日中シンクロメモ
タムQで(あることに意味はないが)ニコンの高速シンクロ度をチェックしてみた。
一番よく使うニッシンでの1/2発光。チャージ時間は1秒強。テンポは上がる。
1/4000が明らかに暗い。シンクロしていないようだ。1/3200もややいまいち。1/2500より長いシャッタースピードではシンクロしているように見える。ちなみにニコンが外部ストロボのシンクロ速度として保証しているのは1/500までだ。
撮れれば最強のFULL発光。残念ながらチャージに4秒かかるので現実的には囲み撮りの撮影会では使いにくい。
1/4000が暗いのは同じだが、1/3200からはあまり差がないようにみえる。ストロボを使った露出では、シャッタースピードによる被写体輝度に変化はなく、背景は遅くするほど明るくなる(早くするほど暗くなる)ため、日中に暗い被写体と明るい空の輝度差を縮めることができれば、いかにもウオズミな写真となるのみならず、やりようによっては、ダイナミックレンジの小さいD40でもEOS5DMarkIIに負けへんでの画質にしたいわけだけども。
即チャージ完で連射の効く1/4発光。接写ならこれでもよい。1/3200からはシンクロしているように見える。
で、こないだの写真などパラパラみる限り、まぁうまくできているのはやはり1/2500よりSS遅いやつかな、と。
快晴だと、F1.4にND+4フィルターしてもSS足りなくなることがある、というのは、日中シンクロを広角で撮るときに逆光に強い安ズーム@ニコンがシャープさを出せるF5.6に換算すると・・・
F1.4 | HI |
F2.0 | HI |
F2.8 | 1/4000 |
F4.0 | 1/2000 |
F5.6 | 1/1000 |
F8.0 | 1/500 |
F11.0 | 1/250 |
F16.0 | 1/125 |
てわけで、マイクロフォーサーズだとF16まで絞るかNDかまさないと日中ストロボ焚けなかったわけだけども、1/1000が適性露出のところを1/2500で撮る。1段半、輝度差が縮まる。曇れば曇るほど差は縮まる。まぁここは詰めても仕方ない。
逆に輝度差はおくとして、レフがきてないときにも光をあてる、という意味ではTTL調光したほうが良いのだが、光がどこまで届くのか、っていうと、
GN÷絞り値(F値)=発光距離(m)
であるからして。
GN30のストロボだと、1/2発光ではGN21、1/4発光で15となる。
GN21 を F5.6 で割ると、3.75m ということになる。
GN | 発光 | CHARGE | F値 | 距離 |
30 | FULL | 4秒 | F5.6 | 5.3m |
21 | 1/2 | 1秒 | F5.6 | 3.7m |
15 | 1/4 | 即 | F5.6 | 2.6m |
10 | 1/8 | 即 | F5.6 | 1.8m |
これってISO100の計算式だと言われるが、APS-CのカメラではISO200に相当すると聞く。D40の最低&常用感度はISO200だからこのまま。
えーーーて感じ。
でも、D40は高感度に強いため、ISO400を使うと、1.4倍。
GN | 発光 | CHARGE | F値 | 距離 |
30 | FULL | 4秒 | F5.6 | 7.4m |
21 | 1/2 | 1秒 | F5.6 | 5.2m |
15 | 1/4 | 即 | F5.6 | 3.6m |
10 | 1/8 | 即 | F5.6 | 2.5m |
ただし感度を上げると適性露出を出すためのSSが上がるのでおんなじなんだけど、F5.6、1/2500固定で。絞りを開けるとシャープネスの下がる安レンズなので、ISO感度を上げて露出を調整する。
うむ。
追記
開放がシャープなタムQは2.8だから2倍、単焦点1.4なら4倍たけど、そんなんじゃ背景明るすぎるし結局、1/8000が撮れるカメラでFP発光するか、超巨大ストロボを焚くとか、そういう話になっていくのね。。