RF覚書

影響は Kai Man Wong が9割。彼がM2用にSummilux50mmとSuper Wide Heliar(M)を持っているのに似せて、自分はロシアンおでんJupiter最後期と、Super Wide Heliar(L)。(L)と(M)の差さは値段と、ピントレバー有無。知ってたら(M)が良かったかも。残りの1割はアラーキーだろうか。
2本ともLマウントなのでL-Mリングを使うのだが、まず50用とか50-70用とか28-90用などとあるのを知らなかった。で、これはライカのブライトフレーム自動切り替え用のもので、Bessa R3Mに逝った俺は全て手動切り替えなので関係なかった。R3Mにしたのは、35mm近辺はPEN無双だと思っているので、ああ、そうそう、
5D2 + EF135mmF2L
E-PL5 + M.ZUIKO17mmF1.8
がかなり「自分レンズ」感強い。で、どうしても換算50mmがPENでも5D2でも使いにくいので、RFでは50mmを課すつもりで。あと15mmのほうは、この小ささで15mmというのは他に存在しないし、デジタルライカで赤かぶりするそうだし、オリンパスも本当に小さい超広角は換算24mmか沈胴18-36mmのみで、MFTでもデジタルセンサーに高角度の光はあてられないみたい。フィルムでこそ、というところか。でまぁ、デジタルはソニーさんを筆頭に本体は小さくなってもレンズはデカくなる一方、それでいてコンパクト感を錯覚させて売る感じというあたりで、少しウンザリしてるのもあるかも。
でLMリングだが、中国安物と中古屋の中古とフォクトレンダー新品の3つを比較して、結局フード内蔵のワイドヘリアー(L)のスクリューがねじ終わったところでちゃんと真正面を向いてくれるのは純正品だけだったのでそれにつけた。一方Jupiterのほうは中古屋のやつだけが正面を向いた。どれをつけてもJupiterの距離計は問題なし。
PENにアダプタをかまして開放解像度やピント精度をチェックすると、ベッサにつけるよりかなり前でピントが合う。指標ともズレる。なのでこれはM-MFTアダプタの精度に問題があるのだろう、BESSAでは無限と2mでは指標と二重像が合うので、まぁ。ところがJupiterは全群繰り出しなので、しかもフォーカスリング、180度もあるつわもので、F1.5でピントを合わせるとF5.6でボケボケとなる。フォーカスシフトするにもほどがある・・・というわけで2mの距離で20cmぐらいピント位置が前にきてしまうので、それはそういうものとしての使いこなしが必要だろう。指標と二重像の動きを見る限り、Jupiterも開放にあわせてあるように見える。
ヘリコイドがかなり重いのは使いやすい面と使いにくい面の両方あり。比較的分解容易なレンズのようにWebでは読めるのだが(はずしてDuraグリス塗ってる人とかいたが)まぁ重い仕様で少しがんばってみよう。
Wide Heliarのほうだが、Bessaが50mmレンズを意識した選択なので、フレーミングはファインダー外付けしないとできない。これをホットシューにつけて覗くと鼻がBessa本体のファインダーにピッタリ入って汚れてしまうので、ダイソーの強力磁石を買ってきてシュアテープを挟んでカメラ本体左肩とファインダー裏面に超強力瞬間接着剤で貼り付けた。これでマグネット式の左肩ファインダーになる。ホットシューには水準器をつけたいので。
フィルムカメラを選んだ、ということではなく、レンジファインダーを使ってみたかったのだが、フルサイズでないものは論外、Leicaの価格も論外なので、やむなくBessa。「レンジファインダー」によるピント合わせは、最初の2本のフィルムをおしゃかにしてしまったこともあり、まだ未検証だが、かなりやりにくい。というか、そら、こんなカメラ廃れるわwwwとは思った。そこでアラーキー、ではないのだが、1枚撮るのにかなり時間がかかる(R3Mは露光もマニュアルの電池いらず)ので、その制約下で撮る、というおもしろみと、結果の変化はある。
ネガのデジタル化のシンプル運用化の工夫はかなり苦戦している。LRに取り込んでからの操作も反転するものが多くつらい。まだお店Jpegに勝てない。
Jupiterは中央についてF5.6へいくほどシャープになることは分かった。F2でどれぐらい写るか。F1.5でどうか。様子見。逆にSWHはビックリするほどよく写る。