ミス慶應・撮影会@葛西臨海公園

misskeio
俺が慶應大学なんかに入ってもすぐに馴染めないことが確定して当時ようやく配置されはじめていたパソコン室のプリンターでポエムをプリントアウトして健康相談センター(メンタルヘルス)の無料相談に通いつめるだけのライフになるだろうという予感がしていたので別の大学に入ったのだが、そこに入っても結局すぐに馴染めないことが確定して当時ようやく配置されはじめていたパソコン室のプリンターでポエムをプリントアウトして健康相談センター(メンタルヘルス)の無料相談に通いつめるだけの大学ライフを送った。中二の頃に自覚しはじめた自分のあたまのヤバい感じはお勉強メインの生活に切り替えた高校3年間を経てはっきりとしたキャズムを超えて確定的な格差となり、もう戻れない「普通の人生」にさようならをして、その大学を中退し、憧れの有吉先生を追って旅に出た。
 
 
 
集合
NIKON D40 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR (40mm f5.6 1/60sec ISO200)
だから、大学に女子がいることは頭で知っていても、あまり話したこともなかったし、最初の合コンであまりに精神年齢の上な女子の皆様のトークに参ってもう人生にこれ以上絶望するのは懲り懲りなのであって絶望は書籍の中だけにしたいというわけでイタロ・カルヴィーノとかを読んで過ごした。そのトラウマの中の女性像とは違って、2011年ミス慶應の人たちは〜ミス慶應出身の局アナTBSの青木ゆうこりんとかフジの中野みなぽんとも違って〜割と素朴な印象を受けた。もう少し派手でギャルっぽいのだろうかと思っていたのに対して先年の中止明けの云々もあるんだろうか、とても優等生の雰囲気がしたし、悪く言えば地味めの印象も受けた。埼玉のおっさんカメラマンさんが「こんなかで誰がアナウンサーなるの?」と軽口を叩いてもとくに積極的な反応もなく。とはいえ、最初の「ご挨拶」は、いつものモデルさんよりも言葉がキッパリしている印象は受けたけども。参加者は少なめ。天気の予報が悪かったし、ミス慶應ってストーリーはプラスにしても、今後継続的に撮れる人である可能性がとても低い、という点がカメコ的にマイナスかもしれない。
 
 
 
防水防塵
OLYMPUS E-P1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 (18mm f5.6 1/30sec ISO400)
前日にせっせと EOS 5D MarkII を充電してレンズも準備していたのだけれど、予報は雨。高級防水Lレンズなぞは持っていないので雨の中で使うことはためらわれ、5D2を諦めて、壊れても諦めのつく NIKON D40 に手持ちの中でも安めのレンズに切り替え。簡易防塵防水加工を施して持参することにした。ストロボは迷った末、持たないことにした。これが失敗ではあったが。
 
 
 
NIKON D40 (Black)SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMrapid
NIKON D40 (Black)TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)NIKON D40 (Silver)NIKON AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
NIKON D40 1号機には、虎の子のSIGMA85mm。これは雨が降らない間だけ使うつもりの俺的には高級のレンズだ。Rストラップは自作の首かけ用1本のみ。NIKON D40 2号機には、タムロンの90mmマクロ。どうしてもAFに難がある。NIKON D40 3号機には手振れ補正つきの18-55mm標準ズーム。外撮りに理想的な焦点距離は、カメラマンの人数や人種の影響も受ける。結果的には、この日は近くで撮りたがる人が多すぎて長玉で撮るのは難しかったから、こいつが重宝した。背景がボケないけど、これならピンをはずすことは少ない。
 
 
 

 
井上愛美_01_22
NIKON D40 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR (22mm f4.0 1/400sec ISO200)
というわけで、18-55mm。ふだん127mm相当で撮ることが多いので、換算33mmになるとかなり広角の部類だろうとは思うのだが、それでもいわゆるパースを利用したおもしろ写真にはならない。というか狙ったものはだいたい失敗しており、結局顔を中央に寄せた無難な写真が残ってくる感じ。たまにアングルが凡庸だと言われるけれども、いろいろ狙ったものは失敗写真になってることが多いわけで。
 
 
 
井上愛美_02_18
NIKON D40 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR (18mm f5.6 1/250sec ISO200) + 内蔵Flash
これは内蔵ストロボを(防水コンビニ袋越しに)焚いているのだけど、ふつーに赤目しちゃってる。うーむ。でもここはストロボ焚かないと顔真っ黒になっちゃう。
 
 
 
井上愛美_03_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.8 1/320sec ISO200)
85mmだとやっぱりボケますなぁ。。。典型的な写真ではあるのだが。
 
 
 

 
蜂谷由梨奈_01_90
NIKON D40 + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 (Model272) (90mm f2.8 1/250sec ISO200)
午前はシグマとニコン。雨の降り出した午後はタムロンニコンを使った。タムロンマクロは近景ではうしろがボケないので、これくらい。本当はマイクロフォーサーズでも良いかと思ったりもするのだが、ボケ指数計算表からいうと、45mmF1.8でもタムロンマクロほどはボケないのでいまいちだよな。。。ピントは全部合うだろうしSSも稼げるだろうけど。
 
 
 
蜂谷由梨奈_02_90
NIKON D40 + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 (Model272) (90mm f2.8 1/500sec ISO200)
みんながすぐ寄りで撮りたがるところ、レフ係さんの演出で遠めから。一番雨がひどい時間帯だった。
でも、もうちょっと遠くてもいいくらいなんだよな・・・タムロンだと。
 
 
 

 
浅見明日香_02_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.4 1/1600sec ISO200)
これも85mm。午前は雨が落ちてこず、したがって高級の明るいレンズを使えたので良いのだが。。。
 
 
 
浅見明日香_03_38
NIKON D40 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR (38mm f5.6 1/15sec ISO200) + 内蔵Flash
こっちは広角+内蔵ストロボ。午後は雨が落ちたりやんだりで、コンビニ袋に包んだ安いレンズを使った。それで手振れ補正のあるズームのほうは大丈夫なものもあるのだが、普段晴天でしか撮らないため、ここまで暗くなるのか・・・と。空の入らないシチュエーションでこの天気だと、実際のところ撮影枚数の半分以上はブレ写真になっていた。感度が自動的に上がる設定をすれば良いのだが、ストロボ使うなら止めたいし、とかいろいろ欲を出すと苦しむ。RAWで撮るんだから暗くてもノイズでても消せるんだからブレないことを最重視すべきだったと今は思う。かろうじてブレてないものの中から、ストロボ直射の、写真としては凡庸なものが多発。
 
 
 

 
池谷有沙_01_22
NIKON D40 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR (22mm f5.0 1/80sec ISO400)
写真と自転車が趣味という池谷さん。のブログを見たらアイホン4の写真ばっかりでガックシしたりしなかったり。お遍路したい。
 
 
 
池谷有沙_02_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.4 1/320sec ISO200)
85mm。普段は撮りたいモデルさんを決めて一人を追うパターンが多くなってきた最近だが、この日は全員まんべんなく撮った感じで。
 
 
 

 
武田奈々_01_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.4 1/800sec ISO200)
この日一番ホトジェニックな感じがした武田さんは人気もあった。しかし海外旅行が趣味という女性と海外トークで盛り上がった経験が俺には1度たりとも、ない。「海外」にもいろいろあるしのう。。。
 
 
 
武田奈々_02_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.8 1/400sec ISO200)
午前中はそこそこ「写った」写真にすることができていたのだが、
 
 
 
武田奈々_04_90
NIKON D40 + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 (Model272) (90mm f2.8 1/40sec ISO200) + 内蔵Flash
雨の午後は9割手ブレ写真になってしまった。RAW現像でどうにかごまかした1枚がこれ。換算135mmで1/40sec、手ブレ補正なし、ビニール袋入りカメラの手持ち、俺の技術ではこれで限界。
 
 
 

立松春紀_01_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.4 1/4000sec ISO200)
一番多く撮ったのは立松さん。1vs1の時間帯もあったのだが、本当に俺は全く会話のできない男だ。なさけない。
 
 
 
立松春紀_02_85
NIKON D40 + SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM (85mm f1.4 1/640sec ISO200)
俺のアイデアではなく、別のカメラマンさんのアイデアで、銀レフをかなり近くから当てて、アイキャッチが綺麗な1枚。
 
 
 
立松春紀_03_90
NIKON D40 + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 (Model272) (90mm f2.8 1/200sec ISO200)
午後は85mmを封印し、90mmで。
 
 
 
立松春紀_04_90
NIKON D40 + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1 (Model272) (90mm f2.8 1/50sec ISO200) + 内蔵Flash
シャボン玉の演出はありがちではあるものの、ピント合わせをマニュアルにすべきだったか。。。シャッタースピードも稼げず(今思えば感度あげればいい話なんだが)なかなか手際の悪い撮影となってしまった。
 
 
 
というか、俺、本当は、EOS 5D MarkII 使いたいんだよね。。。
 
という思いがあり。。
 
 
 
モデル:ミス慶應2011候補
場所:葛西臨海公園
日時:2011.11.06 11:00〜15:20 雨時々曇
カメラ:NIKON D40 / NIKON D40 / NIKON D40
レンズ:SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM / TAMRON SP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E) / NIKON AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR
主催:FOTO-JO撮影会
 
 
 
カメラ関連にかけるコストが嵩むに連れて、どうにもカメラ趣味でない人の理解を得る見込みのない世界領域に入ってしまうため、それゆえに、カメラ歴が進むほど、機材の話はあまりしなくなるんじゃないかな。。。