さようなら、四国(非モテ自転車お遍路さん6)

  1. 700×23cロードバイクで四国八十八霊場・非モテお遍路さん野宿の旅へ - Blue-Periodさんの日記 (横浜 → 4番・大日寺
  2. 巡礼ヒルクライムの洗礼(非モテ自転車お遍路さん2) - Blue-Periodさんの日記 (5番・地蔵寺 → 12番・焼山寺
  3. 倉科カナに会いに行く(非モテ自転車お遍路さん3) - Blue-Periodさんの日記 (13番・大日寺 → 25番・津照寺
  4. いつまでも、あると思うな、親と歩道(非モテ自転車お遍路さん4) - Blue-Periodさんの日記 (26番・金剛頂寺 → 37番・岩本寺
  5. もう2度と会うことはないだろうけど(非モテ自転車お遍路さん5) - Blue-Periodさんの日記 (38番・金剛福寺 → 43番・明石寺
  6. いまココ

Day 12


お遍路の旅12日目。四国入りしてから11日。43番札所まで回りほぼ半分。しかし走行距離・走行負荷からいうと、すでに2/3近くは終えている。
とくに、この日の予定である44・45番の難所を過ぎて松山市街に入ってしまえばもう、終わったも同然・・・いや、そう思いたかっただけなのだが、Google Mapで見れば、44・45番が雲の映りこんだ久万高原地域(平均標高700m超)にあるけれども、これを過ぎてしまえば、残りはほとんど市街地域であることが分かる。
 
20091206t01
卯之町の公園で朝を迎えテントを畳む。卯之町も標高が200m前後ある地域だから少し寒い。しかも風の強い朝で雲行きも怪しい。早くここを降りて、それから真弓峠を越えて、久万高原の札所を終え、松山方面へ、標高の低いところまで出ておきたい。寒いのはもう嫌だ。朝方に路面凍結でつるぺた走行なんて絶対にごめんだ。
 
20091206t02
それどころか、思考はもうお遍路の世界を終了したがっていた。このクソ寒い時期にヒマ人で英語ペラペラ(?)の俺が日本にいる必要などないだろう、せめて沖縄とか、いやむしろ南の国のどこかでグータラしたい。お遍路を強制終了したい。同じように会社を辞めて自転車お遍路に出る旅人と会っても会話が盛り上がるわけでもないし、見たところパーフェクトに近い赤のセルフレームめがねをかけた女の子に偶然2回会ったとしても、それで話しかけられるわけでもない。これから先、また別の人と、たとえば香川のどこかのセルフのうどん屋で、一人きりでうどんを食べている完璧に近い女の子と出会い、彼女が一人でうどん屋を出て鮮やかなグリーンのSOUTHERN PORTのミニベロに乗っかって東へ進む。つかず離れず追っていくと札所につくじゃないか。彼女もお遍路なのか。こんにちは。そんなことが仮に、仮に、あったとしても、それでなにか楽しい展開が期待できるはずもないのだ。
 
20091206t03
人生に3度だけ出会う運命の人というものがあるとして、その出会いに気づいても手も足も出ないことの分かっている人生。今日がその日ですよと目覚まし時計が教えてくれたとしてもきっと、おふとんから出る気にもならない毎朝。たくさんの出会いがあり、地元の人からご接待を受けられるというお遍路。きっと病みつきになりますよというお遍路。さて、そんなものどこにあるんだ? 俺は誰にもなんにももらってないぞ? なんかくれよ? 約束が違う! どうなってるんだ? 店長を出せ! もういい! それよりもまだ、南の島で、他人のリアル・充実・ラブプラスを眺めているほうが、ぜんぜんマシなんじゃなかろうか。
 
20091206t04
お遍路を人に喩えるならば、俺はもう43歳になった。もっと若いうちに楽しいことが一つもなかったのに、どうしてこれからそれを期待できるだろうか? さて44歳・45歳になる前に、お遍路道中最凶最悪のトンネルという鳥坂トンネルが現れる。全長3206m歩道なし。路肩極狭。交通量多し。どうぞ、俺を跳ね飛ばし、轢き殺してください。
 
20091206t05
入り口に反射用タスキを入れたボックスがある。ああ、俺を殺してくれ! といいながらタスキを肩に掛ける。
 
20091206t06
しかし幸か不幸か、それほど交通量はなかった。話のネタにもならん。
 
20091206t07
トンネルを過ぎて長い下り坂を下りると、伊予大洲の町だ。
 
20091206t08
大洲に出てもまだ寒い。雲行きはますます怪しい。
 
20091206t09
やがて内子の白い町並みへ。大型バスに連れられた観光客が大勢いた。お遍路と違って、若い人も大勢いた。自転車でひぃひぃ坂を登る私を見ても誰ひとり道を開けてくれなかった。ベルは鳴らさない主義だし、それなりに整備された自転車は無音。ああ早くどいてくれないかな。。。内子のお話は在家坊先生のほうが詳しい(http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070502/1178274821
 
20091206t10
二つのお寺の看板は常にペアで表示されている。44番が手前に、45番が奥にあるのだが、そのあとでさらに標高の高い三坂峠を越えて松山市街へ抜けることを考慮に入れると、45番へ先に行ったほうがグッと楽になる。自転車お遍路の人はだいたい45番を先に目指す。自分もそれに倣うつもりだ。
 
20091206t11
内子から小田を通過して真弓峠を越え久万高原町へ抜けるルートは、たぶん路線バスが走っていない。電車もないから、自家用車や観光バスツアーじゃない人は、どうするんだろうな。歩くのかな、と思う。お遍路のやり方として、全行程自転車(一部ロープウェイや渡し舟を除く)の自分みたいなのと、全行程歩きの場合の中間に、公共交通機関を使う手もあるかなと思う。その方法だと、歩くべき場所は歩くしかないから、それなりに大変なので面白いかなと思う。
 
20091206t12
しかしまぁ、歩くのって楽しいのかな。
 
20091206t13
自転車と歩きでは見える風景がぜんぜん違うから、まぁ楽しいのかもな。
 
20091206t14
内子から久万高原を経由して松山へ向かう場合、入り口に真弓峠、出口に三坂峠があり、それぞれ標高700m前後。44番と45番のあいだは同じぐらいの高さのアップダウンがダラダラ続くことになる。
 
20091206t15
真弓峠への道は細くなったり太くなったり
 
20091206t16
工事中の箇所もある。
 
20091206t17
真弓トンネルを越えると久万高原。思ったよりつらくなかった。同じ標高でもお寺の参道を登るよりはやはり舗装路は楽だ。
 
20091206t18
けれども高地は寒い。
 
20091206t19
飲みたいのでなく、手を温めたいのだ。
 
20091206t20
道の駅で休憩。
 
20091206t21
さらに進む。手がかじかむ。
 
20091206t22
44番より先に、45番・岩屋寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091206t23
といっても、本堂までは20分ほど歩く。
 
20091206t24
疲れる。
 
20091206t25
岩壁に張り付いたお寺、岩屋寺。これで半分の44個終了。
 
20091206t26
お参りを終えて駐車場に戻ると午後2時過ぎ。急がないと。
 
20091206t28
久万高原の道路は綺麗に舗装されていて交通量が少なく走りやすい。けれどもなにもないから早く抜けなければ、というイメージでいたけれども、よくよく考えると、街中よりもテント泊できそうな場所は多いかもしれない。
 
20091206t27
見えにくいけど、日中のテントはやめてね、という張り紙。暗くなったらまぁ、という感じか。
 
20091206t29
45から北へ進み、ついで西へ戻る感じに進む。
 
20091206t30
44番・大寶寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ! 15:30ぐらい。
 
20091206t31
大寶寺ではなにかの撮影をしているようだ。
もしかして・・・ウェルかめですか?
 
20091206t32
しかし、倉科カナタソ風の人はいないので、興味を失う。
 
20091206t33
ナビ子に次のお寺までの所要時間を尋ねると、車走行でも17:00に間に合わないと出る。
そんなはずはないのだが・・・と思ったが、ナビ子のルートが自転車用の狭い道を無視しているために大幅な大回り計算になっていることに気づかなかった。車で無理なら自転車には絶対無理と判断。大寶寺界隈が思ったより栄えていたので、寒そうではあるが、この辺でビバークすることにする。
 

山の上の寝場所探し

20091206t34
しかし広場は立ち入り禁止。
 
20091206t35
池の上のあずまやは侵入禁止。
 
20091206t36
この公園は心もとない。
 
20091206t37
こんなとこに泊まったら怒られるだろうな。。。
 
20091206t38
バス停は良いポイントだと言われるけど、早寝早起きのお遍路さんにはちょっとつらいな。最終バスが来るのはずっと後だろう。
 
20091206t39
電話ボックス。無理。でも、扉の閉まるのが魅力的に見える。
 
20091206t40
この界隈が栄えていてコンビニもあるから安心感があるのだが、快速へんろの地図を見ると、ここから松山へ向けて三坂峠を上りはじめてしまうと、その頂上付近にいくつか「休」マークがある。着く頃には暗くなってしまうだろうけど、そちらのが良いだろうか。
 
20091206t41
と思ったらなにか発見。
 
20091206t42
おお、ここは良さそうだけども?
 
20091206t43
ああ、ダメですか。。。
 
20091206t45
でも付近に別のポイントを発見。
 
20091206t44
トイレもある。
 
20091206t46
民家から見えて落ち着かないけれども、
 
20091206t47
暗くなってしまえば。
 
20091206t48
おやすみなさい。
明日は早く起きて、早めに松山市街へ入ろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、思ったら、携帯がぶるぶる鳴った。電話だ。
お遍路に出てからメールは一通もきていなかったし、電話は間違い電話が一度あっただけだ。
一人暮らしの父からで、明日検査を受けることになったと。
おいおい万一があると、もうすぐ俺、天涯孤独? というか、途中で切り上げて東京(←横浜だ)戻る?
心配はしたけれども、なにかあったらまた電話すると言うので、マナーモードを解除して、すぐに眠りに落ちた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

12日目 12/06 45番・岩屋寺→44番・大寶寺

2009/12/06の走行ログ
走行距離=106.32km
走行時間=07:06:44
平均時速=14.9km/h
最高時速=43.6km/h
累計走行距離=1027.78km

 
 
 
 
 

Day 13

20091207t01
午前4時前に寒さで目が覚めた。
テントの中が摂氏1度。
外に出ると氷点下。。。やはり冬の標高700m付近はヤバい。12月7日だから、もう「中旬」だよな。
 
20091207t02
動かないと寒くて仕方ないので、運動がてら、テントから1km離れたコンビニへ向かう。
交通量は少ないが、歩道がない箇所もあるので、LEDライトを振り回しながら歩く。
 
20091207t03
クリスマスソングの流れるサークルKで購入したのは、朝飯と手袋とカイロ、それからテンションを上げるための「るるぶ愛媛」だ。
タオルを巻いて道後温泉に浸かる美女写真と、壮大なしまなみ海道サイクリングロードの写真をパラパラと眺めつつ、夜明けを待つ。
こんなクソ寒い世界とはもうおさらばだ。
 
20091207t04
夜が明けた。しかし手がかじかんで撤収作業がはかどらない。
 
20091207t05
自転車には霜が降りている。タイヤもカリカリ。
 
20091207t06
テントを叩くと、内部にも結露の霜が落ちる。
 
20091207t07
救いは晴れそうなこと。朝日を浴びて出発。路面が凍結するほどではないようだ。
 
20091207t08
しかし指抜き手袋では耐えられないので(これから山を下るのだし)手袋は必須。
 
20091207t09
昨日の夕方に「快速へんろ」地図でチェックした休憩場は、なかなか立派なところだった。こっちでも良かったな。
 
20091207t10
スキー場の入り口がある。
 
20091207t11
もう一つの休憩場はしょぼかった。これがあるから信用できない。。。
 
20091207t12
しかしお遍路の地図情報、とりわけビバーク場所についての情報がアレなのは、模倣者が増えて地元に迷惑のかかることを避けるためであることが多い。
松山へ抜けるための出口・三坂峠をひぃひぃ上りきると、そこには、無料お遍路宿が!!! 嗚呼、1度善根宿に泊まってみたかったのに!!! こういう情報は掲載されないのだ!
※とはいえ、私は看板を見つけただけなので、本当にあるかどうかは分かりません。
 
20091207t13
さて。峠の頂上。軽トラの運ちゃんに話しかけられて少し立ち話。
 
20091207t14
峠を越えるとそこから下り。そして右手には松山市街が!
都会や! 高知より都会や!
 
20091207t15
これまでの道中でも、標高720mから舗装された広い道路を一気に下れる道はなかった。
やっとロードバイクの出番だ! 重いギアーでガンガン漕ぐぜ!
 
20091207t16
ひゃっほーい
 

↑出てるスピードは全然違うけど、気分的にはこんな感じで。
 
20091207t17
で、次のお寺に行くには、坂の途中で細い道へ入らないといけなかったのだけど、ナビ子が認識していなかったこともあり、坂の下まで降りきってしまった。。。
 
20091207t18
仕方なく大回りして住宅街へ。10kmほどのロスorz
 
20091207t19
46番・浄瑠璃時を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t20
47番・八坂寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t21
48番・西林寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t22
チェーンぽいうどん屋を発見。
 
20091207t23
うどんとなんとか定食。
 
20091207t24
山を降りると、寺の集中地域だ。
 
20091207t25
49番・浄土寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t26
50番・繁多寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t27
51番・石手寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091207t28
石手寺はもう市街地の中という感じで、やり手っぽく、納経のあいだもお寺の広告戦略とかいろいろビジネスチックな会話が聞こえた。
 
20091207t29
猫はニート
 

道後温泉

20091207t31
石手寺からは5分ほどで、道後温泉に到着。
 
20091207t30
坊ちゃん、というか夏目漱石は好きだけれども、どこに道後温泉が出てきたのかもう忘れてる。
 
   * 
 
ここで自転車を停めて、道後温泉本館1Fの一番安い「神の湯」へ入るのだが、撮影は厳禁とのこと。お風呂写真はすべて撮るつもりでいたのになぁ。。。
400円の1F神の湯の男側は同じ形をした大浴場が二つあってどちらに入っても混んでいた。混んでいて、背中の曲がったおじいちゃんの数が背中の曲がっていないおじいちゃんの数よりも多かった。源泉とはいえ塩素が加えられているとのことだし、まぁ、そうじゃないとやばいのかもな、の雰囲気かも。少し高くても2F行けば良かった。(2Fの話は在華坊先生が詳しい。http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070502/1178274308
 
   *
 
20091207t32
風呂をあがって、しばらくアーケード商店街をぷらぷら歩く。
 
20091207t33
道後温泉椿の湯。本館が観光客用で、こちらは地元客用。こっちのが安い。入ってないけど、こっちのが客層が若そう。
 
20091207t34
道後温泉と言えば、風俗街でもあり。オナ禁13日目の自分は「イメージコスプレ」店でお遍路プレイをしてみたいと思ったのだけど、同行二人、空海先生と一緒の旅であるからして断念。3pは苦手だし。
 
20091207t35
道後温泉駅
 
20091207t36
からくり時計。
 
20091207t37
路面電車
 
20091207t38
路線電車2。新型は、窓の上に松山版みつを風のポエムが掲げられてる。
 
20091207t39
松山駅へ。駅舎は、徳島>>>>高知>>松山かな。
 
20091207t40
構内。べつに用事はない。
 
20091207t41
充電と宿泊候補地としてのネットカフェを訪問。
ここで実は、自分が運転免許証も健康保険証も持っていないことに気づいた。
財布を軽くしようとしていろいろ選別する過程でどちらも置いてきてしまったのだ。つまり、自分は身分証明書を持っておらず、それが必要なネットカフェは利用できないということだ。高知のネカフェでは不要だった。
 
20091207t42
身分証がないことに今さら気づいて落胆。これは痛い。松山ネカフェでルート戦略を練ろうと思っていたのに。。。仕方なくビバークすべき公園を探すのだが、
 
20091207t50
ナビ地図で見つかる大きな公園は近代的というか、大きすぎてよく管理されており、ちょっとテントは難しそうだったので、まずは駅前に駐輪。
 
20091207t43
そして駅前ホテルへ。壁に大きく貼られた3200円という文字に惹かれた。
 
20091207t44
受付を済ませて、エレベ・・・・・・いや階段?
 
20091207t45
エレベータは2Fからだという。張り紙には、自慢の展望サウナ風呂の案内が。日本語でおk、とまでは行かないものの微妙な。
 
20091207t46
廊下。むう
 
20091207t47
部屋。
 
20091207t48
窓からは松山駅前が一望できる。駅前一等地なのに廃墟ビルっぽい寂れっぷり。
 
20091207t49
夜の松山駅前。一番目立つのはバッティングセンターだ。
 
20091207t51
さてさて。18時にはお風呂が焚けるというので、7Fへ。
あれ?ここ、が、脱衣所?
 
20091207t52
エロ本完備。
 
20091207t53
浴槽の狭さにびびる。
 
20091207t56
洗い場は広いのだが、
 
20091207t54
客が少ないから、大きな浴槽は使わないのですね、分かります。。。
 
20091207t55
そして、サウナへ60秒ほど入り、部屋へ戻る。
 
このあと、自分としてはかなり珍しいことに、カメラを持たずに駅前をふらふら歩いた。
そして駅構内のイタリアンレストランでカツ丼を食べた。
店内には、一人きりで、やはりカツ丼を食べている女の子がいた。
カツ丼を一口食べると、数分間はノートになにかを書き付けていた。
このイタリアンレストランはカツ丼が490円で、パスタ類は1000円以上するので、
来る客来る客、みんなカツ丼ばかり食べていた。
自分はカツ丼を食べ終わると、お冷のおかわりを頼んで、BGMに耳を済ませた。
学生時代に聞いたことのある人の曲だと思った。たしか若くして亡くなった歌手だなと思った。
あとで調べると、人気が絶頂に達していた2001年8月25日にフロリダへ向かうセスナ機で、おそらくはパイロットのコカインやアルコール吸引が原因で、墜落して死亡、と書いてあった。
 

13日目 12/07 46番・浄瑠璃寺→51番・石手寺

2009/12/07の走行ログ
走行距離=59.36km
走行時間=03:52:06
平均時速=15.3km/h
最高時速=43.2km/h
累計走行距離=1087.14km

 

Day 14

20091208t01
朝。
テント泊の日には綿密に翌日の計画を立てるのだが、宿に泊まると、どうもダラダラしてしまう。この日は走行計画もあいまいなままで、とりあえずはナビ子の指示通り、次のお寺を目指す。松山駅の周辺は、さほど人が多いというわけでもないのに、なぜかスクランブル交差点が多い。
 
20091208t02
平日だし。朝だし。田舎だし。通勤サラリーマンはそんなに見かけないのだけれども、通学の学生はものすごく多い。
 
20091208t03
52番・太山寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091208t04
53番・圓明寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091208t05
コンビニ弁当を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091208t06
都会と違ってコンビニに必ずトイレがあるのはありがたい。
 
20091208t07
久々に海へ。足摺岬以来だ。これから今治方面へ向かう。
 
20091208t08
冬とはいえ、四国は南国だものな。それらしい雰囲気で。
 
20091208t09
石油コンビナート前を通過。ここは夜には壮観らしいのだが、今は朝だ。
 
20091208t11
54番のお寺は・・・住宅街にさまよいこんだところで、「目的地ニ到着シマスタ! オ疲レ様デシタ!」とナビ子(37)。
もうトシだし、ぼけてきたんだろうか。
 
20091208t12
しばしうろうろしていると、角の家から綺麗な奥さんが出てきて、「お寺?」という。
「はい・・・」
「ナビで?」
「はい・・・」
「やっぱり。ナビだとみんな車でここに入って来ちゃうの。お寺はその木の向こう側なんだけど」
「ああ・・・なるほど」
「でも自転車なら、裏道から真っすぐ行って、お墓を抜けて行くと、行けるわよ」
そう言って、綺麗な奥さんは裏道まで連れて行ってくれる。
大変ありがたいことだけど、毎度こんな感じで案内してくれてるんだろうか。それとも俺がイケメンだから案内してくれたんだろうか。
 
20091208t13
ともあれ、裏道を抜けて、54番・延命寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091208t14
さて、今治はもうすぐだ。
 
20091208t15
気のせいか、自転車屋が多くなってきた気がする。
 
20091208t16
55番・南光坊を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
ここで納経してくれた人が、話好きで、しばし立ち話。
それと、自分の納経帳に名前が書いていなかったので、別紙に名前と住所(横浜なので、相模国のなんちゃら云々)を書いて、それを挟み込んでくれた。
この辺まで来ると、納経帳はかなり貴重品になってきてるから、用心したほうがいいよ。盗む奴いっぱいいるよ。10万20万出したって買えるもんじゃないんだから、と。
 

さようなら、四国

20091208t17
さて、南光坊から今治駅はすぐだ。
 
20091208t18
今治駅に到着。
 
20091208t19
コインロッカーを発見。テントほか荷物を詰め込む。
 
20091208t20
輪行準備開始。

20091208t21
輪行準備中。
 
20091208t22
準備完了。
 
20091208t23
55番、今治にて、お遍路は一端休憩。
高速バスを使って、広島県尾道市へ向かうことにする。
 
20091208t24
バスが来ました。
 
20091208t25
トランクに輪行自転車を積み込んで、出発。
バスは、しまなみ海道の高速道路を、大きな橋をいくつもつないで進む。
 
20091208t26
バスは福山行きなので、因島大橋で乗り換え。高速道路のサービスエリアみたいなところで一旦降りる。
 
20091208t27
ここからは普通の路線バス。途中乗車でトランクを開けてもらうのもアレだったので、車内に無理やり持ち込む。まぁすいてたので。
 
20091208t28
十数箇所の停留場を経由して、尾道駅へ到着。
 
20091208t29
さてさて。
 
20091208t30
組立完了。
 
20091208t31
地図を確認。駅は栄えているゾーンの一番西部にあたるのだな。
 
20091208t32
というわけで、商店街を散策。
 
20091208t33
変わった自転車を発見。
 
20091208t34
さて、今日はテントがない。宿を探さないと。
 
20091208t35
いい感じの安ホテル、港屋を発見。
 
20091208t36
実にいい。
 
20091208t37
受付に入るが、呼んでも呼び鈴を押しても誰も出てこないので、10分ほど粘ったけど断念。。。
※港屋旅館については、在華坊先生が詳しい。(http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070430/1178255352
 
20091208t38
隣にもホテルがあるので、こちらへ。
 
20091208t39
夫婦でテレビを見ながら雑談している受付。愛想よく駐輪場など教えてくれて、部屋へ向かう。
共同の浴室は時間を決めて一人ずつ入れるように手配してくれるようだ。
 
20091208t40
室内。うむ。
 
20091208t41
ビデオは故障。直す気はなさげに見える。
 
20091208t42
しばし窓から船を眺める。
 
20091208t43
船の往来は多い。
 
20091208t44
淋しいような、楽しいような。
 
20091208t45
腹が減ったので、また界隈を歩く。
 
20091208t46
ラーメン屋を発見。
 
20091208t47
バスで通過したしまなみ海道。明日はここを自転車で引き返す予定なので、綿密にルート計画を練る。
 
20091208t48
尾道ラーメンと半チャーハンがきた。お店は中国人の経営ぽいけれども、店内ではずっと井上陽水の「少年時代」がかかっていた。
 
20091208t49
食後も散歩。
 
20091208t51
レンタサイクル屋を冷やかして情報をゲット。駅前のレンタサイクルにはスポーツタイプの自転車がなかった。まぁ自分は自分のがあるからどうでもいい。
 
20091208t52
お好み焼き屋でテイクアウト。
 
20091208t53
宿へ戻ると風呂の準備ができたようだ。「すぐに入ってください」と言われる。。。
 
20091208t54
風呂。
 
20091208t55
クレンザー。
 
20091208t56
・・・
 
20091208t57
風呂を上がり、少し冷めてしまったお好み焼き食べて、寝る。
 

14日目 12/08 52番・太山寺→55番・南光坊尾道

2009/12/08の走行ログ1

2009/12/08の走行ログ2(尾道)
走行距離=55.48km
走行時間=03:15:51
平均時速=17.0km/h
最高時速=32.1km/h
累計走行距離=1142.62km

 
Part7へつづく...