倉科カナに会いに行く(非モテ自転車お遍路さん3)

  1. 700×23cロードバイクで四国八十八霊場・非モテお遍路さん野宿の旅へ - Blue-Periodさんの日記 (横浜 → 4番・大日寺
  2. 巡礼ヒルクライムの洗礼(非モテ自転車お遍路さん2) - Blue-Periodさんの日記 (5番・地蔵寺 → 12番・焼山寺
  3. いまココ

DAY 4

20091128t02
朝。クスリに頼って寝たためか、頭がクラクラする。でも裏が住宅地だから暗いうちに撤収準備。おのずと早寝早起きを強いられるのだがつらくない不思議。
昨晩近くのデイリーヤ●ザキで買ったジュース等のゴミをデイリーヤ●ザキのゴミ箱に捨てて、ぼんやりと夜明けを待つ。夜には閉店して、朝もジョーシキ的な時刻になってから開くデイリーヤ●ザキ。客の知り合い比率は高く、レジ前の立ち話が尽きない。奥さんのVネックの胸元はゆるく、部外者の俺に見せる笑顔を出し惜しみする理由も必要もない。トイレを借りたいと言えば、生活のほの見える店の奥の狭い扉を開けてくれてさぁどうぞって、そこまでしてくれなくてもいいのにと思う。夕方にはランドセルを背負った娘が帰ってくる、ごくジョーシキ的なデイリーヤ●ザキ。お客様のために最善を尽くすべく24時間全力で闘う都会のアレとは違う業種に見える。COBOLC++ぐらい違う。それは全く異なる職種・業態なのだ。楽をしたければ経営ノウハウを身につけたまえ、きちんと教育して若造もおばちゃんもビシッと管理してお前はのほほんとしてればよろし。※但し会社員として、プロジェクトマネジャーとしてもどんどん出世できるレベルのごく限られた一部の有能な人間でなければ地獄に落ちて過労死寸前になるの当たり前だろ常考ワールド全開のアレと比較して、なんというか、まったく違う存在に見える。これはプロジェクトなんかじゃない、お店なんだ、という感じがする。が、朝は開いてないからトイレが借りられない。コンビニがなければお寺に行けばいいじゃない。
そうだ、夜が明けたらやるべきことは決まっており、選択の余地はない。早速出発。
 
20091128t03
午前7時ジャストに13番・大日寺をゲット。
午前7時のお寺はだいたい掃き掃除などをしていて、納経所に入るとあわてて走ってきて墨汁をドボドボ入れてから書いてくれる。
お疲れ様です。お気をつけて。
 
20091128t04
続いて14番・常楽寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
お疲れ様です。お気をつけて。
 
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さらに15番・国分寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091128t06
16番・観音寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
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17番・井戸寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091128t08
17番が終わると、いったん徳島市街へ戻る。
こんなにサクサク進める箇所は、もう当分ないはず。
 
20091128t10
ネットやりたい・・・という気分でもあったが、まずは腹ごしらえを。
かけうどんと、納豆の定食。
 
20091128t11
さらに自転車店へ駆け込み。
 
20091128t12
予備のタイヤチューブを補充。SPECIALIZEDか。。(バルブが短くてあとで苦しむ)
 
20091128t14
雨がパラつきはじめる。クレラップでナビ子をガード。(しかしすぐ止んだ)
 
20091128t15
スタンドのないロードバイク。立てかけるところがなければ倒して置くほかない。
 
20091128t16
18番・恩山寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091128t17
19番・立江寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091128t19
次の20番・鶴林寺は標高第5位に入るメンヘル寺。(ちなみに12番・焼山寺は第2位だ。)
2週間以上毎日走り続けるつもりなので、あまり無理はせず、押して歩いたり。
 
20091128t22
こちらは途中で歩きに切り替えることなく、登りきった。
20番・鶴林寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091128t21
標高の高いお寺では若い美人さんが納経してくれる法則が発動。しかし
伊東美咲さんですか?」と軽口を叩く精神的余裕は皆無で。
 
20091128t23
お参りが済んだら今度は一気に下り。
次の21番・太龍寺は標高第4位のお寺。山の上のお寺が連続しているからといって、一度登れば両方参拝できるようなケースは皆無。
山が違うのだ。一度降りて、また登らなくてはならない。
 
20091128t24
しかしまぁ、21番の場合は、
 
20091128t25
これがあるということなので。。。
 
20091128t27
自転車そのまま搭載おk。これで登って、下りを自走することに。
 
20091128t28
20分ごとに発車するロープウェイの客は8名ほど。団体ツアーなどがくると満員近くになるそうだ。100人乗っても大丈夫だとか。
「物置みたいだな」と誰かが言うと、8人のうちで2人ほどが笑った。
 
20091128t29
男性ガイドさんが同乗していろいろ解説してくれる。客いじりもお手の物。早速自転車おヘンラーとしてイジられる。数は少ないけど、そんなに珍しくもないらしい。
自走で登る人もいるが、ここのお寺への道は路面が悪く道も細く交通量だけはあるのでかなりキツいらしい。
 
20091128t30
さっき登った20番・鶴林寺が見えたり。
 
20091128t31
紅葉を見るにはベストのタイミング。
 
20091128t32
お天気のほうはあいにくで遠景はいまひとつ。
 
20091128t33
21番・太龍寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
かなり綺麗な境内。
実は自販機の有無やトイレの清潔度など、お寺ごとに個性はある。のだが、それについては書かないことにしよう。。。(ココは綺麗)
 
20091128t35
バス&ロープウェイの人たちも、階段は登る。お年寄りの人は大変だな、と思ったり、でも登れるんだから働き詰めのサラリーマンは席譲る必要ねーだろと思ったり、いろいろと思考が錯綜。。。まぁ、お遍路するぐらいだから基本的に元気な人たちだ。
 
20091128t36
境内は自転車走行禁止。押して進んで仁王門を出ると、
 
20091128t37
プリントアウトものの下り坂がはじまる。
 
20091128t38
今回のお遍路全体では最凶勾配27%までの下り道を走ったけれども、重要なのは傾斜だけでなく交通量と路面状態。
こんな細い崖の道で路面がボロボロで落石注意の看板が出ていると、真剣に怖い。
 
20091128t39
制限速度5km/h。(は、さすがに守りかねるが・・・)
 
20091128t40
雨がパラついたり曇ったりの天気だったが夕刻が近づく。
本日の山場は終了したので、あとは平坦な道を快速に飛ばす。
 
20091128t41
22番・平等寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
ロープウェイで同乗したメンバーに再会した。「あらぁ自転車で早かったわねぇ」と。
しかしなかなかこちらは歩きやバス遍路の人々の顔を覚えられない。覚えているのは赤い眼鏡の似合う彼女だけなんだが、もうずっと先に進んじゃったのか、そもそも全寺を回る予定じゃないのか、見当もつかない。
 
20091128t42
お寺のまわりにはだいたい、付近か、次のお寺界隈の宿広告が出ている。電話して、予約して、向かうだけなら楽だよな。。。いや迎えにきてくれるのだ。自転車テントでつらいのは、安心してビバークできそうな場所がちゃんと見つかるかどうか不安なことだ。手持ちのガラパゴス携帯でネット見る気はしないし、電池は温存したい。雨風に対処できるか。車の騒音がひどくないか。野犬は出ないか。イノシシは出ないか。。。明るいうちに切り上げて探せばいいのだろうけど、どうしても17:00ギリギリまではお寺を進みたいし、過ぎたとしても次が遠ければ、なるたけ次のお寺に近いところでテントを張りたい。
23番まではまだ距離があるようだ。今日の参拝は無理。国道55号線で20kmとあるが自転車にとって上りと下りとでは1kmの意味がぜんぜん違う。「快速へんろ」のプリントアウト地図を見ると、55号を途中で離れて海岸沿いのクネクネ道が勾配も緩く景色も良くてオススメと書いてある。
 
20091128t43
「快速へんろ」にしたがって進むことにする。これに頼ると、ナビ子(38)にはお休みいただくことになるので、残りの距離数とか、到着予想時刻などを見られないのが不安。「快速へんろ」にも距離や所要時間の表示はあるのだが、ポイントが細かく刻まれているのでかなり大量の足し算をしなければならない。走行中には計算できない。
 

日和佐への道

20091128t44
長すぎて書ききれないお遍路な日々のウェブログ。端折るべきは端折って書けばいいのだが、(そしてこれでも膨大な数の写真を割愛しているのだが)それでも、22番・平等寺から、ウェルかめの舞台・日和佐、23番・薬王寺までの道は、ごく個人的に印象が深く、たいした写真は撮っていないものの、なにか書いておきたい気がする。
 
20091128t45
55号を離れると交通量が極端に減り、上り坂が続く。続くのだが、思い返すに、夜の長い上り坂は初体験だったのではないか。
 
20091128t46
「景色のよいルート」というコメントに惹かれて選んだものの、夜になっては意味がないことにも気づかずに夢中で走る。なんと名づけたらよいか、道はどんどん細くなり、傾斜がどれほどなのか視覚では分からなくなり、しかし間違いなく上りだ。つらくないレベルの上りが延々と続く。俺は山を越えようとしているのだろうか。傾斜はつらくないのだが、道は細かいカーブがうねうねと続く。カーブしていることに気づくのはカーブの直前である。視界がきかない。LEDのほかに単三電池2本を数時間で使い切るレベルの明るいライトを2本つけてはいるが、路面照射を重視しているので遠くは見えない。傾斜が分からず、次にどっちにカーブするのかも分からず、左右の景色も分からず、たまに列車の音が聞こえたり、俺はどこを走っているのだろうか、ふだん使わない神経を研ぎ澄ませて走る。「景色のよいルート」とはなんだろう。昼に走ったらどこがどう美しいのだろう。見えないので想像する。想像するから時間を忘れるかと思いきや、時の経つのが異常に遅くなっている。時計を見ても、1分も経っていなかったり。なにか変だ。随分走っているのに、まだ上るのか? 山越えではないはずだが。道を間違えたか? ナビ子の画面にタッチする。SONYナビ子は目的地を設定しているときには音声案内をしてくれるので大変重宝するが、地図そのものは(とりわけ大きな市街地以外では)かなりしょぼくて見づらいところがある。クリーム色のバックに灰色の細い線=道がクネクネ引かれているだけで縮尺がどれぐらいか忘れてしまう。クリックすると、ああ、ずいぶん細かい縮尺だったな、俯瞰してみよう、あれ、俯瞰しても日和佐の街はぜんぜん見えてこないな・・・そして道はまだ上りだ。どこかで進路を間違えて意味もなく山を上りはじめているのだろうか。分からん。方位は? おや、進行方向が逆じゃないか? 俯瞰していくと、南西へ向かうべき自分の三角アイコンが北東を向いている。どこで間違えた? ずっと一本道だぜ? でも本当か? だいぶ上った。戻るのは勘弁。しかし──と、かなり冷や汗をたらしてから、なんだそうか、道がクネクネしているからたまたま北東を向いていただけじゃないか、と気づく。気づくまでに時間がかかる。それにしても上りが長い。ざわざわ音がするのはなんだろう。イノシシは勘弁。いや草木の揺れる感じではない。なんの音なのか。
 
20091128t47
しばらく進んではまた立ち止まってナビ子を触っていると、ハンドルがカクンと左を向いた。前照灯に照らされて、そこに線路があることにビックリする。え! こんなに線路沿いの道なのか、そしてその先、線路の奥は崖になっていて、その先はすぐ海であることに気づいた。え? 海なの? ぜんぜん気づかなかった。景色が良いとはこのことなのか。ああ、波の音だったのか。よしカメラ。しばらくシャッタースピードを遅くして何枚か写真を撮ってみたが、海はぜんぜん写らない。肉眼では見えているのだが、どうもカメラでは捉えられないようだ。仕方なくシャッタースピードを戻してフラッシュを焚くと、線路だけが写った。
 
20091128t48
それでも自分の走行ルートが正しいことを確信できたのは、この旗を見てからだった。
「ウェルかめ」! 日和佐の美波町。ここでお遍路宿に泊まれば、倉科カナに会えるのだ! 一流ファッション誌の編集者を目指した主人公が突如廃刊・クビになってお遍路宿を営む実家へ戻り、海がめに導かれるように人生を大転換。故郷と向き合っていくそんなストーリー・・・らしいのだけどそれを知るのはずっとあとのことで、頭の中は完全に( ゚∀゚)o彡゚おっぱい状態に。。。疲労のためかもしれない。。。
 
20091128t49
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡゚おっぱい
 
20091128t50
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡゚おっぱい
 
20091128t51
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡゚おっぱい
 
20091128t52
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡゚おっぱい
 
20091128t53
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡゚おっぱい
 
20091128t55
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい( ゚∀゚)o彡 おっ!
 
なにか見えてきた。(それがライトアップされた23番・薬王寺であることはまだ分からなかったのだが)
 
20091128t56
日和佐の鉄道駅に到着。夜風が強くなってきた。クソ寒い。
夏場のサイクリングは止まると暑いわけだが、冬場のサイクリングは止まると寒い。冬はあたたか、夏は涼しい自転車の力にあらためて感心する。オートバイクなら凍えて挫折してるんじゃなかろうか。。。
 
20091128t57
少し道に迷ったあと、駅の反対側へ、そこに道の駅・日和佐がある。
めぼしい休憩所を見つけられないとき、夜遅くなって公園だのキャンプ場だの休憩所だのを捜索する余裕もないとき、迷わずに行けてどうにかなりそう、と考えたのが道の駅だ。(ただし野宿を厳禁している道の駅もあるし、厳禁してなくたって歓迎はされてない)
 
20091128t58
すぐ裏手が鉄道駅だけれども、本数は少ない。
 
20091128t59
すでに閉店後の午後7時、広い駐車場の真ん中にあずま屋があるけれども、ちょっと目立ちすぎる。
 
20091128t60
ので、建物の裏手をお借りして・・・良い子は絶対にマネしちゃだめですなぁ。。。
風がどんどん強くなっていたので、壁と柵に囲われていないと不安だったというのもあり。
 
20091128t61
3日めのビバークで初めてお水とトイレのある場所で野宿。安心してコンビニ食系男子っぷりを全力発揮。
 
20091128t62
店は閉店していても、トイレは24時間解放なので、通りがかりのドライバーさんたちがひきりなしに出入りする。電車が来ると、数少ない乗客も、こちらのトイレに来るようだ。少し落ち着かないが、もろもろ自前充電を開始。(電池を食うのは非LEDの前照灯とナビ子・・・そのためのブースターだ。ケータイは、昨日今日でハイクを少々と、ブクマをちょっとした程度なんだが・・・)
 
20091128t63
この日の夜は、風が猛烈に強かった。テントがバタバタミシミシ音を立てた。
テントに入っても少々の震えがきた。仕方なくすぐに寝袋にもぐり、午前4時半にケータイ目覚ましをセットして、そのまま寝た。
 

4日目 11/28 13番・大日寺→22番・平等寺

2009/11/28の走行ログ
走行距離=103.28km(計測漏れ4km+4km含む)
走行時間=05:58:08(計測漏れ分含まず)
平均時速=16.0km/h
最高時速=42.5km/h
累計走行距離=264.41km

 
 
 

Day 5

20091129t01
朝。目覚ましに気づかず、この日はぐっすり6時まで。
目の前の線路をはさんで住宅があり、これはいかんとすぐに撤収作業。
  
20091129t02
風が強くて寒かった昨晩だが、テントのベンチレーターを広く開けて風通しを良くしたためか、この日のテントはまったく湿っていなかった。なるほど風をガンガン通せば結露しないわけだな。寝袋あったかいんだから、そうすりゃいいんだ。。。
 
20091129t03
電車も来る。通勤ラッシュかと思いきや、人はぜんぜん乗ってない。
 
20091129t04
道の駅日和佐からは数百メートルで、23番・薬王寺をゲッツ。
 
20091129t05
これが昨日見た、あのライトアップだったんだな。
 
20091129t06
朝日に照らされた日和佐の街。どこかに宿があって、倉科カナがいるんだ。
 
20091129t07
さて、どこにいるんだろうか。
早朝の町並みを歩いても、誰もいない。
 
20091129t08
すぐに飽きてしまい、次へ進むことに。なんとなく、もう少し妄想を膨らませるような、たとえばどこか面影のある女子が一眼レフカメラもって歩いているとか、そんな光景が見られればいいのにと思ったが、誰もいなかった。いるのは自動車だけ。歩いている人なんていない。
 
20091129t09
また来ることがあるん>だろうか。。。
 

室戸岬

20091129t10
23番を出ると、次のお寺は室戸岬の先っぽまでない。
 
20091129t11
寺が密集しているゾーンでは小回りの効く「歩き遍路」がお気楽で、ロードバイクよりカゴつきママチャリのがとても便利、に見えるけど、ここから先は圧倒的にロードが有利になる。おそらく全行程で最も長い平坦道を走る国道ルートで、かつ、歩きの人と経路が重なる地域だ。歩きの人はひたすら車道沿いを歩かされるので単調で大変。夏なら日差しも避けられず地獄だろう。
 
20091129t12
というわけでガンガン飛ばすのかというと、足はもうヘロヘロになっている。握力もなくなって、休憩所があるとすぐ休んでしまう。
 
20091129t13
意見を求めるパンフというか。
 
20091129t14
お遍路さんがかわいそうだから道路つくろうZE!てことらしい。
 
20091129t15
車や自転車と、歩きの遍路が同じ道を使うゾーンがこんなにありますよ、と。
 
20091129t16
旅のノートもあり、海外の日本人宿なんかでは、いろんな人の情報とか盛りだくさんで面白かったりするけど、
 
20091129t17
誰もなにも書いていない。ただの白紙のようだ。
 
20091129t18
仕方ないので、俺だけ記念に書いてみる。
 
20091129t19
休憩所の次はローソン。基本的に、肉まんを食う。
 
20091129t20
このあたりから、バス停がいい感じになってくる。いざとなったらテント張れそうな。
 
20091129t21
それにしても、フェリーの「展望風呂」以来、風呂に入っていない。どこかにないかと思い行ってみるが、ここは11:00開店。まだ早いようだ。
 
20091129t22
海沿いの道が延々と続く。
 
20091129t23
山登りになればつらいといい、下りになれば手が痛いといい、平坦道になると退屈だという。
 
20091129t24
じゃあ、どんな道が走りたいのだろうか。分からない。
 
20091129t25
そして、お風呂に入りたい。
 
20091129t26
ぽつぽつと人の姿が見える。お風呂だろうか。
 
20091129t27
違う、サーフィンか。寒くないのかな。
 
20091129t28
やったことないから分からない。
 
20091129t29
やがて、道の駅・宍喰温泉に到着。温泉に入りたい。
 
20091129t30
オートバイク・ツーリングの人々。正直、自転車で下り50km/hを恐怖する自分は、バイクなんか乗れないよな、と思う。
 
20091129t31
どうやらここが徳島最後の拠点らしい。
 
20091129t32
さて、温泉だが・・・あれ? 隣のホテルへ行けか。
 
20091129t33
しかしホテルは大改装中。うむむ
 
20091129t34
でも営業はしているようだ。ネットが使えるようなので、温泉営業開始の11時までブクマで時間を潰す
 
20091129t35
フロントに頼んで、電源も使わせてもらう。実は、手持ちのエネループやブースターはからっぽ状態だった。危なかった。
 
20091129t36
11時になったら、2Fに登って、
 
20091129t37
ひさしぶりのお風呂だ。
 
20091129t38
檜風呂。
自分は基本的に大きな浴場に行ったらすべての浴槽につからないと気が済まないほうで。
 
20091129t39
おおお大浴場。そして、誰もいない。MOTTAINAI
 
20091129t40
あんまり長湯してると室戸まで行けなくなるなー、と思いつつ、ブースターの充電をしているので、すぐにあがるのもアレだし。。。
 
20091129t41
かつおの炙り丼、1050円。
 
20091129t42
久しぶりにサッパリしてご飯も食べた。ナビ子も充電した。のだが、手持ちの衣服は汚い汗まみれのままなので、あんまり意味ないなー。。。というわけで再出発。
 
20091129t43
やがて、高知県に入る。お遍路旅においては、難所だらけの「修行の土佐」だ。
 
20091129t44
この辺は一家に一台ボートがあるんすかね。
 
20091129t45
土佐の海1
 
20091129t46
土佐の海2
 
20091129t47
ひたすら進むだけ。歩きの人は本当にすごいなと思う。
 
20091129t48
どうにか室戸岬まで到着。もうすぐ夕暮れだ。
 
20091129t49
24番・最御崎寺(ほつみさきじ)の案内看板を発見。右折、と、右を見ると、
 
20091129t50
UZEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
高知のお寺は標高こそ高くなくても、こんなんが多い。
 
20091129t52
もう足が木の棒みたいになってるので押して歩く。勾配は10%ぐらいだけど。
 
20091129t53
24番・最御崎寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091129t55
太平洋を眺める。
 
20091129t56
続いて、平地の、25番・津照寺を(σ・∀・)σ<ゲッツ!
 
20091129t57
26まで終えるとテント場所は豊富にありそうなんだが、今日は無理ぽ。
25〜26の間で休めそうな場所を探さねば。
 
20091129t58
「快速へんろ」地図で目をつけていた亀の休憩所には先客ありorz
リヤカーを引いて歩き野宿遍路してる方でした。
 
20091129t59
仕方なく少し進むと、道路より一段低い平地を見つける。
 
20091129t60
この辺でいいかーと思い、しばし様子を見ていると、どうも近所の方々の犬の散歩コースになっているようで、めちゃくちゃ吠えられたりして断念。
 
20091129t61
自転車をロックして、砂浜まで降りてみる。
歩きならば海辺や川原でいくらでもテント張れるんだろうけど、自分の場合、ロードバイクが入れるところじゃないとなぁ。。。砂浜は無理。。。
 
20091129t62
そして橋の反対側にコンクリで砂浜の高さまで降りれる箇所を発見。そこにテントを張ることにした。
 
20091129t63
橋の工事をしているのか、資材置き場があり、近くにプレハブ風のトイレもあった。紙もあったし、トイレ用洗剤も置かれていた。
 
20091129t64
深夜に少し雨が降ってきた。テントが雨音で猛烈にうるさくなるので目が覚める。
あわてて自転車にブルーシートをかぶせる。そして二度寝
宍喰温泉で軽く充電はしたものの、ナビ子と前照灯、あと半日ぐらいしかもたない気がする。
乾電池をコンビニで買えばいいのだけど、非常に割高になる。
なんとか、どこかで、本格的な充電をしないとな・・・
 

 

5日目 11/29 23番・薬王寺→25番・津照寺

2009/11/29の走行ログ
走行距離=88.16km
走行時間=05:00:58
平均時速=17.6km/h
最高時速=39.7km/h
累計走行距離=352.57km

 
Part4へつづく...