ポン炊きにもほどがある
なにがイラッとくるって、カメラの上のホットシューに外付けクリップオンストロボをつけてポンッて焚いてハイ撮れました、という写真なわけで。
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カメラを縦持ちする時に右手を上側にするアクティブ派と、右手を下側にするブレない派に分かれるんだろうけど、右手上派は影が右に、下派は影が左に、いやGIGAZINEが唐揚げを撮るのにNIKON D3Sを使用していたように、この写真も縦持ち機能のあるプロ機かもしれない。だからストロボが左側になって影が右側に出来るんだ・・・悔しい・・・俺もD4ほしい・・・
だけども誰かを批判したくなったときに俺はしばしば、あのスコット・フィッツジェラルドの言葉を思い出すわけだ。「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」と父は言った。「世間のすべての人が、お前のように恵まれた条件を与えられたわけではないのだと」
ソフマップ・カメラマンは望みもしないのにNIKON D3sを渡されて、それでストロボをポンっと焚いて撮らざるをえなかったのかもしれないし、かくいう俺だってCP+の写真を見てみれば、
ストロボをポンっと焚いて影が右側に出ているではないか。しかも焦点距離が75mmなのにシャッタースピードが1/50sec。手振れ補正もないから顔がブレているではないか。こんな写真を撮っている分際でどうしてソフマップを非難できるだろうか。
吉木りささんを撮るためにパシフィコ横浜へ行ったときに持参したのはEOS 5D MarkIIとストロボ430EXIIだった。カメラのホットシューにそのままつけていたから右側に影が出た。これを上のようにレンズの真上に縦向きに発光面が来るようにすれば影は出ない。だからこうすれば良かったのだ。
屋外の撮影会でもこのようなセットを組んでくる人はいるのだけど、彼らには意図があるかもしれないが、実は背中に壁のない場所で撮る場合には、このようなセットを組む意味はあまりない。ホットシューにつけておけば、右手を上にしたり、下にしたり、好きなように撮れるのだが、ブラケットを組んでしまうと右手を下側にした撮り方しかできなくなる。そして俺は普段、右手を上側にしたい派である。
この程度のセットならば重量もさほど増えないし、縦持ち時の荷重バランスも悪くないから楽だと感じる人はいるだろう。けれども右手を下側にすると、もろもろの操作がしにくくなり、アングルの変更も難しい。手ブレはしにくくなるが。ただ、どうしてもカメラの左側にストロボが来て右手位置が下になることを嫌っていろいろ工夫する人はいるみたいだ。
A.汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOG
B.縦位置ストロボの考察 ( その他趣味 ) - 撮っちゃいました - Yahoo!ブログ
Aの人は海外製のブラケットを使っている。しかし光軸がズレている。レンズの真上に発光面が来ていない。これではホットシューでポン焚き、ほどではないにせよ、影は出てしまうだろう。
Bの人はそこを解決している。しかも縦持ちでも横持ちでも簡単に位置を切り替えられるようにしている。が、発光面が縦横あべこべである。これでは近接になるほど照射角不足が目立ち、TTLオートで撮るのは厳しいはずだ。
俺のブラケットは右手が下側になる不便さはあるが、光軸、縦横ともあっている。ただ、普段使っている580EX2ではなく軽量の430EX2にしたのは、CP+の会場は暗いだろうからシャッタースピードが1/200より速くなることはないし、天井バウンスができるような低い狭い会場であるはずもないから直射せざるを得ず、ノーマルストロボを直射するのだから光量はさほどいらないだろう、という判断からだった。のだが、よく考えると、そのような条件では430EX2にする間でもなく、むしろ270EX2でも十分なのではないだろうか。
というわけで270EX2を組んだ。かなりコンパクトになる。が、むしろL字ブラケットが余って邪魔である。このストロボ位置調整用のブラケットは各種売られているのだが、実は光軸を合わせて最軽量で縦持ち用セットが組めるような板はリリースされていない。これも悩んでネットを画像検索してみると、お店では見たことのないいい感じの板の画像が出てきた。
http://www.ginzado.ne.jp/~kaoru/html/cosplay/blog/log_05/05_09.html
なんと、万力で挟んで手で曲げたというのだ。すごい。
というわけで、自分もやってみた。万力はないが、以前ティルトレンズをつくろうとしていた頃に買った工具で挟み込んでどうにか曲げた。
理想型だ。右手が下側になる点は変わらないが、この装備でCP+に行けばよかったのだ。穴の使う位置を変えればもう少し板のはみ出し部分もなくなる。すばらしいな、よしブログに書こう、そう思ってニヤニヤしていたのだが、L字ブラケットの2枚重ね、をやめて、万力で曲げたブラケット1枚にしたことで、もう一工夫、可能なのではないか、と思いついた。つまり、
うおお、右手上側にもできるじゃん! しかも光軸、縦横あってる。シャッター押す手の邪魔にもならない、17mmでもケラれない、なにより荷重バランスが良くてカメラが軽い! すばらしい! ただしこの人のAF補助光は目つぶしビームのため、オフにしとくべき&必要なほど暗い場はまずい。
角度を変えれば、邪魔になったりなんだりする場合は調整すればいい。ネジはもう少し大きくて回しやすいのを調達しよう。というか、簡単にできることなのだった。あまりやってる人を見かけないのはなぜか。右手が上側になる縦持ちブラケット。
これだと、低感度に撮りたくて天井がない場合のLambency shadeよりも優秀な結果が出るかもしれない。とくに、被写体にソフティな光よりも直射のほうが良い場合(=布面積少ないとか)なども。
てことで、以上は壁が近く、天井が高く、外光が少なく、かつ照明がヘボく、ストロビストが自分ひとりではない、屋内の話。本当に今日書きたかった別の記事のためのメモが以下▼
ガイドナンバー
機種 | 照射角mm | 14 | 18 | 24 | 28 | 35 | 50 | 70 | 80 | 105 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
580EX2 | 1/1 | 15.0 | - | 28.0 | 30.0 | 36.0 | 42.0 | 50.0 | 53.0 | 58.0 |
430EX2 | 1/1 | 11.0 | - | 25.0 | 27.0 | 31.0 | 34.0 | 37.0 | 40.0 | 43.0 |
580EX2 | 1/2 | 10.6 | - | 19.8 | 21.2 | 25.5 | 29.7 | 35.4 | 37.5 | 41.0 |
430EX2 | 1/2 | 7.8 | - | 17.7 | 19.1 | 21.9 | 24 | 26.2 | 28.3 | 30.4 |
580EX2 | 1/4 | 7.5 | - | 14.0 | 15.0 | 18.0 | 21.0 | 25.0 | 26.5 | 29.0 |
270EX2 | EXT | 5.5 | - | - | - | - | 19.0 | 23.0 | 24.5 | 27.0 |
270EX2 | NOR | 5.5 | - | 12.0 | 13.0 | 15.0 | 16.5 | 18.0 | 19.5 | 22.0 |
430EX2 | 1/4 | 5.5 | - | 12.5 | 13.5 | 15.5 | 17.0 | 18.5 | 20.0 | 21.5 |
580EX2 | 1/8 | 5.3 | - | 9.9 | 10.6 | 12.7 | 14.8 | 17.7 | 18.7 | 20.5 |
キヤノンの外部ストロボの型番にはガイドナンバー×10の数字がついているから580EXIIを買えばガイドナンバー58なんだが、これはよく知られているように照射角105mmにした場合の話であって、そんな望遠で取らない場合は相応にGNが下がることになる。俺はガイドナンバーの数値からどれくらいの明るさだな、という計算を瞬時にできる理系脳ではないので、どのシーンでどの季節の何時ごろのどんな天気でどっち向きの太陽か、などから、フル発光よりどれぐらい弱めるか、で明るさを考えて1枚撮り、それとの相対で2枚目から適正露出を得る、ということをしたりする。上表の青字がキヤノンの主張したいガイドナンバーだが、35mmというギョーカイ標準で計算すると、赤字の数字がそのストロボのパワーと考えたほうがよさそう。
・CANON 580EXIIは36.0。
・CANON 4800EXIIは31.0。
・CANON 270EXIIは15.0。
となる。ちなみにEOS 7Dの内臓ストロボがガイドナンバー12と言っているから、キヤノン式に105mm換算で言ってるのだとすれば、35mmのときは6.0とか7.0あたりになるんだろうか。580EXIIで1/16とか1/32ぐらいに押さえたときぐらい、てことだ。
ストロボマニアなサイト情報を見ると、580EXIIの35mmGNは、取説の36.0に対して、十分に休ませた後の発光で39.0、連続発光で34.3という数値になってる。同じく430EXIIの取説31.0に対して、休息後は34.3、連続では26.0(このストロボは連写に弱い)とある。中国製の安いYONGNUOのディスコン、YN-560では休息後に34.3、連写では26.9のようだ。
キヤノンやニコンは自社でストロボを作っているわけではなく、全部二次請け(パナソニック)につくらせている。ニコンはセンサーも二次請け(ソニー)につくらせることが多い。ペンタックスなどはストロボをニッシンにつくらせているというが、このニッシンが出しているキヤノン用もあるDi866 MarkIIなどは優秀で、35mmで41.0。チャージ完了ブザー付き、連続発光リミッターがキヤノンほど厳しくなければすごく欲しいと感じるのだが。※ただ下の動画の右側が866ぽいので安全機能は効いてしまうようだ。
マシンガンストロボのうたうスペックですら、残念な感じかも。
<高速シャッター作例>
<届いている? レフ板のおかげ?>
当面のネックは光量よりも、チャージかもしれない。外部電源を使うとフル20発で安全装置が効いてしばらく発光しなくなってしまう。日中シンクロで雲が見えるレベルまで落とすと被写体を明るくするのにフル発光は避けられない。中古の旧型を漁るか、ニッシンのマシンガンストロボの発売を待つか。高感度にそこそこ強い5D2でも、「輝度差を埋める」使い方では、SSしかいじれない。SSがXの2倍になるごとにGN数値が1/3以下になるという話もある。
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