毎日毎日パーティとセックスとドンチャン騒ぎの繰り返しでもう人生飽きた。

僕は国家の機密事項を握っているわけでも、極秘に捜査を進めるおとり捜査員?でもなんでもないのにハニートラップにかけられてどんどんやりこめられている。ひらひら、ひらひら。稼ぐアテもないお金に羽が生えてどんどんと淀橋カメラのほうへ飛んで行く。だけれども、ダサかろうがなんだろうが、もうどうでもいいのだ。もうどうでもいいということはまったくの大安心であって、僕は生まれてはじめてかもしれない肯定のようなEOS5DMarkIIに包まれていて、もう何も恐くないといっていい。恐くないからロードバイクがあり、怖くないからEOS5DMarkIIがある。580EXIIがある。85mmF1.4がある。Transcend32GBがある。俺に任せておけ、とEOS5DMarkIIが言う。来年のオリンピック向けに登場するフラグシップ機、EOS 1Dx よりも俺の方が画質は上だ。解像度も上だ。任せておけ。ソニーは光学ファインダーを諦めた。ライブビューで撮りやすいかわりにザルから零れ落ちて劣化した光でしか像を結べないソニーなぞほおっておけ。問題はニコンだが、ニコンの絵は汚い。ニコ爺がカカクコム掲示板でどうあがいたところで、俺にはかなわないさ。いいか、そのフォルダの中に入っている写真、それはお前が撮ったのではない。5D2、俺が撮ったものだ。佐々木希が美しいのではなく、EOS5DMarkIIが美しいのだ。共産党煮込みが美味しそうなのではなく、EOS5DMarkIIが美味しそうなのだ。