旅というよりも

旅というよりも、本を読もうと思って出かけたことが多かった。昔は。
でも全く読めなかった。俺は生まれてこのかた、一冊も本を読んでいないし
未だに読み方が分からない。
いつかまた、旅というよりも、本を読む試みを試みる日がくればいいのに。

作家自身よりも、作品を見て欲しいと思ってるのだと思う、と初恋(w)の人が言ったので
急速に覚めたことがあった。ああ、もうどうしようもない。
俺はすぐに覚めるから、一冊も本を読んでいないし未だに読み方が分からない。

読書とは絶望であり、どちらかといえば出し抜く目的で、罪悪感と羞恥心に耐えつつ、
それが読書のイメージ。ときには英語なら楽だったか。隣の人にすぐに読まれ得ないだろうから。

忙しいし暇がないのが追い討ちをかける。本を手に取るにはまだ漕いで行ってないところなり、
撮っていないボケ味なり、あれやこれや、遠くはるか。

多くの人に見られるのでなく、通じない人に通じない言葉を。