ものを捨てれば佐々木希と結婚できるかもしれない

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月末は毎度の朝生でチキりんと金さんをずっと見ていた。エアコンをかけた部屋で朝まで生テレビを見ること以上の幸せなんてこの世には存在しない。まったく存在しない。そして金さんは本当に美しい。チキりんに匹敵するほど美しい。まるでK-POPを見るように俺は金さんのダンスのような議論とそれを止めに入るひこにゃんを見ていた。憲法のクラシックなトークが白熱すると、飽きてきたチキりんがテーブルの下で金さんにいたずらをしているのが俺の脳内に見えた。あずまんはそれに参加できていなかった。宋さんは日本国籍てのは正社員みたいなもんですよ、と言った。僕たちは(といって金さんのほうを見て)派遣社員みたいなもんです、福利厚生施設も使えない、と。早稲田大学政治経済学部の特定のサークルにお呼びがかかるところの観覧席の学生のみなさんの女子率が高くパンチラ頻度も高かった。まるでギルガメッシュLightのようにスカートの短い朝生のスタジオにチキりんの小さな早口の声が響き渡った。
休みも適当に取りつつ部屋の片付けが進まない。モノが増え続けており、これが全く止まらない。病気だと思う。ダイエットはどうしたんだ?という。この1年間で使わなかったものなど、いろいろ捨てていく必要がある。書籍・雑誌に関しては、どうせ今読まないぐらいだから永遠に読まないだろうということでどんどん捨てていくべきだと思う。惜しいと思うものは壁に貼れ。壁に貼らない程度の記事は無価値。捨てろ捨てろ捨てろだ。もう俺は何かを読んでインスパイアされる年齢じゃないし、読書なんてできるはずもない。毎日ダンボール1箱分ずつ捨てようと思う。どんどん捨てよう。そしてまた、がらんどうみたいな部屋にしようと思う。防湿庫に入らないものは捨てろだ。捨てても当面、後悔しないであろうものは捨てること。