シャッター速度優先

E-PM2 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
高感度に強いカメラが揃ってきたことともあいまって、絞り優先モードと焦点距離による結果の具合が構図ごとにだいたいイメージできるようになってくると、今度はひたすらシャッター速度優先ばかり使うようになっていて、どの速度でどこの何を何ミリで撮るとどう、というのをひたすら試している感じがする。失敗写真のうちで、ISO感度が高すぎるもの、ピントが合っていないもの、シャッター速度が遅くてブレているもの、と並べると、最後から順番に許容できないので、1/160secで良いもの、1/250sec欲しいもの、1/1000sec欲しいもの、などに分けて試行錯誤感。たとえば、換算12mmの魚レンズで30cmの距離を駆け抜けてゆく歩道走行自転車を撮る場合、とか。
ISOオートについては、新型のPENが25600まで自由に上げられる(設定できる)、5D2のような200x年代のキヤノンはISO3200まで、α55はISO1600まで、という縛りの中で、どうして手動でもっと上げられるカメラがオートでは上がらねえんだよクソが・・・と思ったのだが、よく考えると、しっかり構えて動かないものを手振れ補正なしで撮るシーンに最適化されている、ということのよう。またネットを見ていても、ISO感度が勝手に上がってくれないことよりも、勝手に上がってしまうことを嫌う人のほうが多いようだ。それはたぶん手振れ補正の恩恵を受けたい、という意味だろう。で、つまり、そのへんはニコンにしない俺が悪い。
解像感について、photozoneのテスト結果データを焦点距離ごとにひたすらにらめてはExcelに打ち込んだりしていたのだが、コントラストの問題はおいといて、その結果数値と自分が撮ったものを見比べて、整合しないものがシャッタースピードの不足だったりピン甘だったり感度の問題だったり、どれだろうと思いつつ、どうも自分の今の感覚だと、絞って被写界深度を広くとることで「解像感」が失われている、ような気がすることがあり、それは一部はシャッタースピードの不足のせいかもしれないし、被写体を背景から切り離せていないから、のせいであるような気もする。開放にすると、だいぶマシに見えるわけだ。オフカメラフラッシュを適度な高さからプリ発光なしで淡く焚ければそりゃもっと話は早いだろうけど。
それと、スナップでは、水平垂直に撮りたいときに、いかに水平垂直に撮れるか、というのも課題で、水準器か罫線か、で、水準器のがいいかもしれなそうと思いつつ、すぐに落としてなくしそう、とも思う。とくにパース関係ない絵で撮ろうというとき、トリミングが効くので構図はてきとう、とりあえずSS早く、みたいにササッとやると、思いっきり傾いていてウンザリするのをなんとかしたい。