自分的・自転車まとめ3a

ブックオフでペラペラと見た限り、緑の靴s(ryの人みたいな香ばしさがしていて2chでスレが立つほどの有名人なのは分かった。
茅ヶ崎自転車屋をやっているエンゾ・早川(作家)という著者が早稲田大学OBであることを書くまでに20ページかからない。(なんで自分含め早稲田のOBはすぐにそれを言いたがったり、東大ではなく慶応を目の仇にしたりするのだろうか)そして、安物自転車をこき下ろし、無駄に高い自転車もこき下ろし、俺の店で俺と仲良くなって俺の自転車を買え、ということなのだが、ともかく30万以下でまともな自転車を買おうとする奴はメンヘルだから今すぐプリントアウトして病院へGoみたいな勢いがあり、しかし内容は残念ながらけっこう深くて「面白い本」であることに気づいた。

これは断言しておく。したがって、インターネットと携帯電話はもちろんのこと、煙草や、パチンコや、風俗や、食べ放題や、飲み放題や、いじめや、暴力や、占いや、宗教や、新聞や、テレビに支配されたり、ふりまわされたり、洗脳されたり、利用されたりしているような”あちらがわ”にお住まいのみなさんは、自転車なんてしんどいわりにたいして面白くもない趣味、どうせつづかないんだから、もっと自分に合った趣味をさがしてみたほうが身のためだと思うのである。

正しい。

団塊の世代以下、私たち、”無能の世代”、団塊ジュニアたちが(引用者注:著者は団塊ジュニアといっても氷河期世代ではなくバブル世代)、フツーの民族のくせに、自分たちではなにも産みだしていないくせに、先人の努力の積み重ねを食いつぶしながらゆたかな生活をおくっているのである。いまのところはまだ、台湾、中国、東南アジア諸国を下請けとしてアゴで使っているが、いつまでそれがつづくことやら。民族としての優位性とお金。このふたつの財産を持っているあいだは安泰だったかもしれないが、民族としての優位性が失われつつあるいま、お金だっていつかなくなっちゃうんだよ。日本全国、津々浦々で公務員と土建屋(だけじゃないけど、まぁ、主犯でしょう)がこそこそと協力して、すでに八〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇円も使っちゃったしね。いつまでも自分たちがアジア・ナンバーワンだと思わないことである。

自転車の選び方の本なんすけどね。。。

自転車ブームと言いながらも、ロードバイクを購入した人のおよそ九〇パーセントが一年以内に乗らなくなってしまうという現実がある。これは、都内にだしたラーメン屋さんが一年以内につぶれる確率とほぼおなじである。ちなみにドロボウの検挙率は、メタボリックポリスたちのおかげで、”うなぎくだり”で、いずれ、”ラーメン屋さんが一年以内につぶれない確率”を下回ってしまうだろう。まじめに商売をしようと思ってラーメン屋さんをはじめたのに、九〇パーセントが失敗して借金をかかえることになるのなら、ドロボウのほうがいい商売ということになってしまう。ドロボウは大袈裟かもしれないが、すでにこの国にはほぼそれにちかい価値観が津々浦々にまで浸透してしまっている。

はあ。
 
そんな著者が茅ヶ崎住人ということもあって、多摩川大井埠頭を走っている奴はクズと言いながら、レベルの高いライダーの多いコースとして、先日私が走った国道1号線国道134号線を挙げていた。『東京からチャラけた軽量バイクでやって』くるような奴に罵詈雑言を浴びせつつ。。。さいわい、私のクロスバイクはそれ以下のスペックだし、東京からではないので問題外。

少し気になっているのは、チューブラータイヤを信奉していて、クリンチャータイヤはパンクしやすいとこき下ろしている点。しかしながら、チューブラータイヤは本当のハイエンド機でないと採用されていないのが昨今なので、これは無視するしかない。そも、著者は大会で何度も優勝するレベルで、湯河原に向かって時速60kmとか80kmとかで走る場合を想定しているのだ。自分は今のところどんだけ下りでも時速40kmを出さないようにしているから関係ないな。。。