CP+2014に行ったのこと

E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
今年で3回目。別にとくになにがあるわけでもない、なにかを見たいわけでもなかったが、ともかく家から近すぎるので。
海外のカメラレビュワーも誰も来ないよなー、と思っていたが、今年はThat Nikon Guyのおっさんは来ていたようだ。
 
 
 
camera2013_03
去年も一昨年もEOS5DMarkIIを持参していたが、非中央のピンボケ防止ということで、今回はMFTにすることにした。17mmと45mmを持参。45mmは使いどころが少ないので、なんとか。
※俺は新作カメラを買うことはないし、今出ている機種にもほぼ興味がなく、おねいさんを撮ることしか考えてない。
屋内なのでストロボの光量は必要ないということで、フラッシュは付属の超小型のものを。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 + FL-LM1  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 + FL-LM1
フラッシュあり。E-PL5の付属フラッシュは起こせば光り、畳めば光らない仕様で切り替えがしやすい。明るさはISO感度で調整されるモードの絞り優先で。
背景との輝度差が出るので、そこはLightRoomの後処理で埋めている。
本当は感度もSSも固定して、薄光りがいいのだろうけど、そこまで小さな光量で光らせられるのかどうかよく分からなかったので、まぁ。
こういうシーンてのが年に1度くらいしか撮る機会ないし。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
フラッシュなし。感度高め。こっちは現像段階でほとんど操作してない。
EOS5D2ではピント合わせにさんざん苦労させられるシーンなのだが、MFTはさすがにはずさない。手ブレ補正も効いて助けられてるかもしれん。
いや、寄る場合はこれぐらいでいいのよ。俺が被写界深度の浅いレンズを欲しがるのは、横構図で人の全身が余裕で入る距離で遠くなくても背景を広く薄くボカしたいからだし。それも距離が撮れれば85mmでいいやと思うのだが、しかし。
 
 
 
DSC-RX100
ポートレート中心からスナッパー、DigitalReverになって、静止風景や静止してくれるモデルを撮るのではなくなって、カメラ・レンズに自分が求めるものは明らかに変わった。まず十分に明るい場合を除いてシャッタースピードをカメラに任せられないので、シャッター速度優先を多用するようになった。高速シャッターを常用する俺はネットにあるいろいろの人の言葉とはほとんど意見が合わなくなった。人々が新しいカメラに求めているものと自分が求めているものの乖離があまりにも大きくなりすぎて、もう自分はカメラの話はやめたほうがいいと思う気になった。ISOはほぼ常にオート気味。とくに焦点距離の短いレンズではそう。それと「画質」にはあまり興味はなくなった。ピントとシャッタースピードをいかに瞬時に合わせられるか、ということのほうがはるかに意識を占める割合が高い。もちろん撮る瞬間は無意識なのだが、家に帰って、ツイッターやライトルームを見ているときはそうだ。自分が「画質」で満足いかないと感じたのは、たまたまかもしれんが、ミノルタの50mmF1.4、ニコンの50mmF1.4、あとペンFとかNFDとかノクトンクラッシクとか、つまり多くは古い設計の大口径レンズの開放で、ゆえにキヤノンの50mmF1.4にも手が伸びないのだが、シグマの旧はピントがぜんぜん合わなかった。で、それらほどまでゆるくなければ、あとはそんなにこだわらない。とにかくピントが高速に合ってくれることのほうが重要。
 
 
 
DSC-RX100
マイクロフォーサーズは嵩張るし、ズームレンズ高いし、てことで紙面スペック上はいらない子の気もしつつ、しかしなんといってもオートフォーカス性能が大変すぐれているので、まぁ手放せない感じがある。オリンパスはすっぽぬけも多いけど。保有してないα7は、淀橋でライカレンズつけてピーキングの練習の日々だけど、やはり厳しい。ソニーとかソニーツァイスのレンズは使う気がしない。ただMFTは手ブレ補正の誤作動が長く言われていて改善されないのは悩みどころか。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 + FL-LM1  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 + FL-LM1
フラッシュあり。左は環境光強め、右は人ごみの後ろから手を伸ばして撮り降ろす感じで、意識してないんだけど、たまたま右上から照らすカタチで影もできて良かったかも。
フラッシュの扱いは、考えるといろいろ工夫の余地はあるんだろうけど、結局、スタジオでテッテイ的にできる場合以外は、出たとこ勝負感強い。右から照らすか左から照らすかは、モデルのポーズ次第と、あと人ごみの中から撮る場合には前の人の頭の位置にもよる。突然頭を上げられたら光がケラれると思うときには、前の人の頭を押さえつけて撮ったりとかもやむをえず、する。俺はキチガイなのだ。そんなことをしなくて済むように、ホットシューがカメラ側面にあればいいのだが。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
フラッシュを焚かない場合、感度が上がる。左は顔認識が効いて顔基準のISO:1250、右が顔認識をはずした全体測光でISO:500。E-P1DMC-G1を使っていた頃は、ISO400でもザラザラが気になったが、その後ソニーセンサーを使うようになってからは改善したのか、俺が気にしなくなったのか、ぜんぜん平気だと思うようになった。マニュアル測光にすれば露出のブレがなくなるのでオススメ、という人がいるけど、俺は短い時間にフラッシュあり、なし、なし、あり、なし、なし、みたいなリズムで両方撮ったりするので、そのあいだの露出調整を手動でやる気はないので、まぁバラける。俺が気にしているのはピントとSSであり、露出だのホワイトバランスだのは現像時に調整したほうがいろいろお勉強にもなってよろしい、と思っている。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 + FL-LM1
フラッシュを焚く場合、テカりは気になる。いかにもフラッシュを焚いて撮りましたという感じが嫌いだからフラッシュは使わない、という人がいるけど、べつにいかにもフラッシュを焚いて撮りましたという感じが好きな人がフラッシュを使っているわけではなく、いろいろ面倒くさいのを踏ん張るかどうか、てとこじゃないかという気もする。テカりの中でも、顔の中に白い点として反射を起こしてしまっている部分は、地道にスポット修正をしていく。この作業はフィルムで撮ってデジタルスキャンする場合に後工程でどうしてもやることなので慣れてしまった。さほど苦にならない。いちおうホトショは使わず、LRで完結できるレベルまでしかやらないけど。

 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
   E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
恒例のトキナーブースのポートレート解説もチラ見した。同じカメラマンとモデルで何年もやり続けていることで距離感が縮まり、こうしたブースで楽しくやれるのであろうことは分かるがそれが写真に出ているかどうかは俺にはよく分からん。
 
 
 
DSC-RX100  DSC-RX100
ペンタックスブースの明るく発光する看板の前のモデル二人。そこ立たれるとすごく難しいんですが・・・
この2枚は、RX100で手を伸ばして上から内蔵フラッシュ撮り。焚かないと顔が真っ黒になるので、それよりマシ。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
 
 
 
DSC-RX100
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8  E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
Youtubeで見たことあるオッサン。
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
 
 
 
E-PL5 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
ともあれ、EOS 5D MarkII を使っていた過去2年よりはだいぶ楽だった気がする。
アングルの自由度も高くなるし、フラッシュのチャージ待ちも深刻ではなく、PENは手ブレ補正も効くことになってるし、いったい一眼レフってどこか便利なんだっけ、
そういう想いは、この翌月に名古屋まで出かけて撮ったモーターショーの展示会でさらに深まることになるんだが。