初めてのモデルさん撮影会@お台場

Yurikamome001
もちろん Tumblr や画像くださいスレで綺麗な女の子の写真をひたすら収集、でも良いのだけどもしかし、どうしても自分で撮ってみたいと思うのであって、そこから始まったレンズ沼。なんだ、かんだで良いレンズはそれなりに(つまり以前には想像できなかったぐらいに)高い! ので、安物レンズの組み合わせでどうにかしのぎつつ、いや、ともかく撮ってみよう、ポートレートなんてどうせモデルさんが9割8分。アマチュアでもカメラマンの腕があれば、その比率が9割2分になるかどうか、それも怪しいわけで。
 
E-P1+Lumix7-14mm
で、機材だけれども、モデルさんを撮るのにいきなり超広角、を使う勇気もアイデアもないので、こいつは風景用(ゆりかもめからの車窓とか)。
OLYMPUS E-P1 + LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.
このレンズは手持ちのカメラボディ&レンズのなかで最高値なんだけど、いつかアンコールワットの大遺跡とか、そういうのを撮りたいですね的な夢をつなぐ、いわばラブプラス的な存在(?)。で、ゆりかもめの窓際から冴えない風景を撮る。いや、レインボーブリッジを迫力ある構図で撮りたいと思ったのだけど、うまくいかなかった。
 
DMC-G1+45-200mm
今回、お台場の潮風公園でのモデル撮影会、に向かうのだけど、屋外、それも広い公園だから綺麗なボケ味を出すためには望遠レンズが良い云々と聞くので、よく分からないながらも、オートフォーカスの効く、手ブレ補正内蔵望遠ズームレンズ、LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S. Panasonic DMC-G1 に装着。これで35mm換算で90〜400mmの画角。こいつがメインになりそうな気がする。DMC-G1は背面液晶をムービーカメラのように自由な向きに動かせるので、いろんな変速アングルも狙える。プロカメラマンもサブ機としての愛用者が多い(らしい)。距離があっても上目使いの目線が欲しい、なんてときは、かなり便利なんじゃないかな、と。
 
E-P1+FD50mmf1.4
一方で、風景を撮り終わったE-P1君は、手ブレ補正機能をボディ側に持っているので、以前中古屋で入手した4,800円のキヤノンフィルムカメラ用マニュアルフォーカスレンズ、FD 50mm F1.4 S.S.C. を取り付けて手動フォーカスで撮ってみようと思う。手持ちレンズの中では最安値に近いのだけど、F値は一番低く、面白い絵が撮れるかもしれない。
 
Yurikamome005
一眼に手を出しはじめてから、東京の激坂とか、高層ビルの夜景とか、あまりシャッターチャンスのシビアでない撮影しかしていないので、今回こいつらをうまく使いこなせるかどうか自信がない。けれども、失敗写真なら失敗写真なりに、それも経験値として貯めていこうと思うので、まぁ、荷物は増えるけど2台持ちということにした。カメラ・ストラップは、自転車を使う場合も含めて、いろんな組み合わせで使えるよう、長さのパターンを広く揃えている。やろうと思えば一度に首から3台ぶらさげることも可能だ。
焦点距離やF値、シャッタースピードなどの撮影データは写真にマウスオーバーすると表示できるようにしたが、今回絞り優先オートを使用したものの、それらのデータに撮影者=俺の意図はほとんど入っていない。良い表情・アングル・ポーズを狙うのと、ピントを合わせるのに大忙しで、絞りだの露出だのを気にしている暇はなかった。
 
Start001
船の科学館駅ゆりかもめを下車。モデル撮りに向かうオッサンが列をなしてガヤガヤしているのかなーと思いきや、人の気配もなく、どこが集合場所だったか不安になってきたところ、定刻より5分ほど遅れて、それらしき場所へ到着。受付のおねいさんもモデルさん?かと思う綺麗な人だったけど、3,000円を払って白いリボンをもらい、開会式会場へ。
 
Start002
あー、各モデルさんが自己紹介をしていたようだ。これを見て、どのコを撮るか吟味するのですね。。。しかし自分が到着すると同時に開会のご挨拶は終了、みんなバラバラと動き出してしまった。んー、どうしようか。まずはともかくスタイルの良くていかにもモデルさん!、な人を撮りたいなー。。。
 
ChiekoKumaiOut001
熊井智津子先生(くまぽん)
ともかく、モデルさんの自己紹介を聞きそびれたので、よく分からないまま、あ、美人のおねいさん発見!、ぐらいの気持ちで、くまぽんチームの輪に入った。
撮影会の主催はfresh!。屋外での撮影会はだいたい毎週末にやっているらしい。(自分はかわぽん先生のブログを見て知った)。撮影方法は、ふだんは順番撮り、一人ずつ交代でモデルさんの前に出て、目線をもらい、しぐさなど指示出しをして、何枚か撮り、次の人に交代する、みたいな感じらしいのだが、この日は暖かく天気も良く、かわぽん先生情報では、モデルさんのレベルもかなり高く、参加者大杉のため、順番撮りではなく、終日囲み撮り、ということになった。くまぽんチームも、くまぽんと、レフ板係さん一人と、カメラマン20名程度の大所帯。場所を決めたらみんなで取り囲んで撮る。くまぽんは隅から順番にカメラ目線を送っていく、という感じ。
 
ChiekoKumaiOut002
で、まぁ、この日は風が強いのと、人大杉なのとで、まず他のオッサン連中の頭が入らないようなアングルを確保するのが大変で、苦肉の策の斜め撮り。記録は基本的にRAWデータ。この写真も現像時に斜め補正で縦に戻そうと思っていたのだが、角度調整するとかなり端っこが切れてしまうので断念。
F値の大きいAFズームレンズなのでピントなんて余裕だろ、と思っていたが、これがなかなか難しい。モデルさんも動くし、俺たちも微妙に動く。絞り開放だろうが、絞り気味だろうが、瞳にバッチリ合わせたピントのポイントってのはけっこうシビアなんだな、と思った。(まぁ、このブログのサイズなら問題ないのだけど、クリックして等倍表示すると、1枚目はピンボケ。この写真は合ってるほう。)
 
ChiekoKumaiOut003JP
おいら的には、初回でもあるし、おめめをパッチリ開けたキメポーズ、よりは、ナチュラルホトが撮れたらいいな的なので構わないのだが、しかし風が強いので、髪はなびくは目は開けにくいわで大変。
 
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ほいで、むしろ目を閉じたときなんかが狙い目かもしれん。なんだこの胸騒ぎ。。。
 
ChiekoKumaiOut005
実は、この記事を書いている今調べて初めて知ったのだけども、くまぽん先生は1996年生まれの14歳、リアルの中2でした。。。うそーん。。。年齢差22。。。
くまぽんブログを見ていると、もうすぐ終業式です、とか、いよいよ受験生かー、とか、そんな話がちらほら。
 
ChiekoKumaiOut006JP
G1 + 望遠ズームでの撮影が多いけれども、こちらの写真は E-P1 でマニュアルフォーカス。数少ないピントの合った一枚。
 
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しかし囲み人数が多く身動き撮れず、目線をもらったときにはもうピントがズレてたり。
 
ChiekoKumaiOut008
14歳てことで、言われてみれば、そんな「あどけなさ」としか呼びようのない何かもあらためて感じつつ、しかしね、屋外撮影はそこそこの長丁場。大人数の囲みでは、おいら的にやはり、表情のバリエーション(笑顔[大]、笑顔[中]、笑顔[小])のループでは少し飽きてきてしまう。もっとこう、どや顔+どやポーズ、をバシバシ決めてくる、そういうモデルさんいないかなー、と思っていると、あちらに
 
 
 
AiNakamuraOut005
オウフ、もろ「どやポーズ」じゃないっすか。
 
 
 
AiNakamuraOut004
これは!
 
 
 
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中村愛先生。(あいぽん
動揺でISO感度がアップしてしまい、無駄に高速シャッター。。。めっちゃノイジーな写真になってしまって激しく鬱。
いちおう RAW Therapee でノイズ除去をかけてるのだけど、拡大するとやや厳しい。レフ板の光が顔でなく胸元に反射しているので(まぁ、だがそこがいい、という面もあるけど)、明るさとトーンカーブを結構補正している。
 
Rest001
よーし、今からあいぽんを撮るぞ、と思っていたら休憩タイムとなった。
fresh!屋外撮影会は、1日で3,000円。撮影は午前と午後に別れ、そのそれぞれに中休み10分が入る。
 
Rest002
うーむ。なんにもない公園で、休憩といっても手持ち無沙汰だなー
 
Rest003_tr
モデルさんも座ってふつうに休憩中。
 
AiNakamuraOut006
さて、撮影再開。
彼女、サディスティックアイドルとして売出中のようだけど、にしおかすみこの二の舞にはなってほしくないお!
 
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ポージングはかなりベテランレベル。しかし、なんというかこう、
 
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自分に目線が来ているときよりも、他の人にいってるときのほうが萌えるというか、
 
AiNakamuraOut009JP
非モテ的な立場で言うと、見つめられることにリアリティを感じないので、横顔に美を感じたりするのだよなぁ。。悲しいことに。。。
 
AiNakamuraOut016
それでいて、他のカメラマンにいい表情を見せたりするとイライラしたり、
 
AiNakamuraOut012JP
E-P1 + FDレンズ のほうで撮ると、背景はよくボケるが、葉に光が反射するとうるさいかも。でも肌なんかは適度にソフトになって綺麗。
 
AiNakamuraOut014
非モテ問題を抜きにしても、遠くから望遠ズームで、となると、正面撮りは顔の立体感が失われて鼻ペチャになっちゃう問題もある。(BOSSの自販機邪魔だし。。。
 
 
 
Ohiru001
というところで、お昼休みに。
公園にはもちろん撮影会とは無関係の一般の方々もいるわけで、なにしてんのあの集団、て感じだろうか。それとも慣れっこだろうか。
 
Ohiru002
コンビニで一人淋しくご飯を食べ、気乗りのしない風景写真なんかも撮りつつ、お散歩モード。
 
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おお、午後の開会式にまた遅刻。またまた自己紹介を聞けなかった。なお、参加者は倍増している。
さて午後はどうしようか。
 
 
  
HiromiKaeOut001
夏江紘実先生(かえたん)
1991年生まれ、19歳。ブログ
 
HiromiKaeOut002
午前に「あどけなさ」と「どや顔」を撮り終えたので、午後は「さわやか」な写真を目指す。
 
HiromiKaeOut003JP
しかし午後のかえたんチームは30名超えの大集団。ますますアングルが限られてくる。。。
 
HiromiKaeOut004
いろいろカメラを持ち替えたりしているうちに、絞り優先オートのはずが、シャッター速度優先に切り替わってたりして、異様に絞り杉の写真なんかもある。
 
HiromiKaeOut005HiromiKaeOut005_0.5EVHiromiKaeOut005_soft
E-P1 でマニュアルレンズで撮ると、どうも露出アンダー気味になる気がする。いや、白壁や空のせいだろうか。最近読んだ本では、露出モードは、最新のカメラなら、多分割測光で十分いける、というのでそれにならったのだが、しかしやはりアングルによっては、中央重点とかスポットで測ったほうがいいかもしれない。
この写真は暗いのと、ピントもボケてたので、現像時に露出補正をかけたり(2枚目)、オリンパスの現像ソフトで、ファンタジックフォーカスのフィルターをかけたり(3枚目)してみる。これがポートレートではかなり使える気もするけど、オリンパスカメラで撮らないと使えないので、むう。
結局、写真選びの過程で、ピンボケ云々より、モデルさんの表情優先で選んでしまうので。
 
HiromiKaeOut006
しかし、さわやかだ。。。あいぽんのように、完成された「どやポーズ」はないのだが、どうやったら綺麗に写るか、いろいろ試行錯誤中の雰囲気が良い。
 
HiromiKaeOut007_ToneCurved
集団内にベテランカメラマンもどきっぽい人もいて、ときどき指示を出したりもするのだが、かえたんは自分で持ってきたアイデアポーズなんかもいろいろと繰り出してくる。
 
 
 
Rest2_003
そうこうするうちに休憩タイム。
 
Rest2_002
一眼を持つと、つい撮ってしまいがちなのが、鳥と花。この日はマクロレンズを持ってきていないのでこれが寄りの限界。
 
 
 
HiromiKaeOut008
後半戦スタート。引き続きかえたんで。
 
HiromiKaeOut009
しかし現像しつつ、どうしてこう、背景のボケが薄いかなぁ、と思っていたらこの写真のF値、13orz。マイクロフォーサーズでこんなに絞っちゃだめだろJK
中古のG1、ダイヤルがゆるい。。。
 
HiromiKaeOut010
海辺に移動すると、風が強い。
 
HiromiKaeOut011
なかなか目線を送る余裕はない状況でござる。
 
HiromiKaeOut012
そして、風。
 
HiromiKaeOut013
そんななか、視線を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
HiromiKaeOut014_AKARUI
「マリリンモンロー風で!」と声が飛ぶが、ちょっと違う (´・ω・`)
 
HiromiKaeOut015
風と闘うかえたん。
 
HiromiKaeOut016
ふと向こうを見ると、別の撮影チームが。あちらは少し小所帯ですね。みんな望遠ボケ味狙いなのか、モデルさんとの距離が遠い・・・
 
HiromiKaeOut018
いっぽう、風でよろめくかえたん。
 
HiromiKaeOut019
しかしモデルさんたるもの、その場の状況にあわせてポーズを決めていかなければならぬ。。
 
HiromiKaeOut020
こういうポーズとか、どこで覚えるんだろうね。。すごいわ。
 
HiromiKaeOut022
強風で目線が送れない、ということで、広場へ戻る。
 
HiromiKaeOut023
そろそろラストの時間。ようやくいい場所を確保。したのだが・・・
 
HiromiKaeOut026
ああ、お花をどけちゃうと、撮っちゃいけない写真になってしまうお><;
というわけで、急遽、G1のバリアングル液晶を開いて立ち上がり、上目遣いアングルを狙う。
 
HiromiKaeOut027
さわやか!
 
HiromiKaeOut028JP
さらに両手を高く揚げて、上から見下ろしSHOT。
バリアングル液晶があれば、脚立要らずで、離れた位置からも、こんな写真が撮れる。
 
HiromiKaeOut029
お時間終了後も、目線をサービスしまくるかえたん。
 
 
 
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というわけで、閉会の集まりにも遅れてしまったが、おわりの挨拶。
各モデルさんのお芝居やらイベントやらの告知がある。まずはかえたんから。
 
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つづいてくまぽん。
 
Owari003
どや顔のあいぽんは、明日、スタジオ撮影会もやりまーす、とのこと。スタジオってことは水着もありか! そりゃ行くでしょJK
 
 
 
   *
 
 
 

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ゆりかもめで帰路へつく。
 
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久々のお台場なので、風景写真もいろいろ撮ろうかと持ち出してきた超広角レンズなのだが、モデル撮影でエネルギーとSDカードを使い果たしてしまった。
 
Kaeri006
そして、脳内には、翌日のあいぽんのスタジオ撮影プランでいっぱいになっていくのだった。
 
(続く)
 
 
 
 
 
撮影:2010年03月20日/お台場・潮風公園
現像:DMC-G1撮影写真 → RAW Therapee 2.41 / E-P1撮影写真 → OLYMPUS Master2
 

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