欠けているなにかについて具体的に

脳力と言えばそれまでなのだが、なにだろう。ドストエフスキーに出てくる人だと、おれはウジ虫以下のなにかだ!ハハッハハッという具合で共鳴はするものの、じゃあそのウジ虫以下のなにかとはなになのか、答えは書いてないしトルストイはヤリチン自慢小説ばかり書いている。たとえば80年間、誰からも気にかけられない人生ということは果たして凡庸か?普通か?という問いも何度かかけてみるが、トルストイはヤリチン青年時代を反省するばかりで答えは書いてない。
そこまで書いてぬるいな、と思うと、では逆に、80年間、特定の誰かを気にかけたりはしない人生は凡庸か?普通か?平常ならば、いやそんなこともないはずだけどな、と思うのだが、ではちんたらぽんたらと人生を悩むことをサボタージュして俺は、旅行(笑)なんぞしていたからこのざまだ、なのか。
無脳であることの罪悪感を取り払おう、どうせそれは罪悪感じゃなくて罪悪なんだし、と、