医者、テレビ、ブログ

どうにか医者。なんとかセレスタミンをゲット。しかし少ないバージョンだった。根拠は不明。俺がコントロールできない医者はよくない。変えようと思いつつ腰が重い。テレビでミラクル9をようやく通しで見た。最近はネットよりテレビのほうが面白いのでテレビを見ている時間のほうが長い。毎日8時間レンズを検索(ついでにいろいろブクマ)していた生活から、テレビを見ながら部屋の掃除をしている感じのほうが長い。ネットはレンズ+ブクマだが、テレビはテレビ+掃除ができるし、一人で部屋で声を出して泣いたり笑ったり咳をしたりできるししながらカスタマイズされたアトピー広告を見なくて済むのも良い。基本タダだし。ただテレビを見ているという言い方は奇妙かもしれない。TOSHIBAと書かれた液晶パネルを見ている。テレ朝のロンハーと怒り新党とアメトークタモリ倶楽部朝まで生テレビという番組を見ている。テレビ朝日だ。そしてミラクル9を追加した。テレビ朝日だ。有吉先生を友達だと思って見ている。AKB大家志津香を姪っ子かなにかのように見ている。テレビはテレビ朝日、写真は産経写真部。ブログはエキブロタンポポを乗せるように同じタグをつけ、お好み焼きをふぁぼり、来年か、再来年か、自分が介護職の研修を受けて働き始める図を想像する。介護職をしないかもしれないし、どうするのかはよく分からない。文字通りの食うに困った経験がないから、金がなくなったときの自分の行動や心理が読めない。ろくでもないんだろうが、しかし本当に読めない。ないならないなりに、今よりもどこがどうひどい生活になるのか、タバコの煙で煙った頭の俺にはよく分からない。今でさえ時間が足りないと思い金はあまっていると感じてレンズを買うのだろう。そりゃ今月生きる金はぜんぜんあるからタバコの煙でどれぐらい人生の視界が煙っているかと俺の健康具合でその感想は変わる。「おまえに国民年金の未納分を10年さかのぼって納める権利をやろう」みたいなハガキに迷うことがない。払えないから払わない期間があったというよりも払わないチャンスを払わずに済ましたという感じがする。「おまえに国民年金の未納分を10年さかのぼって納める権利をやろう」みたいなハガキには数万いくらを払えば年金受給額が2倍になるかのように誤読させるべく謎の日本語が並んでいてタバコの煙で煙った頭の俺には長すぎて読めない。どうせならば、すべての職を探す人々がハローワークに行き、順番に並ぶ側と受付をする側を交代でやっていればいいのじゃなかろうか。俺の年代でもテレビは昔からあったし、成人後はインターネットもあった。テレビやネットのない生活を強いるための海外放浪の途中でも俺は本なんか読まなかった。本を全く読めなかった。ただひたすらに、今日と明日の宿泊場所が違うのは面倒だ、とだけ思っていた。それから車窓を眺めているのが気楽だと思った。旅のきっかけは非コミュだった。狭義のコミュニケーション能力のない自分がコンビニさえあれば生きられるライフを振り返りつつ、それでは外国でも困らないはずだし、外国で困ることは今の生活と比較してなんだろうか、それを見ようと思った。そして結局困らなかった。安倍総裁誕生。ときどきそっと、アイドル握手会に並ぶおっさんたちの集団を写した写真を見ながら、あの中に俺が入ったとしても、俺が一番か、二番目くらいにコミュニケーション能力が低いという現実とどう折り合いをつけて死ぬまで生きていくか、それを考えるという暇つぶしに勝るひまつぶしはないのだよな、と思う。