さようなら、四国(非モテ自転車お遍路さん6)
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- 倉科カナに会いに行く(非モテ自転車お遍路さん3) - Blue-Periodさんの日記 (13番・大日寺 → 25番・津照寺)
- いつまでも、あると思うな、親と歩道(非モテ自転車お遍路さん4) - Blue-Periodさんの日記 (26番・金剛頂寺 → 37番・岩本寺)
- もう2度と会うことはないだろうけど(非モテ自転車お遍路さん5) - Blue-Periodさんの日記 (38番・金剛福寺 → 43番・明石寺)
- いまココ
Day 12
お遍路の旅12日目。四国入りしてから11日。43番札所まで回りほぼ半分。しかし走行距離・走行負荷からいうと、すでに2/3近くは終えている。
とくに、この日の予定である44・45番の難所を過ぎて松山市街に入ってしまえばもう、終わったも同然・・・いや、そう思いたかっただけなのだが、Google Mapで見れば、44・45番が雲の映りこんだ久万高原地域(平均標高700m超)にあるけれども、これを過ぎてしまえば、残りはほとんど市街地域であることが分かる。
卯之町の公園で朝を迎えテントを畳む。卯之町も標高が200m前後ある地域だから少し寒い。しかも風の強い朝で雲行きも怪しい。早くここを降りて、それから真弓峠を越えて、久万高原の札所を終え、松山方面へ、標高の低いところまで出ておきたい。寒いのはもう嫌だ。朝方に路面凍結でつるぺた走行なんて絶対にごめんだ。
それどころか、思考はもうお遍路の世界を終了したがっていた。このクソ寒い時期にヒマ人で英語ペラペラ(?)の俺が日本にいる必要などないだろう、せめて沖縄とか、いやむしろ南の国のどこかでグータラしたい。お遍路を強制終了したい。同じように会社を辞めて自転車お遍路に出る旅人と会っても会話が盛り上がるわけでもないし、見たところパーフェクトに近い赤のセルフレームめがねをかけた女の子に偶然2回会ったとしても、それで話しかけられるわけでもない。これから先、また別の人と、たとえば香川のどこかのセルフのうどん屋で、一人きりでうどんを食べている完璧に近い女の子と出会い、彼女が一人でうどん屋を出て鮮やかなグリーンのSOUTHERN PORTのミニベロに乗っかって東へ進む。つかず離れず追っていくと札所につくじゃないか。彼女もお遍路なのか。こんにちは。そんなことが仮に、仮に、あったとしても、それでなにか楽しい展開が期待できるはずもないのだ。
人生に3度だけ出会う運命の人というものがあるとして、その出会いに気づいても手も足も出ないことの分かっている人生。今日がその日ですよと目覚まし時計が教えてくれたとしてもきっと、おふとんから出る気にもならない毎朝。たくさんの出会いがあり、地元の人からご接待を受けられるというお遍路。きっと病みつきになりますよというお遍路。さて、そんなものどこにあるんだ? 俺は誰にもなんにももらってないぞ? なんかくれよ? 約束が違う! どうなってるんだ? 店長を出せ! もういい! それよりもまだ、南の島で、他人のリアル・充実・ラブプラスを眺めているほうが、ぜんぜんマシなんじゃなかろうか。
お遍路を人に喩えるならば、俺はもう43歳になった。もっと若いうちに楽しいことが一つもなかったのに、どうしてこれからそれを期待できるだろうか? さて44歳・45歳になる前に、お遍路道中最凶最悪のトンネルという鳥坂トンネルが現れる。全長3206m歩道なし。路肩極狭。交通量多し。どうぞ、俺を跳ね飛ばし、轢き殺してください。
入り口に反射用タスキを入れたボックスがある。ああ、俺を殺してくれ! といいながらタスキを肩に掛ける。
しかし幸か不幸か、それほど交通量はなかった。話のネタにもならん。
トンネルを過ぎて長い下り坂を下りると、伊予大洲の町だ。
大洲に出てもまだ寒い。雲行きはますます怪しい。
やがて内子の白い町並みへ。大型バスに連れられた観光客が大勢いた。お遍路と違って、若い人も大勢いた。自転車でひぃひぃ坂を登る私を見ても誰ひとり道を開けてくれなかった。ベルは鳴らさない主義だし、それなりに整備された自転車は無音。ああ早くどいてくれないかな。。。内子のお話は在家坊先生のほうが詳しい(http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070502/1178274821)
二つのお寺の看板は常にペアで表示されている。44番が手前に、45番が奥にあるのだが、そのあとでさらに標高の高い三坂峠を越えて松山市街へ抜けることを考慮に入れると、45番へ先に行ったほうがグッと楽になる。自転車お遍路の人はだいたい45番を先に目指す。自分もそれに倣うつもりだ。
内子から小田を通過して真弓峠を越え久万高原町へ抜けるルートは、たぶん路線バスが走っていない。電車もないから、自家用車や観光バスツアーじゃない人は、どうするんだろうな。歩くのかな、と思う。お遍路のやり方として、全行程自転車(一部ロープウェイや渡し舟を除く)の自分みたいなのと、全行程歩きの場合の中間に、公共交通機関を使う手もあるかなと思う。その方法だと、歩くべき場所は歩くしかないから、それなりに大変なので面白いかなと思う。
しかしまぁ、歩くのって楽しいのかな。
自転車と歩きでは見える風景がぜんぜん違うから、まぁ楽しいのかもな。
内子から久万高原を経由して松山へ向かう場合、入り口に真弓峠、出口に三坂峠があり、それぞれ標高700m前後。44番と45番のあいだは同じぐらいの高さのアップダウンがダラダラ続くことになる。
真弓峠への道は細くなったり太くなったり
工事中の箇所もある。
真弓トンネルを越えると久万高原。思ったよりつらくなかった。同じ標高でもお寺の参道を登るよりはやはり舗装路は楽だ。
けれども高地は寒い。
飲みたいのでなく、手を温めたいのだ。
道の駅で休憩。
さらに進む。手がかじかむ。
44番より先に、45番・岩屋寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
といっても、本堂までは20分ほど歩く。
疲れる。
岩壁に張り付いたお寺、岩屋寺。これで半分の44個終了。
お参りを終えて駐車場に戻ると午後2時過ぎ。急がないと。
久万高原の道路は綺麗に舗装されていて交通量が少なく走りやすい。けれどもなにもないから早く抜けなければ、というイメージでいたけれども、よくよく考えると、街中よりもテント泊できそうな場所は多いかもしれない。
見えにくいけど、日中のテントはやめてね、という張り紙。暗くなったらまぁ、という感じか。
45から北へ進み、ついで西へ戻る感じに進む。
44番・大寶寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ! 15:30ぐらい。
大寶寺ではなにかの撮影をしているようだ。
もしかして・・・ウェルかめですか?
しかし、倉科カナタソ風の人はいないので、興味を失う。
ナビ子に次のお寺までの所要時間を尋ねると、車走行でも17:00に間に合わないと出る。
そんなはずはないのだが・・・と思ったが、ナビ子のルートが自転車用の狭い道を無視しているために大幅な大回り計算になっていることに気づかなかった。車で無理なら自転車には絶対無理と判断。大寶寺界隈が思ったより栄えていたので、寒そうではあるが、この辺でビバークすることにする。
山の上の寝場所探し
しかし広場は立ち入り禁止。
池の上のあずまやは侵入禁止。
この公園は心もとない。
こんなとこに泊まったら怒られるだろうな。。。
バス停は良いポイントだと言われるけど、早寝早起きのお遍路さんにはちょっとつらいな。最終バスが来るのはずっと後だろう。
電話ボックス。無理。でも、扉の閉まるのが魅力的に見える。
この界隈が栄えていてコンビニもあるから安心感があるのだが、快速へんろの地図を見ると、ここから松山へ向けて三坂峠を上りはじめてしまうと、その頂上付近にいくつか「休」マークがある。着く頃には暗くなってしまうだろうけど、そちらのが良いだろうか。
と思ったらなにか発見。
おお、ここは良さそうだけども?
ああ、ダメですか。。。
でも付近に別のポイントを発見。
トイレもある。
民家から見えて落ち着かないけれども、
暗くなってしまえば。
おやすみなさい。
明日は早く起きて、早めに松山市街へ入ろう。
と、思ったら、携帯がぶるぶる鳴った。電話だ。
お遍路に出てからメールは一通もきていなかったし、電話は間違い電話が一度あっただけだ。
一人暮らしの父からで、明日検査を受けることになったと。
おいおい万一があると、もうすぐ俺、天涯孤独? というか、途中で切り上げて東京(←横浜だ)戻る?
心配はしたけれども、なにかあったらまた電話すると言うので、マナーモードを解除して、すぐに眠りに落ちた。
12日目 12/06 45番・岩屋寺→44番・大寶寺
2009/12/06の走行ログ
走行距離=106.32km
走行時間=07:06:44
平均時速=14.9km/h
最高時速=43.6km/h
累計走行距離=1027.78km
Day 13
午前4時前に寒さで目が覚めた。
テントの中が摂氏1度。
外に出ると氷点下。。。やはり冬の標高700m付近はヤバい。12月7日だから、もう「中旬」だよな。
動かないと寒くて仕方ないので、運動がてら、テントから1km離れたコンビニへ向かう。
交通量は少ないが、歩道がない箇所もあるので、LEDライトを振り回しながら歩く。
クリスマスソングの流れるサークルKで購入したのは、朝飯と手袋とカイロ、それからテンションを上げるための「るるぶ愛媛」だ。
タオルを巻いて道後温泉に浸かる美女写真と、壮大なしまなみ海道サイクリングロードの写真をパラパラと眺めつつ、夜明けを待つ。
こんなクソ寒い世界とはもうおさらばだ。
夜が明けた。しかし手がかじかんで撤収作業がはかどらない。
自転車には霜が降りている。タイヤもカリカリ。
テントを叩くと、内部にも結露の霜が落ちる。
救いは晴れそうなこと。朝日を浴びて出発。路面が凍結するほどではないようだ。
しかし指抜き手袋では耐えられないので(これから山を下るのだし)手袋は必須。
昨日の夕方に「快速へんろ」地図でチェックした休憩場は、なかなか立派なところだった。こっちでも良かったな。
スキー場の入り口がある。
もう一つの休憩場はしょぼかった。これがあるから信用できない。。。
しかしお遍路の地図情報、とりわけビバーク場所についての情報がアレなのは、模倣者が増えて地元に迷惑のかかることを避けるためであることが多い。
松山へ抜けるための出口・三坂峠をひぃひぃ上りきると、そこには、無料お遍路宿が!!! 嗚呼、1度善根宿に泊まってみたかったのに!!! こういう情報は掲載されないのだ!
※とはいえ、私は看板を見つけただけなので、本当にあるかどうかは分かりません。
さて。峠の頂上。軽トラの運ちゃんに話しかけられて少し立ち話。
峠を越えるとそこから下り。そして右手には松山市街が!
都会や! 高知より都会や!
これまでの道中でも、標高720mから舗装された広い道路を一気に下れる道はなかった。
やっとロードバイクの出番だ! 重いギアーでガンガン漕ぐぜ!
ひゃっほーい
↑出てるスピードは全然違うけど、気分的にはこんな感じで。
で、次のお寺に行くには、坂の途中で細い道へ入らないといけなかったのだけど、ナビ子が認識していなかったこともあり、坂の下まで降りきってしまった。。。
仕方なく大回りして住宅街へ。10kmほどのロスorz
46番・浄瑠璃時を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
47番・八坂寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
48番・西林寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
チェーンぽいうどん屋を発見。
うどんとなんとか定食。
山を降りると、寺の集中地域だ。
49番・浄土寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
50番・繁多寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
51番・石手寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
石手寺はもう市街地の中という感じで、やり手っぽく、納経のあいだもお寺の広告戦略とかいろいろビジネスチックな会話が聞こえた。
猫はニート。
道後温泉
石手寺からは5分ほどで、道後温泉に到着。
坊ちゃん、というか夏目漱石は好きだけれども、どこに道後温泉が出てきたのかもう忘れてる。
*
ここで自転車を停めて、道後温泉本館1Fの一番安い「神の湯」へ入るのだが、撮影は厳禁とのこと。お風呂写真はすべて撮るつもりでいたのになぁ。。。
400円の1F神の湯の男側は同じ形をした大浴場が二つあってどちらに入っても混んでいた。混んでいて、背中の曲がったおじいちゃんの数が背中の曲がっていないおじいちゃんの数よりも多かった。源泉とはいえ塩素が加えられているとのことだし、まぁ、そうじゃないとやばいのかもな、の雰囲気かも。少し高くても2F行けば良かった。(2Fの話は在華坊先生が詳しい。http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070502/1178274308)
*
風呂をあがって、しばらくアーケード商店街をぷらぷら歩く。
道後温泉椿の湯。本館が観光客用で、こちらは地元客用。こっちのが安い。入ってないけど、こっちのが客層が若そう。
道後温泉と言えば、風俗街でもあり。オナ禁13日目の自分は「イメージコスプレ」店でお遍路プレイをしてみたいと思ったのだけど、同行二人、空海先生と一緒の旅であるからして断念。3pは苦手だし。
道後温泉駅。
からくり時計。
路面電車。
路線電車2。新型は、窓の上に松山版みつを風のポエムが掲げられてる。
松山駅へ。駅舎は、徳島>>>>高知>>松山かな。
構内。べつに用事はない。
充電と宿泊候補地としてのネットカフェを訪問。
ここで実は、自分が運転免許証も健康保険証も持っていないことに気づいた。
財布を軽くしようとしていろいろ選別する過程でどちらも置いてきてしまったのだ。つまり、自分は身分証明書を持っておらず、それが必要なネットカフェは利用できないということだ。高知のネカフェでは不要だった。
身分証がないことに今さら気づいて落胆。これは痛い。松山ネカフェでルート戦略を練ろうと思っていたのに。。。仕方なくビバークすべき公園を探すのだが、
ナビ地図で見つかる大きな公園は近代的というか、大きすぎてよく管理されており、ちょっとテントは難しそうだったので、まずは駅前に駐輪。
そして駅前ホテルへ。壁に大きく貼られた3200円という文字に惹かれた。
受付を済ませて、エレベ・・・・・・いや階段?
エレベータは2Fからだという。張り紙には、自慢の展望サウナ風呂の案内が。日本語でおk、とまでは行かないものの微妙な。
廊下。むう
部屋。
窓からは松山駅前が一望できる。駅前一等地なのに廃墟ビルっぽい寂れっぷり。
夜の松山駅前。一番目立つのはバッティングセンターだ。
さてさて。18時にはお風呂が焚けるというので、7Fへ。
あれ?ここ、が、脱衣所?
エロ本完備。
浴槽の狭さにびびる。
洗い場は広いのだが、
客が少ないから、大きな浴槽は使わないのですね、分かります。。。
そして、サウナへ60秒ほど入り、部屋へ戻る。
このあと、自分としてはかなり珍しいことに、カメラを持たずに駅前をふらふら歩いた。
そして駅構内のイタリアンレストランでカツ丼を食べた。
店内には、一人きりで、やはりカツ丼を食べている女の子がいた。
カツ丼を一口食べると、数分間はノートになにかを書き付けていた。
このイタリアンレストランはカツ丼が490円で、パスタ類は1000円以上するので、
来る客来る客、みんなカツ丼ばかり食べていた。
自分はカツ丼を食べ終わると、お冷のおかわりを頼んで、BGMに耳を済ませた。
学生時代に聞いたことのある人の曲だと思った。たしか若くして亡くなった歌手だなと思った。
あとで調べると、人気が絶頂に達していた2001年8月25日にフロリダへ向かうセスナ機で、おそらくはパイロットのコカインやアルコール吸引が原因で、墜落して死亡、と書いてあった。
13日目 12/07 46番・浄瑠璃寺→51番・石手寺
2009/12/07の走行ログ
走行距離=59.36km
走行時間=03:52:06
平均時速=15.3km/h
最高時速=43.2km/h
累計走行距離=1087.14km
Day 14
朝。
テント泊の日には綿密に翌日の計画を立てるのだが、宿に泊まると、どうもダラダラしてしまう。この日は走行計画もあいまいなままで、とりあえずはナビ子の指示通り、次のお寺を目指す。松山駅の周辺は、さほど人が多いというわけでもないのに、なぜかスクランブル交差点が多い。
平日だし。朝だし。田舎だし。通勤サラリーマンはそんなに見かけないのだけれども、通学の学生はものすごく多い。
52番・太山寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
53番・圓明寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
コンビニ弁当を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
都会と違ってコンビニに必ずトイレがあるのはありがたい。
久々に海へ。足摺岬以来だ。これから今治方面へ向かう。
冬とはいえ、四国は南国だものな。それらしい雰囲気で。
石油コンビナート前を通過。ここは夜には壮観らしいのだが、今は朝だ。
54番のお寺は・・・住宅街にさまよいこんだところで、「目的地ニ到着シマスタ! オ疲レ様デシタ!」とナビ子(37)。
もうトシだし、ぼけてきたんだろうか。
しばしうろうろしていると、角の家から綺麗な奥さんが出てきて、「お寺?」という。
「はい・・・」
「ナビで?」
「はい・・・」
「やっぱり。ナビだとみんな車でここに入って来ちゃうの。お寺はその木の向こう側なんだけど」
「ああ・・・なるほど」
「でも自転車なら、裏道から真っすぐ行って、お墓を抜けて行くと、行けるわよ」
そう言って、綺麗な奥さんは裏道まで連れて行ってくれる。
大変ありがたいことだけど、毎度こんな感じで案内してくれてるんだろうか。それとも俺がイケメンだから案内してくれたんだろうか。
ともあれ、裏道を抜けて、54番・延命寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
さて、今治はもうすぐだ。
気のせいか、自転車屋が多くなってきた気がする。
55番・南光坊を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
ここで納経してくれた人が、話好きで、しばし立ち話。
それと、自分の納経帳に名前が書いていなかったので、別紙に名前と住所(横浜なので、相模国のなんちゃら云々)を書いて、それを挟み込んでくれた。
この辺まで来ると、納経帳はかなり貴重品になってきてるから、用心したほうがいいよ。盗む奴いっぱいいるよ。10万20万出したって買えるもんじゃないんだから、と。
さようなら、四国
さて、南光坊から今治駅はすぐだ。
今治駅に到着。
コインロッカーを発見。テントほか荷物を詰め込む。
輪行準備開始。
輪行準備中。
準備完了。
55番、今治にて、お遍路は一端休憩。
高速バスを使って、広島県尾道市へ向かうことにする。
バスが来ました。
トランクに輪行自転車を積み込んで、出発。
バスは、しまなみ海道の高速道路を、大きな橋をいくつもつないで進む。
バスは福山行きなので、因島大橋で乗り換え。高速道路のサービスエリアみたいなところで一旦降りる。
ここからは普通の路線バス。途中乗車でトランクを開けてもらうのもアレだったので、車内に無理やり持ち込む。まぁすいてたので。
十数箇所の停留場を経由して、尾道駅へ到着。
さてさて。
組立完了。
地図を確認。駅は栄えているゾーンの一番西部にあたるのだな。
というわけで、商店街を散策。
変わった自転車を発見。
さて、今日はテントがない。宿を探さないと。
いい感じの安ホテル、港屋を発見。
実にいい。
受付に入るが、呼んでも呼び鈴を押しても誰も出てこないので、10分ほど粘ったけど断念。。。
※港屋旅館については、在華坊先生が詳しい。(http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070430/1178255352)
隣にもホテルがあるので、こちらへ。
夫婦でテレビを見ながら雑談している受付。愛想よく駐輪場など教えてくれて、部屋へ向かう。
共同の浴室は時間を決めて一人ずつ入れるように手配してくれるようだ。
室内。うむ。
ビデオは故障。直す気はなさげに見える。
しばし窓から船を眺める。
船の往来は多い。
淋しいような、楽しいような。
腹が減ったので、また界隈を歩く。
ラーメン屋を発見。
バスで通過したしまなみ海道。明日はここを自転車で引き返す予定なので、綿密にルート計画を練る。
尾道ラーメンと半チャーハンがきた。お店は中国人の経営ぽいけれども、店内ではずっと井上陽水の「少年時代」がかかっていた。
食後も散歩。
レンタサイクル屋を冷やかして情報をゲット。駅前のレンタサイクルにはスポーツタイプの自転車がなかった。まぁ自分は自分のがあるからどうでもいい。
お好み焼き屋でテイクアウト。
宿へ戻ると風呂の準備ができたようだ。「すぐに入ってください」と言われる。。。
風呂。
クレンザー。
・・・
風呂を上がり、少し冷めてしまったお好み焼き食べて、寝る。
14日目 12/08 52番・太山寺→55番・南光坊→尾道
2009/12/08の走行ログ1
2009/12/08の走行ログ2(尾道)
走行距離=55.48km
走行時間=03:15:51
平均時速=17.0km/h
最高時速=32.1km/h
累計走行距離=1142.62km