1年後の荒川CR・葛西臨海公園

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今から一年と数日ほど前、2009年の4月末に自分は初めて荒川サイクリングロードへ、葛西臨海公園へと出かけていた。
荒川サイクリングロード往復 - Blue-Periodさんの日記
当時はスポーツバイクというものを持っていなかったので、前日に秋葉原に駐輪していた格安軽快自転車に乗って、葛西臨海公園から荒川沿いを走り、帰りは新木場に寄ってプールで何キロか泳いで、それから新木場に駐輪して帰宅したようだ。すげえ体力だ恐れ入る。まるで俺じゃないみたいだ。カメラはカシオの中級コンデジ、28-520mm(f2.8-4.5)かなんか。
 
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アラフォーのオッサンである俺はその後もぐんぐん知力・体力・時の運も低下して、当時の心意気? その1ヶ月ほど後にカーボンバックのロードバイクを某's Roadで入手して、さらに1年もすればなにがしかの大会に出てスピードを競っているのではなかろうか、トロフィー的ななにかをオフィスのデスクに飾ってエスケープR3に乗ってる部長さんに話しかけられたのをきっかけに仲良くなって派閥に入れば将来も安泰ですねwwwなんてものはどこへやら、いやいや誰かが言うように人がその能力なり才能なりを鮮やかに見せつけて誇示する姿は美しいけども人がその地位なり所属なりを誇示するみっともない姿を見るとお前が非モテである理由はそれ以外にねえだろwwwアホかwwwみたいな気分になったので辞めましたと言っても全く通用しない現実においては、カメラバックにメンヘル沼レンズをたくさん詰め込み、先走り汁でパンツの先っちょを若干濡らしながら、アイドル未満のロリっ子モデルさんたちの待つ公開撮影会場へといそいそ出かけているのであった。
記事としては3回目、撮影会自体は4回目、外の撮影会としては2回目である。
初めてのモデルさん撮影会@お台場 - Blue-Periodさんの日記
Mind the Gap - Blue-Periodさんの日記
 
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この日の沼レンズ、その1は、DMC-G1 + Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. 【AF】。これはあくまで風景用。ポートレートとしては使わない。なお、カメラは操作性の著しく悪いE-P1は使わず、DMC-G1で。EOS Kissという手もあるのだが、手持ちレンズが少ないし、眼鏡民の俺はあまり安物ファインダーに頼る撮影はしたくない。光さえ遮れば液晶のほうが圧倒的に見やすいのだ。←俺様はおまいらとは違う脳の恐怖
 
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沼レンズその2。CANON NEW FD 50mm F1.4【MF】
いちおう本命。開放で撮りたいのだけど、シャープさとシャッタースピードの都合でF2.8ぐらいまで絞ったり、手持ちのC-PLフィルターつけたり(ほんとはNDフィルターが良いのだろうけど持ってない)。つかFDレンズってなんでこんなに外観ケバいの?バカなの? いちおうフードはHOYAのラバーを使う。
 
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その3。COSINA NOKTON Classic 35mm F1.4 MC【MF】
これもちょっと使ってみたい。 HOYAのフードをつけると外観は台無し。でも換算70mmなので純正品つけてもしゃあない。「クラシックレンズの良さ(笑)」は現れるのだろうか?
 
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その4。Panasonic LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S.【AF/レンズ内手触れ補正】
受け皿というか、念のため、オートフォーカスに手振れ補正つきの包茎ズームレンズ。外の撮影会では鉄板かも。ワイド端の45mm近辺を使うことが多いけど。おもに店頭でイジった感触で、ヘタな初級機APS-Cの位相差AFよりもこのレンズはオートフォーカスが早いような気がする。というか他のレンズが遅すぎるのだろう。
 
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葛西臨海公園には早めに到着。マックで飯を食っているとエンゾ早川似の青いジャージをつけたローディ4人組が「本当はこんなものを食べたくはないのだが」という顔で入ってきて早速店員に上から目線と横柄な言葉でケチをつけはじめていた。あそ、レギュラーメニューまだなの?じゃ11時まで待たせてもらうね、とボックスシートに陣取って、自転車話に花を咲かせ始める。うぜえwwwwww10万以上のwww自転車はwwwメンヘルwww
ソーセージ・エッグ・マフィンとホットコーヒーを食べ終えたキモカメコの俺は海のほうへと向かう。なつかしい。1年前はあのオブジェな建物の上からラブプラスカップルの脚を狙って520mm望遠のコンテジで盗撮王まっしぐらだったのだが、今はもう、合法的に撮る沼へと移動済み。しかしなぜだろう、あの頃の、ときめきというか、きらめきというか、そういうものがないのである。が、それはそれ。
 
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オブジェのようなクリスタルビュー展望台を抜けると、オウフ!、カメコ集団・・・こんな晴天の日曜日に自転車にも乗らず、家族サービスもせず、お仕事の勉強も全くしないけれども金はわんさか持ってるという利権オヤヂの軍団がEOS 5D MarkIIと白レンズをぶらさげて、家族連れで賑わう公園芝生地帯の一角に大集結。対面するモデルさんたちはひとりひとり、アイドルというものへの、長くてつらくて険しい道のりを深く噛み締めながら、黄色いメガホンで自己紹介を始めていた。
前回参加したお台場しおさい公園のときと比較すると人数は少なめ。しかし開会式を行うスペースを取ろうとした主催者の困ったことには、芝生のちょうどいい場所にフルカーボン・ロードバイクを転がして休憩中のローディ氏。すみません、少しだけズレてもらえませんか、うるせえ俺は最初からここにいたんだよ! と、おおさすが、ローディの心の美しさは異常。カメコ集団やその関係者なんぞに話しかけられただけで自転車が汚れるわと言わんばかりの剣幕だ。ローディ、素敵。。。
 
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クリスタルビューの上からはローディの方々が、文字通り、俺たちを見下していた。
 
と、以上はあくまで俺の心の風景描写なのであって実在の人物・団体とはいっさい無関係であります、なのだが、いつものようにダラダラと撮影開始。目当てのゆぽたんがどこ行ったか見つからなかったので、まずはありていにいって、オキニのいないカメコが、ちょうど川の水が上流から下流へ向かって流れていくように、足の露出度の高い女の子チームの集団にゾロゾロついていくことになった。あとで自分が分析して思ったのは、今日が撮影会初日、という新人モデルさんは基本的に脚の露出度が高い・・・そのようにすべきであるとアドバイスされているような・・・そんな気がする。
 
 
 

森沙綾香先生(Fresh!ギャラリー

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てことで、俺も初心者だし、ヘタ写真ばかりだけどもまずはNew FD 50mmから、マニュアルフォーカスでソフティな写りの、ピンボケ+白飛び上等の一枚。
撮影会は今日が初めて。アシスタント氏に促されつつの移動。曰く「今日が初めてのコなんで、ポーズ指示のほうは、一度私を通して、おねがいします(笑)」と。でもモリサヤちんは、けっこうぜんぜん平気そう。
 
 
 
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ああもう!こういうナチュラル笑顔になるんなら即座にズームで寄りたいのに! いかにも「撮影会の写真です」的な呪縛から逃れうる1枚になりそうなのに! とかぶつぶつ心の独り言を続けつつも何回か参加してみて、敢えてモデルさんをカテゴライズすると、よく喋り、もしくはファンがいて、ファンがよく喋るので、結果よく笑う人と、あまり喋らないか、もしくはファンがまだいないので、話題がなく、表情を動かすキッカケがないので、微笑フリーズになる人と、どっちかなのだけども、モリサヤちんチームはみんな静かなカメコ(ただアシスタント氏はトーク上手かも)なので表情フリーズ方面かなと思いきや、けっこう表情繰り出してくる。新人らしからぬ、なのかどうか、俺も新人なので分からんけど。
 
 
 
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ただまぁ、Freshの撮影会しか知らないけど、屋外の場合、アシスタント氏が位置決めしてくれるし、そこにスタンバイしたモデルさんを撮れる場所から撮るだけなので、そんなに選択の余地が広いわけではなく、まぁせいぜい目線多くもらうアピールして、おもろいこと言って笑かして、ジャスピンで撮る、そういうゲームではあるかも。ゲームと分かっていても、男は悲しい生き物、なぜか俺に目線をくれる時間が長い!とワクワクしたり、ああ目線飛ばされた!死にたい!ぐらいはふつうに感じてしまうので、暇、ということがなく、時間はあっという間に過ぎる。カメラに凝ったり、アングルで目立ったり(まぁ、メリハリてのもあるが)すると目線は長くもらえるので、そっち方面で頑張る人は頑張る。逆にファンのついてる人だと、笑顔フリーズではない自然の姿、て時間も多いので、おもろいこと言わないと素の表情が撮れたり。いや撮れる、って、この状況で素の表情(モデルVSキモメンカメコ)されると、そのまま京葉線に飛び込みたくなるぐらいに瞬間的には落ち込んだりもするのだが、そんな実写版ラブプラスのプレイ費用は1日、小3枚。11:00-15:00(休憩1h+10m*2)。
 
 
 
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マニュアルレンズに疲れたので、つかフォーサーズの50mmf2.8じゃ大してボケねえし・・・・LUMIXオートフォーカスに切り替え。ベンチの木目など見ると、やはり1979年製のNFDレンズより2009年製のレンズは解像度が高いかな。なんというか、しかし、本当は、猫を撮るときみたいに、モフモフしたいのに。それにしても脚が細い。
 
 
 
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あっという間に中休みに。
 
 
 
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んーんーんー休憩の隙に、以前、水着で撮ったゆみりんを発見。
 
 
 

舞川由美利先生(Fresh!ギャラリー)(ブログ

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この日のゆみりんは肌の露出が少ないからなのか、チーム構成は熱烈なファンで固められて少数精鋭の印象。新人モデルさんチームと比較すると、明らかにトークバトルが盛り上がっているのだが、非コミュの俺はおこぼれ笑顔を狙うしかないお!
 
 
 
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それで表情の動きが大きいモデルさんにマニュアルレンズでは太刀打ちできないので、ずっとLumixのオートで。
 
 
 
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カメコメンたちのポーズ要求もけっこう飛んでいて、非コミュの俺は入り込みにくくなってきた。。。
 
 
 
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見て見て!あっち!超あやしーい!!
そりゃ俺だってロードでサイクリングに来てこんな集団にぶち当たったらキレるかも・・・
 
 
 
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というわけでいまいちうまく撮れなかったかも。寄りばっかだし。
 
 
 
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お昼休み。家族連れでごった返す。
 
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駅前のマックと中華屋&コンビニは超満員でほかに飯食う場所もない。
 
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もうすぐ5月とか、信じられない。
 
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カメコ/ローディ/家族連れ。人大杉
 
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いったい俺はなにをしているのだろうか。
 
 
 
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午後の式。
場所がないので建物の裏側、道を挟んで開催。
 
 
 
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衣装替えがあるのだが、やはり新人モデルさんの露出度が高い。
 
 
 
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ちょっとロリっぽすぎるか・・・ブログがないので年齢が分からんのだけども、なんというか、むう
 
 
 
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午後も、海側撮影チームと、陸側撮影チームに分かれるのだが、
 
 
 

小室衣理佳先生(Fresh!ギャラリー

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海側で撮りたい、てのと、ミニスカに、ついつい引かれて、コムロちゃんチームへ
 
 
 
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なんとなくブルネラブルな感じが良い
 
 
 
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けれども海辺の撮影はすぐに終了。森の中へ戻る。
 
 
 
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再度、マニュアル大口径レンズに交換。ボケ味をなんとか出したい。
 
 
 
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枝が・・・邪魔ぽ・・・わりと撮影に熱中しだすと、邪魔物とか、フレーミングの意識が薄れてきて変な写真になることも多く
 
 
 
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でも、近接でピントをビッタリ合わせれば、古レンズでもかなりシャープになるぽい。
 
 
 

森沙綾香先生ふたたび(Fresh!ギャラリー

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午後の小室ちゃんチームはかなり大集団になってきてしまったので、モリサヤぽんチームに移動。なんか撮影会初めてです、みたいな午前の初々しさはもうなくて、かなりプロモデル風味になってる感じ。ちとサービス精神が良すぎるのでアシスタント氏が止めに入ったりしている・・・スカート気をつけて! だいじょぶだいじょぶ!
 
 
 
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んー、しかし目線の送り方が荒いお! EOS 5Dだろうが、DMC-G1だろうが、構えられているすべてのレンズをしっかり5秒ずつ睨んで欲しいお!
つかよく見たら二の腕も細い!!!
 
 
 
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あいかわらずあんまりトークのない集団なのだが、しっかりとナチュラル笑顔&唇噛みポーズ・・・けまらしい・・・この写真はレタッチ的なものなしでうまく撮れた感。本日のベストショットはやはりLumixのズームだった。
 
 
 
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自分はまだまだ表情を切り取るのに精一杯で、顔に光がきていなかったり、絵が斜めに傾いていたりするので、撮影後にアドビの LightRoom2 の体験版でいろいろ補正はしている。
今まで試したRaw現像ソフトはおもに3つ。

  • OLYMPUS Master2 → E-P1付属ソフトで最低限のことはできるし、オリンパスのフィルター機能が楽ちんで面白いのだが、これはオリンパスのカメラで撮ったものしか現像できない。
  • RawTherapee → フリーのRaw現像ソフト。逆に、オリンパスで撮ったもの以外ならばCanonだろうがPanasonicだろうが現像できるのがこのソフト。オリンパスのでやろうとするとなぜかクラッシュする。無料の割に使い勝手は悪くないのだが、しかしマイクロフォーサーズのレンズというのは、レンズで切り取ったものを自動的に補正して絵作りするカメラなのだそうで、その自動補正が効かないこのソフトでは、周辺が歪んだりする。古レンズを使った撮影ならば問題ないのだが、マイクロフォーサーズ専用のレンズを使った場合には使いたくないソフト。
  • RightRoom2 → いろいろできる。補正ブラシで暗い肌色の部分だけ露出を上げたりできるのが大変便利。ただ操作手順が分かりにくいのと、製品版が高価なので、体験期間が終了したらサヨナラするかも。サヨナラしたら、もう少し安いSilkyPixを使う予定。

 
 
 
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補正ブラシに懲りだすと、白目だけ明るくしたりとか、いやはや、これがけっこう効くんだわ。まぁそこまでビッタリピントの合った写真があまり撮れてないのが問題だか、しっかり決まると、黒目の奥に鼻の下を伸ばしたBlue-Periodさんの姿まで見える。
 
 
 
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さて、ノクトン先生もちょこちょこ使っていたら、見事なフレアと虹が発生! ピントが顔に合ってないのが残念。。。
 
 
 
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人が多いので、引き気味に撮ると、どうしてもほかの人物が写り込んでしまうのもつらい。もちろん人がいないショットもあるのだが、そのときに目線が来ていないとか、表情がいまいちとか、あるので。
 
 
 
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15:00で撮影会は終了〜お疲れ様〜やっと帰れますYO!
 
 
 
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というわけで、1日中撮ってて、良いと思える写真は1・2枚だったりするのだけど、それゆえ抜けられないのがモデル沼。