ストロボ皮算用その1〜TAMRON SP90mmF2.5編

晴天屋外、ISO200、TTL AUTOで全身を撮る場合、
TAMRON SP90mmF2.5の開放での適切GNは約18だろう。F4まで絞れば29必要だろう。このレンズで全身を撮るには10mぐらい離れることになると想定している。
GN18をオリンパスのFL-36でチャージするのに約2秒かかる。ニッシンのDi466なら1秒でいけるかもしれない。
GN29となるとオリンパスのFL-36でチャージするのに約8秒かかる。ニッシンのDi466でも4秒かかるかもしれない。→遅すぎて無理。
ND8をかぶせたら、GN50が必要となるため撮れない。
ND4をかぶせたら、GN36でギリギリ。FL-36でチャージするのに約10秒かかる。ニッシンのDi466では光量不足だ。
シャッタースピードは1/160にロックされる。

結論。テンポ良く撮るためにはNDフィルタは不用である。
そして、絞り開放で撮るほかない。焦点距離からして背景をボカすのに開放が必須ではないシーンだが、日中シンクロでテンポよく撮るには絞ることができない。

・・・ほんとかなぁ。。。晴天ISO200で1/160のシャッターなんか切ったら真っ白けじゃない???

てことでかつてTAMRON開放で撮った写真のEXIFを見ると、お昼は1/1600〜1/2500秒で撮ってるのが出てくる。午後3時が近づくにつれて、わりかし1/250とか1/160てのも少しは出てくる。

ああそうか、これはあくまで10m離れた被写体にきちんと適性な光を当てて撮ることに関するGNであって、周囲の明るさは別だよな、と気づくと、たぶん晴天屋外でTAMRON開放の全身撮りでフラッシュを被写体にきちんとあてて適切露出を得ることが不可能であることに気づく。たぶん。

だからウオズミ流日中シンクロは絞るわけだ。

背景(や被写体)を白飛びさせずに、しかしストロボの光はきちんと当てて撮るには、たとえばストロボなしでF2.5が1/1600秒で適性になる状況だとして、これで10m先の被写体にTTL AUTOで適性なストロボを当てるには、1/1600→1/160と、約4.5段の補正が必要。てことはF11まで絞るとか、ND8フィルタかけてF4まで絞るとかが必要。ここまで絞ってストロボで発光すべきGNは78である。オワタ。俺オワタ。

FL-36でFP発光する場合のMAXGNは25であるから、このようなシーンでは、チャージすげぇトロいけど、絞り開放&GN18のFP発光で撮るほかない。ただ、逆にFP25にすると背景がダークになって面白い写真になるだろうか、というと、少なくともFL-36の動きを見ていると、ややこしいことにMANUALでは好きなGNで焚けるのだが、FP MANUALのほうは、露出計に連動して勝手に光量を落としやがるのである。うーむ、でも、暗くなる分には動かないので大丈夫だろう。ただ、トロいのであんまり使えない。

さて、タムロン全身ストロボは諦めるか、というと、ベストエフォートを探ると、FL-36のチャージスピードでは到底無理であるからニッシンを使うとして、TTL AUTOのGN25がチャージ待てる限界と想定すると、やはり1段、F3.5に絞るかND2フィルタかぶせてSSが1/160まで落ちる明るさ、ていうと、1/400、まぁ午後2時ぐらいから、てことかな。ウオズミ風フォトスタイルで全身を外付けハンディストロボでサクサクはとれない焦点距離のレンズ、てことでFAである。

あとレフ板て偉大だよね、と。

間違いだらけかもしれないが、他のレンズの場合もやる気だったがもう深夜。