マクロ能力を比較

どのレンズが一番寄れるのか、マイクロフォーサーズDMC-G1機でテストした。
 
 

16位(最下位)COSINA Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4 MC 【MF】

16_UP_VT_35z_16_UP_VT_35
レンジファインダーカメラ用のレンズということで、非常にコンパクトなところが美点なのだけど、近接撮影が苦手。その後PEN-Fレンズの存在を知ってからは、自分の中で微妙な存在になりつつある。ピントリング回しにくいし。とはいえ、なるべく広角寄り(つっても換算70mm(笑))で開放F値が小さい軽量レンズが欲しいとなると、これになる。というか、ある、撮りたい写真のイメージが頭の中にあり、そのために必要なスペックを備えたレンズのうちで重量級にならないものがこれしかないので買ってしまった。上の写真はE-P1を被写体にして、一番寄ったところ。公称70cmとあるのだが実測では被写体からフィルター面までで73cmぐらい。非常に使いにくいレンズだ。が、カメラは外見が9割、という観点から言うと、一番E-P1に似合うレンズではある。使いにくさも含め。
 
 

15位 Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.(ワイ端7mm) 【AF】

15_UP_LM_07z_15_UP_LM_07
猫レンズ、もしくは巨大建築物専用レンズ。超広角レンズの設計はマイクロフォーサーズに有利なのであって、フルサイズ一眼レフカメラだとお化けみたいなデカレンズになるところ。オールドレンズに頼ろうとすると望遠しかない!になるけれども純正だといろいろある。これも撮りたい写真のイメージが決まってから撮りに行くレンズという感じで。これぐらいの大きさで猫の鼻の頭を撮ったり、女子モデルさんのおへそ下あたりから見上げるように撮りたいレンズ。近接で3cmまで寄れるのだが、それでも画角が画角なだけに、14位。
 
 

14位 Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.(テレ端14mm) 【AF】

14_UP_LM_14z_14_UP_LM_14
12mm〜ぐらいからはもう普通のレンズとして。四隅のパースは気にならなくなる。14mmだと、普通のデジカメ画角だ。が、7cmまでしか寄れないので13位。
 
 

13位 CANON NEW FD 24mm F2.8 【MF】

13_UP_NFD_24z_13_UP_NFD_24
根性チルトシフト用に絞りリングカチコチ状態のボロい中古品をゲットしたもの。それ以外に使う気はないのだけど、寄りも苦手みたいだ。20cm。
 
 

同率11位 CANON NEW FD 100mm F2 【MF】

11_UP_NFD_100z_11_UP_NFD_100
使い道の思いつかないレンズの一つ。重いし。でも売ろうにもたいして値がつかないよなぁ。。。。明るいので、娘の音楽会とか、そういうとき使えるのかもしれないが、娘がいない。あとは、スポーツ観戦?
 
 

同率11位 Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. 【AF】

11_UP_LM_20z_11_UP_LM_20
標準ズームを持たない自分にとって手持ちレンズのうちで一番融通の効くコイツ。ここまで寄れれば十分かなとも思うが、お花を撮ろうというときに13cmまで近づくのはけっこう腰が痛い的な。ただ公称では20cmだったはず。思ったより寄れる。ただ、マイクロフォーサーズ用のレンズはソフト補正がかかるから現像ソフトを選ぶ(RawTherapeeは向かない)のがネックになるという最近の悩み。DMC-G1は中古投売り品を買ったので現像ソフトがないのだ。まぁ、マイクロフォーサーズユーザーにとっては神レンズ。
 
 

10位 OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 38mm F1.8 【MF】

10_UP_PEN_38z_10_UP_PEN_38
ペンF先生。寄れるレンズと言われるわりには10位か。小型MFレンズとしてレンジファインダー系と比較されるからかな。手持ちレンズのほとんどは52mmフィルター径で、20mmf1.7が46mmだがこいつはピントリングが太いので、結局このペンF先生とNOKTON先生の43mmフィルターの2本だけが正面から見たときにガラス面が小さく見えて圧迫感がない。35cmと言われているが、実際には28cmまで寄れた。
 
 

9位 CANON NEW FD 50mm F1.4 【MF】

09_UP_NFD_50z_09_UP_NFD_50
世界最安大口径レンズ?、CANON FD の50mmF1.4は34cmまで寄れる。FDとマイクロフォーサーズフランジバック差が大きくてアダプタがぶ厚くなるのとレンズが中途半端に重いのが残念。ペンF先生を知ってからはこいつの出番を想定することが難しくなった。チルト専用かも。
 
 

8位 CASIO EXILIM EX-FH20 (MACROモード)[※4/3換算スペック→13-260mm F2.8-4.5 MACRO] 【AF】

08_CASIO_Mz_08_CASIO_M
番外編というか。お遍路カメラ・カシオ君のコンデジ・マクロモードはここまで。像の歪みがひどいでござる。
 
 

7位 Panasonic LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S.(200mmテレ端) 【AF/レンズ内手振れ補正】

07_UP_LM_200z_07_UP_LM_200
意外だったのがコイツ。こんなに寄れるのか。76cm。現在の手持ちレンズのうちで唯一のレンズ内手振れ補正を持っているから、こっち方面でもかなり使えるんだな。超望遠だものな。
非マクロ系はここまで−−−。てことは非マクロ系で一番寄れるのがコイツだったとは。。画角が微妙で重いレンズなんだけどフォーカスがめちょくちょ早くて静かなんだよなぁ。。。
 
 

6位 TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(300mmテレ端) 【MF・絞り開放限定/CANON機で使えばAF】

06_UP_TM_300Mz_06_UP_TM_300M
EOS用のレンズだけど、マクロ、って銘打ってるし。マイクロフォーサーズにつけるとここまで寄れる。25cm。E-P1ならボディ側の手触れ補正が効くし、まぁ。このクラス(換算600mm)の超望遠としてはめちゃくちゃ安くて軽いレンズ(本体354g + アダプタ60g)ではあろうけれども、しかし重い。300mmだと開放でF6.3なので、手持ちではお天気じゃないとなー。
06_UP_TM_300M_KISS
ちなみに撮像素子の少し大きい EOS Kiss Digital N で撮るとこれぐらい。順位に変動はなし。
 
 

5位 リバースリング + OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 38mm F1.8 【リバース/ピント調整不可】

05_UP_RV_PEN_38z_05_UP_RV_PEN_38

リバースリングを使ってレンズを逆さにつけたマクロ撮影。この方法だと画角が広くなるほど大きく撮れる。小型のペンF先生だけを持って散歩したい欲が強いので、いざというときにマクロもできるかなと思ってやってみたけど、ゴーストが出てる。。。ピントが合うのは10cmの位置。んー、ちょっと近いなぁ。。。(※花で蜜を吸う蜂を想定。離れた位置から、逃げられずに、とても大きく撮れて、小型軽量のレンズが欲しい、ということ。今まで何度もチャンスを逃している)
 
 

4位 CASIO EXILIM EX-FH20 (SUPER MACROモード)[※4/3換算スペック→13-260mm F2.8-4.5 MACRO] 【AF】

04_CASIO_SMz_04_CASIO_SM
カシオ君のいわゆる接写モード。やっぱり像が歪んでいる。。。
 
 

3位 OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 35mm F3.5 MACRO 【E-P1ならAF/DMC-G1ならMF】

03_UP_43_3535Mz_03_UP_43_3535M
手持ち唯一の、本格派というか、等倍マクロレンズはさすが。しかし近い。マクロレンズはAFの新品もMFの中古品も値段があんまり変わらないのが悲しい。シグマのもうちょい距離長めのが欲しいけど重いしマイクロフォーサーズマクロレンズはクソ高いし。。。で、タムロン300mmで妥協してるんだけども等倍にはほど遠い。
 
 

2位 リバースリング + CANON NEW FD 24mm F2.8 【リバース/ピント調整不可】

02_UP_RV_NFD_24z_02_UP_RV_NFD_24
24mmレンズでリバース。
 
 

1位 リバースリング + Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. 【リバース/ピント調整不可】

01_UP_RV_LM_20z_01_UP_RV_LM_20
20mmレンズでリバース。プレートにピント合わせるとプラスチック地に合わない。被写界深度浅すぎ。実用は無理ぽ。つかもうどうでもいいや。
 
※最近レンズ沼ブログばっかり見ているので、たったこれしかレンズ持ってない・・・恥ずかしい・・・みたいな気分だけど、一般的に見たら十分キチガイかもしれん。