春のあたたかい沼

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全力を込めた野外ポートレートの記事ゴミ屋敷の記事の足元にも及ばないブクマ数で、ゆぽたんの眼鏡写真のアクセス数は俺の部屋にぶらさがるアンタレスの自転車写真の1/10にも届かない。いろいろとよく分からない。世の中。はてな。オッサン。女の子よりも自転車が好きなオッサンクラスタなのか。知らない。自分がブクマやついったーで盛大にスベることには慣れたけれども、いろいろとブログに仕掛けをしてもそのまま流れてゆく月日はもうすでに4月で、例年通りなんだろうとはいえまだまだ寒い。今年のテーマはファッション・ヘルス店に行かないことなんだけど、代わりにカメラのほうへと金がどんどん流れてゆく。なんだこれ。まぁいいよ、俺のブログはもともと株式投資ブログなんだから。情報ください!情報で儲けたお金はネタとしてリクエスト通りに使っていきます!そういうサブタイトルのブログだった頃からの読者さんはもう、ほとんどいないような、いるような、アクセス解析も見なくなったからよく分からないや。
それで、最初に手を出した「一眼」がマイクロフォーサーズだったので、上のメレ山先生も愛用の虫撮りレンズ(最適かどうかはともかく)、ズイコーデジタル35mmf3.5・Macroは軽くて小さいところが取り柄のはずながらアダプタを介してDMC-G1に取り付けるとやはりデカい。もうぜんぜんマイクロじゃない。HOYAのラバーフードで涙のなんちゃって赤鉢巻してるからってのもあるけど、でも俺は本気でCanonの赤線入り「Lレンズ」持った利権オヤヂのじいさんになることはできなかった。あちこち傷だらけで取扱説明書もRaw現像ソフトSILKYPIXのCD-ROMもない状態で「保護」した中古のDMC-G1(ちょwwwPENよりwwwずっとwww使いやすいwwwなのにwwwコンデジよりwww安いwww)に取り付けてもまだデカく感じる次第。
一部はてなワールド等でiPadが話題だけれど、思うに、いや、映像が超キレい!ってナメんな、自分で撮りもしないで!撮らない奴=ROM野郎は一生黙ってROMってろ!とかの話ではなくて、ポイントの一つが触覚なんじゃないか。このあいだ横須賀線で珍しく(JR横須賀線はてなワールドなのに)あいほんを触っている人の手つきがひわいだなと思ったのだが、実は触れるということ。自分はレンズを一日中触っていて飽きないのだ。LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.があれば十分じゃない?という範疇のレンズも欲しくなるのは、要するに触りたいということ。マニュアルレンズをちろちろ触りながら自分で絞りリングを回し、自分でピントリングを回して撮ることに喜びがあるのを否定できないということ。もうすぐ液晶タッチパネルで好きなところにピントを合わせられる機種もでるわけだし。
けれどもともあれ最初がマイクロフォーサーズということは、一眼レフカメラのサブ機としてのマイクロ、ではない自分はいろいろの画角のレンズが欲しくなりまずは望遠、次に広角、さらには大口径、しかし高価なレンズは困る、というので他に行き場のないFDレンズ、と渡り歩いたのだけれど、どうもしっくりこない。スペックと値段だけで見ているので、レンズの大きさや重さに対して鈍感だったなと反省しはじめたのが最近。安いマニュアルフォーカスでいいや、のつもりでいたのだが、マニュアルでも小型でハイスペックなレンズはライカ先生になるので、2桁万円が基本。到底手が届かない。
 
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そこで見つけたのが元祖というか二代目PENというか、昔のハーフサイズカメラ、PEN-F用のレンズだった。軽くて小さい。そこそこ中望遠になるくせに接写も(ライカM系に比べたら)強く開放F値も小さい。写りはどうかというと、この記事の最初の、DMC-G1を写したレンズがこのPEN-Fで一番中古流動性が高く最安のレンズ、F.ZUIKO AUTO-S 38mm F1.8で撮ったものだから、まぁいいんじゃないの? 覚えたての知識を知ったかぶって言うと、ハーフサイズカメラのレンズのイメージサークルAPS-Cよりは大きいので、つまりいわゆる一眼レフの、デジタル専用仕様のレンズよりは大きいということで、もともと古いわりには解像力が強いと言われたペンFレンズをマイクロフォーサーズで中央部分だけ切り取って使うわけだからとっても十分。しかし問題はもともと本体とキットだった38mm・40mm以外のレンズが入手困難なこと。仕様的には20mmとか100mmとか38mmマクロのレンズも魅力があり良いものが入手できたらFDレンズさんさようならと言いたいぐらい小型なのだけどもまぁ無理だろうな。困難てことは見つけても結局高いのだ。広角〜標準クラスでは小型カメラのレンズは小さくて素敵なのだが望遠になるとあんまり変わらない気もする。マイクロフォーサーズ純正レンズについては、スペックだけ見るとオリンパスよりもパナソニックのほうがラインナップが豊富で映像も綺麗と言われていて、ついパナソニックレンズばかりに目がいってしまうのだけど、よくよく仕様を見ていると、オリンパスのレンズはみんな小型軽量化に苦心しているのだなぁということが最近やっと見えてきた。まぁオートフォーカスじゃないと話にならないシーンは少なくないからこれはこれで必要。
圧倒的に操作性の良いDMC-G1、素人がつくったんですか?というレベルのメニュー・ボタン構成を含むE-P1だけど、なんとなく大きめのレンズはDMC-G1、小さめのはE-P1(ま、マニュアルで望遠寄りのレンズは手振れ補正も欲しいし)という方向で遷移しつつある。
それとはべつに、人間には、どうしても鳥を撮りたい、という日があるので、動体狙うときは Kiss Digital N 。野外ポートレートも画質に疑問符を残しつつも、広角以外は全部できるキャノムロンのコンビ(Kiss Digital N + TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACR)が一番使いまわしがいいかな?とも。