Day7 処置 Day8 投入

今年の日記、1月6日あたりまでは、まだ「レンズ」とか「ブロンプトン」などと書いており、折り畳み自転車を買って行動範囲を広げようだとか、非正規社員なので将来が不安だとか、そのような健常貴族のお悩みをのんきに書いていたりもしたのだが、実はこの日に薬が切れている。切れることは分かっていて、補充(つまり通院なのだけど、これがもう死ぬほどウンザリするわけで、この気持ちを俺は詳細に記述する能力がないのでドストエフスキー地下室の手記の最初のほう、みたいに書くにとどめるが)を敢えて怠った。まぁ、副作用も強くてただでさえオワコンの俺のライフをさらなるオワコンへ(オワコンの下にはさらなるオワコンがあり死ぬまで尽きない)突き進むのが嫌だから少し【休薬】しようか、というところ。
ところが休薬3日目あたりから皮膚はボロボロになり、普段「患部」となっていないところの顔面、首まわり、腿、背中、頭皮、手の甲・・・とくに手の甲は初じゃねえかな、これらは、俺がFC2ブログをやめて、はてなダイアリーに移行し、内服系を強化することで人間らしい生活をちょっとしてみよう系の、そういうライフにしてからはまったく完全無欠の正常皮膚だったのだが、これらが失われていくのを目の当たりにすることとなった。強めの内服をしている時期でも正常皮膚を得ることのできない手の平と足の裏は言うに及ばずで、大沢佑香の握手会があるとか、誰かと会うなどとなれば、その前1週間は薬を強化するなどの対処が必要だが、普段は起床してから靴が履けるようになるまでの処置に時間がかかるので、年始1週めの火水木金はすべて午後出社にするハメとなった。とくに金曜は歩行困難のほかに手のひらも空気に触れると痛い状態だったために恥ずかしいのだが白い手袋をして仕事をした。痛くなるまで皮膚を破壊しておかないと痒すぎて眠りにつけないから。
なめたらあかん・・・人間というものは(と一つに括っていいのか俺の精神や脳力が弱いからなのか、ともかく)忘れやすい生き物であり、内服強化前の俺の30数年の人生はこんな感じでやってきたのだから耐えられるだろう、とも思ったのだが、ここ数年(はてなダイアリーの数年)俺はありえないほど皮膚症状を軽快させていたので、そちらが「当たり前」になってしまい、元の状態に戻ることに耐えられそうにない。そのことと、でも内服強化前でも、俺は7度もひとりで海外旅行に行くとかの元気はあった(もっとも夏場の欧州はあちこち回れても冬場のアジアは途中で歩行困難により挫折、沈没、みたいなことが多いが)とか、それでも女の子を引っ掛けて童貞は脱却したんだ! 4人も引っ掛けたんだ!というような事実もあることから、また、内服強化後であっても冬のドバイやイタリア・スイス・ドイツ旅行のときは状態最悪だったこと(記録が弱いのだが、たしかミュンヘンでセレスタミンは切らしている)、またお遍路自転車もやっていること(このときも64番・前神寺の時点で残りのセレスタミン・バナンが2錠という記録が残っている)から考えて、因果関係は小さくないと見るしかない。
セレスタミンを飲むとどのレベルの症状で、切らすとどうなり、という変化を長く見ている俺でもでうまく切り分けられないものの、目下のところは、結局、副作用がどうのと言っている余裕はなくなり、また通院、患部のプロによる処置、薬の処方をしてもらうこととなった。以下が処方内容メモ。

内服 副作用心配してない系(A) 分量 説明
1 ビオチン酸 0.2%「フソー」 1g ビタミンH。急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性ざ瘡(ニキビ)
2 フラビタン錠10mg 2錠 ビタミンB2の欠乏や代謝障害によって生じるいろいろな病気(口内炎、湿疹など)の予防及び治療
3 ピドキサール錠10mg 2錠 ビタミンB6の不足によって起こる皮膚、粘膜、神経の炎症や貧血の治療
4 アレグラ錠60mg 2錠 ヒスタミンH1受容体拮抗作用。アレルギー性鼻炎・蕁麻疹、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)による痒みの治療
内服 副作用心配ある系(B) 分量 説明
5 セフポドキシムプロキセチル錠100mg「タナベ」 ※代)バナン錠100mg 2錠 セフェム系抗生物質。皮膚感染症、呼吸器感染症、尿路感染症の治療▼1
6 セレスタミン配合錠 2錠 ステロイド入り。 蕁麻疹、湿疹などの皮膚疾患、アレルギー性鼻炎の症状の改善▼2
外用(C) 分量 説明
7 リンデロン-VG軟膏0.12% 45g 炎症をとる作用と、免疫力を落とし細菌に感染しやくする副作用。これに細菌感染を防ぐゲンタマイシンを配合
8 レスタミンコーワクリーム1% 45g ヒスタミン作用により、発赤、膨疹、かゆみなどのアレルギー性皮膚症状を和らげる
9 ザーネ軟膏0.5% 45g 皮膚の新陳代謝を高め、ケラチン形成を抑えることにより、皮膚の角化や乾燥を改善

【飲み合わせの注意】4番 ★アルミニウム・マグネシウムを含む制酸剤、アレグラ錠60mg★
アルミニウムまたはマグネシウムを含む制酸剤を同時に服用すると、呼吸が低下し効果が弱くなることがあるので、服用間隔をあけてください。

【主な副作用】5番 セフポドキシムプロキセチル錠(長すぎて読めない)
主な副作用として、下痢、軟便、胃部不快感、吐き気・嘔吐、リンパ腺腫脹、関節痛、発疹、蕁麻疹、紅斑、かゆみ、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、血圧低下・不快感、発疹 [ショック、アナフィラキシー様症状] ・高熱、結膜充血・口唇部びらん・水疱、全身倦怠感 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症] ・発熱、腹痛、下痢(粘液便) [偽膜性大腸炎] ・尿量減少、顔や手足のむくみ、倦怠感 [急性腎不全] ・発熱、空咳、息切れ・息苦しい [間質性肺炎、PIE症候群] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

【主な副作用】6番 セレスタミン配合錠(長すぎて読めない)
主な副作用として、眠気、不眠、頭重感、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、胃潰瘍、口渇、倦怠感、満月様顔貌、体重増加、発疹、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身がだるい、食欲がない、嘔吐 [続発性副腎皮質機能不全、急性副腎不全] ・妄想、ばらばらな内容の会話や行動、躁状態(上機嫌、興奮、多弁など)とうつ状態(憂うつ、意欲低下、食欲不振、不眠、全身倦怠感など)が交互に現れる [精神変調] ・腰背部の痛み、脊椎(特に胸椎、腰椎)、手首のつけ根、股関節付近などの病的骨折を起こし易く、そのための痛み [骨粗鬆症] ・筋肉のこわばり、痛み、筋力の低下など [ミオパシー] ・のどの痛み、筋肉痛、寒気やふるえを伴って高熱が出る [無顆粒球症] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

さて。俺は有名なセレスタミン配合錠を1日に2錠の時期と1日に1錠の時期を適当に2ヶ月ごとに切り替えするような感じで5年ほどパクパクと食べ続けつつ、定まらぬ睡眠サイクルと、ばらばらな内容の会話や行動、躁状態(上機嫌、興奮、多弁など)とうつ状態(憂うつ、意欲低下、食欲不振、不眠、全身倦怠感など)が交互に現れる 精神変調を受け入れつつ、お仕事との妥協点を探す旅を生きている。満月様顔貌(ムーンフェイス)、体重増加などは、それが薬の副作用のためなのか、俺が田舎のヤンキーみたいにテレビばかり見る喫煙者でマックで食べる味覚障害者だから体重管理ができないために起こしてしまっていることなのかもしれないからなんともいえない。ちなみに喫煙は皮膚のかゆみ、痛みをトばすために吸っているところが多分にあるし、喫煙者に対する増税額が、人生を諦める額とまではなっていないので、俺は俺や上階住人の健康よりも俺の人生を優先している。ライブドアブログ時代は同じ病から、骨折まではいかないが、物理系症状を悪化させてしまう同士もいたので、まだ俺は救われているほうか。
上記9種のうち、実感として効果が明らかなものは6番のセレスタミンと、7番のリンデロンVGなのだが、東京に住んでいたころは、内服はせずに7番のVG塗布だけに頼っていた。今は6種の内服薬があるかわりに、塗り薬は7〜9の合成剤に切り替えられている。種類が多く、健康保険制度もどんどん財布に厳しくなっており、診療費のみならず、薬代がバカ高い。6と7だけにしてもらえないことの苛立ちから今の医者を憎んでいるが、それでもやめることはできなかった、というところ。俺の判断の正否も分からんのだし。(といっても、医療費は年間ベースで他の疾病が重なればようやく控除を検討開始できる程度のレベル)
で、Day7は処置でリンデロンVG単体塗布、なのに処方箋はまた合成薬(これの作成が薬局で1時間とかかかる)、さらに内服系は種類が多すぎて毎日飲むのが大変面倒である。帰宅後、1セット投入。さらに夜に1セット。Day8は、効果と副作用の強い5・6を飛ばして1日で1セットのみ(連休で俺の睡眠サイクルが狂っている)。だいぶ楽になったのと、炎症抑えは薬より時間が助けになるため、痒みさえひどく出てこなければ、セレスタミン減量の検討は続けたいので。
というところ、Day6からはじまりつつあった風邪のほうがひどく、Day8は鼻水が止まらなくパブロンSもパクパク。薬ばっかり食ってる。メシは主に19〜28円のうどん。