも不自然な)トークのあとで、すでになにかのサプライズ的企画が進行しているのだな(テレビではなく、石田とその友人の企画で)ぐらいには察し始めているが、それならそれで素直に従っときますか・・・こわいけど・・・みたいな感じの理子タソ。に、石田が光浦に習ってつくった手編みのゴルフのカバーを取り出す。すごい下手な。
 
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理子タソの照れ隠しだかなんだか、甘いムードをかき消すような、明瞭な明るい声で、その不自然なもろもろを問い詰める感じ。
 
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石田純一が手編みのカバーwwwありえないwwwでも嬉しいwwwみたいな。
 
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この不自然な時間帯の正体を知りたい理子タソ。
 
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問われて答えがしどろもどろの石田純一。プロポーズというシチュエーションはもちろん、ゴールデンの人気番組で使われることを分かっている石田の緊張が、その返答をさらにごにょごにょにする。嘘つくの下手クソだなぁ・・・と敦。
手編みはこういうふうにやったんだよ、と手つきでごまかす石田。
 
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理子タソも編み物はできるらしい。話を聞いていて、本当に石田純一が編んだのだな、ということが分かると、思わずその手を握り締めてしまう瞬間。
 
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手編みの件では、どの色で編むかを番組内で石田が電話して理子タソに直接好みを聞いている。そのこと話せばいいのに、とやきもきしていたスタッフと敦だが、石田を飛び越えて、理子タソがそのことに気づく。あのときの電話って、このためだったの!? 大好きな色だよ!
 
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ヘタクソだけど、編み物のできそうな理子タソ。「こんなん、やろうと思ってもできないよ!?」
 
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返答がにわとり脳並みになっている石田。
 
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まだ釈然としないながらも、嬉しいのは確かで。
 
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さて、プロポーズ&花火の合図は、ブーケで。
「お花だ!」と喜ぶ理子タソ。
 
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[結婚してください]←ブクマで言ったって無駄なわけで。
 
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急に黙って、瞳を見る理子タソ。
 
沈黙。
 
 
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敦も沈黙。
 
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ヨーロッパ式?の説明をはじめる石田。
 
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皆まで言わなくてもヨーロッパ式?を知ってる理子タソ! ああ! インテリむかつく! けまらわしい!
 
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ブーケは番組が用意したものではなく、石田が用意したものだ。
 
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一本を抜く、ということができないタイプのブーケ。ドジっ子、石田。
 
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理子タソの言葉のセンスに酔いはじめる非コミュの俺。今日、会社サボって見てる人間の屑だ。ああ理子タソ・・・
 
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「返事が遅れているわけじゃないからね」と理子タソ。
 
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理子タソ・・・かわいいよ・・・理子タソ・・・石田はバツ2で、隠し子がいて、嬉しいのだけど、この陶酔に完全に酔ってしまうにはあまりにも理性的な理子タソ・・・その恍惚と不安を打ち消すためのユーモアと、そして覚悟の表明、そのすべてが素敵だ。
 
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まっとうな「(笑)」を久々に見た。
素になってる敦
 
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プロポーズOK。一瞬、キスの間をつくる理子タソだが・・・
 
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石田は、芸人としてのお仕事中でもあり。キスではなく、花火を待つ。
 
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今だ!
 
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これを見せたかったのね!?とばかりに、そのあまりにも近くて大きくて長い花火の連発に爆笑する理子タソ・・・
 
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緊張が解けて、ふっと雰囲気が変わった隙に、ハンディカメラを持った敦が二人のもとへネタバラシに向かう。
 
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石田のサプライズ演出には気づいていたが、まさか日本のTVとは!
 
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あらためて初対面の挨拶をする敦。
思わず正座に直っておじぎする理子タソ。
 
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許可を取ると、敦のハンディカメラから、スタッフの明るいカメラ+照明に切り替わる。思わず顔を隠す理子タソ。に、石田純一のセリフ。
 
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それじゃ、またお二人の時間を、と去ろうとする敦に対しての理子タソ。
 
俺自身は飲み会は嫌いだけど、こういうのを見ていると、飲みたいよね、と思う。これはたぶん、リアルの世界にいる俺と、家でテレビを見ている俺とでは、自分の生存条件の厳しさがぜんぜん違うからなんだよな。。。家の外に出れば生き地獄だし、家に帰れば、人間に戻れる気がするんだ。
 
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お約束の。
 
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理子タソのお辞儀はまっすぐで深い。ありがとうございました。
 
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カメラが止まると、理子タソは石田をプールに突き落としたようだ。
 
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あわててカメラがまわり始めた瞬間、敦も突き落とされる。
 
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翌朝、あらためてインタビューが。
 
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石田さんのどこが好きなんですか? という問いに、「優しいところ」と言いかけて、それを補足する。
女性に対してだけでなく、男性に対しても、モノに対しても、たとえば、ジュースとかに対しても、優しいんです、と。
 
視聴率は低かったぽい。