自転車脳の聖地でレンズ沼
RICOH CX4
そうは言ってもやはり、今のところ最も気合を入れて写真を撮るシーンというのはFresh撮影会なわけで。日があくと、「ピントリングを回したい」「瞳にピントを合わせたい」「二十歳女子の笑顔を見てニヤニヤしたい」「f1.4! f1.2! f0.95!」というメンヘルが出てくる。心の食洗機。放置してはいけない。心がゴミ屋敷になって、自転車で逃避するのも結構。しかしいずれ洗わなくてはいけない心理学の奴隷。人型ネット端末。人の形をした端末。都会のアスファルトのうえをごろごろと移動するネット端末の群れ。しかし撮りたいものを撮る。それをプリントアウトはせずに坂の上のクラウドにアップロードしてから再びネットで見る。そこまでがセットで心の洗浄が終わるのだ。これはもう押さえがきかない。年のせいだろう。育ちが悪いからかもしれない。それなりにみっともなく感じるものもある。7名のモデルさんに60名からのEOSなオッサン、30名のNIKON厨、6名のペンタックス(笑)、そして1名のすばらしいパナソニックと、ブラックラピッドのストラップ。しかしそれはもういいのだ。みっともあるとかないとか、そんなことはいいのだ。いや、サマになってる人も多い。問題は俺が全くサマになっていないことなのだが。
Windows XP
それからもう一つ、RAWで撮るのはポートレートのときだけだ。家に帰宅し、写真の細部、ピント、色味をチマチマといじる作業は相手がモデル女子でなければとてもできない。無料 SILKY PIX のもろもろについては、LightRoom4 の体験版を経験した身としては不満点ありすぎだけれども、それでも、やはりやりたいのだ。(とはいえ、今回いじっているのは「調子」を軟調気味に、と、アンシャープマスクのみ:30% 1pix しきい0)
RICOH CX4
横浜からはバカみたいに遠い葛西臨海公園。いいじゃないか、自転車脳の聖地、アラサイ&エドサイの基点でモデルを撮る。あたりをディープリムのロードバイク乗りがすいすい進む。銀色ぴかぴかのBD-1が音もなく通過。親子連れが我が子をサイバーショットで撮る。そんな公園の細道を薄汚れたスニーカーを履いた人型ネット端末、刺激的な記事を見ては[hoge]とタグをつけるだけのタンパク質のカタマリ。生活の9割をネットに依存した無能のはてなブックマイストがのそのそと進む。
E-P1 + M.Zuiko Digital 35mm f3.5 MACRO
手持ちレンズの中で一番安定して撮れるのは、LUMIXの45-200mm(AF) なのだけれども、今日は早月れいさん(20)(たぶん人気すごい)を撮るのであまり距離をおけない。どうせ85mm前後の射程に人垣が出来てしまうので、それと同じか、少し短いぐらいが良い。となればもうG.ZUIKO Auto-S、ペンFレンズ 40mm f1.4(m4/3補正で80mm) の一本で勝負しようと思う。本当はポートレートの外用には CANON LENS New FD 50mm f1.2 があってそっちのがボケは強いのだけれども、それでも換算100mmは長すぎる。ペンFレンズにN4のNDフィルタをつけて、ダサいフードを装着。このフードは近いうちに別のものに変える予定だ。
E-P1 + M.Zuiko Digital 35mm f3.5 MACRO
それからRICOHのすばらしいCX4も持参した。こいつでどれだけ撮れるのか、も見てみたい。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
さてさてさて。。。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
G2でのピント合わせはだいぶ慣れた。これはジャスピンじゃないけど。しかし背景のボケなさが泣ける。f1.4なのに。。。
点光源的なものも円く目立っていささかうるさい。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
ボケないので、絞り開放のまま観覧車も写る。
いいトシこいた俺たちオッサンが順番に床に寝転がって観覧車を入れたがる。
もちろんすばらしいパナソニックのバリアングル液晶のある俺は寝転がったりしないが。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
自転車クラスタの意地で、自転車とポートレートの融合を狙う。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
最近の関心事の一つが、ようやく光、になりつつあるのだが。
好きな表情と、背景と、光、がベストマッチしない。これは表情的に良いと思いつつ、
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
こちらのほうが光がキレイに入っている。しかもオリジナルサイズ(4000x3000)で見れば、ピントも完璧な一枚。
半世紀昔のレンズの中古で前玉キズだらけの粗悪品とは思えない出来だ。。。
いちおう拡大ビューで手動ピント合わせをしているのだが、合わせて待つスタイルだとダメみたいだ。
目線をもらってから拡大して合わせなおすぐらいの根性にしないと。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
オッサン連中のイミフなポーズ依頼にもこたえるの図。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
前半終了間際と後半終了間際(衣装替え前)は、わりと汚れてもおkのポーズをしてくれるモデルさんはデキる人。
DMC-G2 + G.Zuiko Auto-S 40mm f1.4
バリアングルに頼らずに俺も草の上にうつぶせになってファインダーを覗きたいと思うことがある。
それができるオッサンとできないオッサンがいる。
できるおっさんに俺はなりたい。
RICOH CX4
後半は海辺での撮影となったが、4人ぐらいのモデルさんを撮ったけれども、これといった出来のものはなく。
RICOH CX4
光も弱くなって、ND4フィルターをつけたままだとシャッタースピードが落ちすぎて苦労した。少し考えどころ。
RICOH CX4
リコーのすばらしいCX4で撮ったものについては、やはりシャッターチャンスを逃しすぎるのと、
RICOH CX4
露出もうまく合わず。この写真はJrtimで明るさ増し増しに補正してようやくこんな感じ。拡大するとすごい汚い。
RICOH CX4
あと今回は、すべてのG2写真であらかじめ、1段オーバー露出で撮った。これでAFレンズの雰囲気に近くなった。
次回があれば、もう少し、光の精度をあげるなにかを。
あとピント合わせに根気を。
関連エントリ
カメラ2台を盗まれたでござるの巻〜モデル撮影会 - Blue-Periodさんの日記
葛西臨海公園の西のほうで - Blue-Periodさんの日記
http://ameblo.jp/satsukirei/entry-10722681634.html